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28.黙って帰る帰り道 (斎藤・夢主)
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軍人を撃ったのは武尊が隠し持っていたもう一つの短銃。
人質にとられていた御夫人が撃たれた軍人を見てショックで倒れ、それを機にあちこちで悲鳴とどよめきが館内を覆った。
斎藤が館内へ走って足を踏み入れたのはそんな時だった。
斎藤達、館外の警官は五名の不審な軍人を捕獲した所だった。
軍人を逮捕する権限がないので、とりあえず正当防衛という形だったが。
館内で銃声がするたびに武尊のことが気がかりだった斎藤は、今、館内の状況を知る。
「武尊!」
人だかりの中に武尊はいた。
「斎藤さん・・・・。こっちは終わりました。」
武尊の足元には撃たれた男が横たわっていた。
斎藤はさらに向こうの血は流してないが倒れている男を確認した。
「後、二階の踊り場にも一人死んでます。どうすればいいでしょうか。」
武尊の声はしっかりとしてはいたが機械的で、斎藤は自分の目を見ないで話す武尊を見ながら
「どうしますか、ね。警視総監。」
と、その場にいる川路に返答を求めた。
そして上官だらけの会場で煙草に火をつけ、ふぅ-っと煙を吐きだした。
状況報告も何も、ここで起こったことはすべての人間が見ていた。
間もなく夜会の中止が決まり解散となった。
各御夫人方を遅くまで男達に付き合わせておけないということでほとんどの客が帰宅した。
今夜は簡単な現場検証のみで、武尊の処遇と状況の解明は明日に持ち越されることになった。
人質にとられていた御夫人が撃たれた軍人を見てショックで倒れ、それを機にあちこちで悲鳴とどよめきが館内を覆った。
斎藤が館内へ走って足を踏み入れたのはそんな時だった。
斎藤達、館外の警官は五名の不審な軍人を捕獲した所だった。
軍人を逮捕する権限がないので、とりあえず正当防衛という形だったが。
館内で銃声がするたびに武尊のことが気がかりだった斎藤は、今、館内の状況を知る。
「武尊!」
人だかりの中に武尊はいた。
「斎藤さん・・・・。こっちは終わりました。」
武尊の足元には撃たれた男が横たわっていた。
斎藤はさらに向こうの血は流してないが倒れている男を確認した。
「後、二階の踊り場にも一人死んでます。どうすればいいでしょうか。」
武尊の声はしっかりとしてはいたが機械的で、斎藤は自分の目を見ないで話す武尊を見ながら
「どうしますか、ね。警視総監。」
と、その場にいる川路に返答を求めた。
そして上官だらけの会場で煙草に火をつけ、ふぅ-っと煙を吐きだした。
状況報告も何も、ここで起こったことはすべての人間が見ていた。
間もなく夜会の中止が決まり解散となった。
各御夫人方を遅くまで男達に付き合わせておけないということでほとんどの客が帰宅した。
今夜は簡単な現場検証のみで、武尊の処遇と状況の解明は明日に持ち越されることになった。