※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
27.狙われた夜会 (斎藤・川路・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
会場が悲鳴とざわめきに包まれる瞬間、海軍軍人が走り出した。
だが、彼らが走り出す数コンマ早く武尊の方が先に動いた。
明確な殺意が三つ。
武尊は目で追うよりも気配で動く。
一人目、
武尊の後ろ。
川路の方を向いて、ホルスターより取り出した短銃を一発ぶっ放す。
川路が一瞬『信じられない!』という顔をして武尊を見るが、弾丸は川路の顔の横を通って後ろから川路を狙ってサーベルを振り上げた軍人の手を撃ち抜いた。
二人目、
武尊は再び前を向き抜刀しつつ走って来た軍人に向かって銃を向ける。
「FREEZE!」
と、言ってしまった後に
(しまった!!)
と、心の中で叫ぶ武尊。
いつもの癖で英語で言っちゃった・・・。
当然相手は武尊が何と言ったか理解できなかったと思われ、武尊に向かって斬りつけてきた。
武尊はそれを難なくよけ体を反転させ相手の首を横から短銃のグリップで叩き相手を気絶させた。
そして三人目、
殺気のする方へ向こうとすると、後ろの上の方から逆に
「動くな。」
と、声がした。
悲鳴が一つして、館内が急に静まり返った。
「お前だ、お前。そこの警官。」
と言われ、武尊はたぶん自分の事だと感じ、両手を上げ首だけゆっくり後方へ向け仰ぐように、階段の踊り場にいる軍人を確認した。
側には腕を掴まれサーベルを突き立てられて震えている御夫人。
その軍人は武尊と目が合うと、
「短銃を捨てろ。」
と言った。
武尊は上げている右手に握っている銃を離した。
カッツ。
銃が床をくるくると転がる。
「さて、会場の皆さん、この御夫人の命を助けたければ、そこにいる川路警視総監の命と交換といたしましょうではありませんか。」
と、その軍人は言った。
誰もが動けずにいる。
先ほど武尊に手を打たれた軍人が再びサーベルを握り立ち上がった。
そいつは武尊に
「川路が終わったら次はお前だ、へっ。」
と言って川路に近づく。
「お父様!」
川路の娘が叫ぶ。
川路は何も出来ない事の悔しさで両こぶしを握り締め肩を震わせた。
上から
「殺せ!」
その声が館内に響くかどうかという時に銃声が二発・・・・。
二人の軍人の眉間を撃ち抜いていた。
辺りは水を打ったように静まり返った。
追記:
ネットで明治時代の東京の地図でもないかな~、と探していましたところ、国立国会図書館のデータにいいと思ったところがありましたので、もし、リアル明治にご興味のある方は検索してはいかがでしょうか。
ttp://www.ndl.go.jp/scenery/map/map_o/index.html
ちなみに、上のアドレス、最初のhを抜いております。
ということで、当初『港区』とあったのを『芝区』という言葉を追加しました。
東京府だったころと区割が違っていただなんて今日まで知りませんでした~。(汗)
でも、ドリームなので今後もあまりそこは追及せず・・・、ごほっ、ごほっ。
だが、彼らが走り出す数コンマ早く武尊の方が先に動いた。
明確な殺意が三つ。
武尊は目で追うよりも気配で動く。
一人目、
武尊の後ろ。
川路の方を向いて、ホルスターより取り出した短銃を一発ぶっ放す。
川路が一瞬『信じられない!』という顔をして武尊を見るが、弾丸は川路の顔の横を通って後ろから川路を狙ってサーベルを振り上げた軍人の手を撃ち抜いた。
二人目、
武尊は再び前を向き抜刀しつつ走って来た軍人に向かって銃を向ける。
「FREEZE!」
と、言ってしまった後に
(しまった!!)
と、心の中で叫ぶ武尊。
いつもの癖で英語で言っちゃった・・・。
当然相手は武尊が何と言ったか理解できなかったと思われ、武尊に向かって斬りつけてきた。
武尊はそれを難なくよけ体を反転させ相手の首を横から短銃のグリップで叩き相手を気絶させた。
そして三人目、
殺気のする方へ向こうとすると、後ろの上の方から逆に
「動くな。」
と、声がした。
悲鳴が一つして、館内が急に静まり返った。
「お前だ、お前。そこの警官。」
と言われ、武尊はたぶん自分の事だと感じ、両手を上げ首だけゆっくり後方へ向け仰ぐように、階段の踊り場にいる軍人を確認した。
側には腕を掴まれサーベルを突き立てられて震えている御夫人。
その軍人は武尊と目が合うと、
「短銃を捨てろ。」
と言った。
武尊は上げている右手に握っている銃を離した。
カッツ。
銃が床をくるくると転がる。
「さて、会場の皆さん、この御夫人の命を助けたければ、そこにいる川路警視総監の命と交換といたしましょうではありませんか。」
と、その軍人は言った。
誰もが動けずにいる。
先ほど武尊に手を打たれた軍人が再びサーベルを握り立ち上がった。
そいつは武尊に
「川路が終わったら次はお前だ、へっ。」
と言って川路に近づく。
「お父様!」
川路の娘が叫ぶ。
川路は何も出来ない事の悔しさで両こぶしを握り締め肩を震わせた。
上から
「殺せ!」
その声が館内に響くかどうかという時に銃声が二発・・・・。
二人の軍人の眉間を撃ち抜いていた。
辺りは水を打ったように静まり返った。
追記:
ネットで明治時代の東京の地図でもないかな~、と探していましたところ、国立国会図書館のデータにいいと思ったところがありましたので、もし、リアル明治にご興味のある方は検索してはいかがでしょうか。
ttp://www.ndl.go.jp/scenery/map/map_o/index.html
ちなみに、上のアドレス、最初のhを抜いております。
ということで、当初『港区』とあったのを『芝区』という言葉を追加しました。
東京府だったころと区割が違っていただなんて今日まで知りませんでした~。(汗)
でも、ドリームなので今後もあまりそこは追及せず・・・、ごほっ、ごほっ。