※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
27.狙われた夜会 (斎藤・川路・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夕刻、川路は夜会に出発した。
武尊を連れ、自宅に寄り娘を連れ、港区(東京府芝区)の洋館へ。
馬車の中、川路の娘が武尊に話しかける。
「土岐さん、何か具合でも悪いのですか?」
武尊は別に具合が悪いわけではない。
ただ今夜は特に警護に気が抜けない状況にあるということで緊張しているだけだ。
もちろん川路は警視総監として襲撃計画があるということは知っている。
そして今日の主催、川村海軍中将には通知済みであるが、余計な心配をかけさせまいと娘には言っていなかった。
今夜は何も起こらないで欲しいとは思うが万が一の事を考えて武尊は川路の娘に、
「もし・・・、夜会の最中で何かあったら、例えば遠くで大きな音がした場合は冷静になって近くの警官などの指示に従って下さい。そしてすぐ近くで銃とかの音がした場合・・・、その場に低くしゃがんでください。いいですね。」
と念を押した。
「まあ、そんな恐ろしい事考えたくもないですわ。」
という娘に武尊は
「嫌だから考えないというのでは起こった時の対応ができません。考えられうる事、すべて考えるからこそ生き残る可能性が上がるんですよ。」
と、武尊は答えた。
馬車が止まる。
さあ、夜会の始まりだ。
武尊を連れ、自宅に寄り娘を連れ、港区(東京府芝区)の洋館へ。
馬車の中、川路の娘が武尊に話しかける。
「土岐さん、何か具合でも悪いのですか?」
武尊は別に具合が悪いわけではない。
ただ今夜は特に警護に気が抜けない状況にあるということで緊張しているだけだ。
もちろん川路は警視総監として襲撃計画があるということは知っている。
そして今日の主催、川村海軍中将には通知済みであるが、余計な心配をかけさせまいと娘には言っていなかった。
今夜は何も起こらないで欲しいとは思うが万が一の事を考えて武尊は川路の娘に、
「もし・・・、夜会の最中で何かあったら、例えば遠くで大きな音がした場合は冷静になって近くの警官などの指示に従って下さい。そしてすぐ近くで銃とかの音がした場合・・・、その場に低くしゃがんでください。いいですね。」
と念を押した。
「まあ、そんな恐ろしい事考えたくもないですわ。」
という娘に武尊は
「嫌だから考えないというのでは起こった時の対応ができません。考えられうる事、すべて考えるからこそ生き残る可能性が上がるんですよ。」
と、武尊は答えた。
馬車が止まる。
さあ、夜会の始まりだ。