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26.クマさんができる理由 (斎藤・夢主・時尾・鯨波)
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警察署・拘置所にて。
「おはようございま-す。ええと、こないだ捕縛したアームストロング砲の人ってここでしたよね。」
重い空気の詰まる場所に一段高い透った声が響く。
「なんだねあんたは。」
「藤田警部補の部下で土岐と言います。藤田警部補に言われて来たんですけど・・。」
と、武尊は虎の威を借る狐のように斎藤の名前をちょっと拝借した。
「ああ、鯨波なら奥だ。今はおとなしいがこの間、警察署を燃やして街を襲った事件は知ってるだろう。気をつけろよ。」
と武尊に耳打ちするように見張りの警察官は教えてくれた。
「ふ~ん・・。」
武尊は一番奥の部屋を首を伸ばしてちらっと見た。
臨時の拘置場所という事で数房ある中で人がいるのは彼の所だけ。
「あ、すぐ戻ります。」
と言って武尊は給湯室から洗面器とお湯と手ぬぐいを持ってきた。
「一体何を?!」
という見張り役の警官に武尊は
「後で私を中に入れてくださいね。」
と言うと鯨波の房の前に立った。
「おはようございます。鯨波さん。いろいろ伺いたいことがあるので中に入れていただけますか。」
鯨波はジロっと武尊を見たがまた壁際を向いた。
武尊はもう一度鯨波に話しかける。、
「鯨波さん、今夜その改良型アームストロング砲を使って破壊活動が行われる可能性があります。人々を守る為にあなたの協力が必要なんです。お願いします。」
と言うと鯨波は
「・・・・・この自分が人を守ることができる・・のか?」
「ええ、あなたが使っていたアームストロング砲について教えて欲しいことがあるんです。」
鯨波はもう一度武尊を見た。
それを見て武尊はニコっとした。
「俺が恐くないのか。」
と鯨波は言った。
「目をみたら鯨波さんがどんな人か分かります。この間まではどうだっか分かりませんけど、今は・・・って鯨波さん言って欲しくなさそうだから言いませんけど。信頼できる人、だと思えるからお話させていただいてます。」
っと武尊は言った。
「・・・・・好きにしろ。」
武尊はお湯の入った洗面器と一緒に房へ入った。
「なんだ、それは。」
と鯨波が言った。
「洗面器です。ただ単にお話を伺うだけでは時間がもったいない気がして。鯨波さん傷口の周り土埃りだらけでしょ。血もあちこち付きっぱなしだし。警察も警察でこういう所に雑なんだから。清潔にしないと感染症起こす、ちゅ-の。」
と武尊は言いながら手ぬぐいをお湯につけて絞り手際よく鯨波の体を拭き始めた。
「あ、もし嫌でも我慢してくださいね。私がやりたいだけなのでやらせて下さい。で、早速ですがア-ムストロング砲の射程距離と特性を教えて下さい。」
武尊が鯨波をすっきりさせた頃に丁度話も終わった。
「鯨波さん、本当にありがとうございました。」
と武尊はお礼を言うと、見張り役の警官に
「今夜の破壊活動の可能性があるという話は後で何らかの命令があるまで秘密にお願いします。」
と言うと、武尊は大急ぎで斎藤の元へ戻った。
警察署では鯨波が恐くて誰も近づきたがらかった所へ今日の武尊の行動。
やはり藤田警部補の部下は、上司が上司なら部下も部下、只者ではないと噂が広まるのにそう時間はかからなかった。
「おはようございま-す。ええと、こないだ捕縛したアームストロング砲の人ってここでしたよね。」
重い空気の詰まる場所に一段高い透った声が響く。
「なんだねあんたは。」
「藤田警部補の部下で土岐と言います。藤田警部補に言われて来たんですけど・・。」
と、武尊は虎の威を借る狐のように斎藤の名前をちょっと拝借した。
「ああ、鯨波なら奥だ。今はおとなしいがこの間、警察署を燃やして街を襲った事件は知ってるだろう。気をつけろよ。」
と武尊に耳打ちするように見張りの警察官は教えてくれた。
「ふ~ん・・。」
武尊は一番奥の部屋を首を伸ばしてちらっと見た。
臨時の拘置場所という事で数房ある中で人がいるのは彼の所だけ。
「あ、すぐ戻ります。」
と言って武尊は給湯室から洗面器とお湯と手ぬぐいを持ってきた。
「一体何を?!」
という見張り役の警官に武尊は
「後で私を中に入れてくださいね。」
と言うと鯨波の房の前に立った。
「おはようございます。鯨波さん。いろいろ伺いたいことがあるので中に入れていただけますか。」
鯨波はジロっと武尊を見たがまた壁際を向いた。
武尊はもう一度鯨波に話しかける。、
「鯨波さん、今夜その改良型アームストロング砲を使って破壊活動が行われる可能性があります。人々を守る為にあなたの協力が必要なんです。お願いします。」
と言うと鯨波は
「・・・・・この自分が人を守ることができる・・のか?」
「ええ、あなたが使っていたアームストロング砲について教えて欲しいことがあるんです。」
鯨波はもう一度武尊を見た。
それを見て武尊はニコっとした。
「俺が恐くないのか。」
と鯨波は言った。
「目をみたら鯨波さんがどんな人か分かります。この間まではどうだっか分かりませんけど、今は・・・って鯨波さん言って欲しくなさそうだから言いませんけど。信頼できる人、だと思えるからお話させていただいてます。」
っと武尊は言った。
「・・・・・好きにしろ。」
武尊はお湯の入った洗面器と一緒に房へ入った。
「なんだ、それは。」
と鯨波が言った。
「洗面器です。ただ単にお話を伺うだけでは時間がもったいない気がして。鯨波さん傷口の周り土埃りだらけでしょ。血もあちこち付きっぱなしだし。警察も警察でこういう所に雑なんだから。清潔にしないと感染症起こす、ちゅ-の。」
と武尊は言いながら手ぬぐいをお湯につけて絞り手際よく鯨波の体を拭き始めた。
「あ、もし嫌でも我慢してくださいね。私がやりたいだけなのでやらせて下さい。で、早速ですがア-ムストロング砲の射程距離と特性を教えて下さい。」
武尊が鯨波をすっきりさせた頃に丁度話も終わった。
「鯨波さん、本当にありがとうございました。」
と武尊はお礼を言うと、見張り役の警官に
「今夜の破壊活動の可能性があるという話は後で何らかの命令があるまで秘密にお願いします。」
と言うと、武尊は大急ぎで斎藤の元へ戻った。
警察署では鯨波が恐くて誰も近づきたがらかった所へ今日の武尊の行動。
やはり藤田警部補の部下は、上司が上司なら部下も部下、只者ではないと噂が広まるのにそう時間はかからなかった。