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24.倉庫潜入 (斎藤・夢主・張)
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だが鍵を掛けられた後も二人は動かない。
まだ外でうろうろされていてはバレてしまうからだ。
しばらく経ってようやく張が
「プハ~、もうええやろ。あせったわ~。」
と武尊を開放した。
「本当、どうなるかと思った-。まさかネズミがあんな所から出てくるなんて!」
武尊もすっかり汗ばんだ膝の裏を伸ばす様に立ち上がった。
今思い出しても冷や汗がでる。
「張、ありがとう、さっきは。」
と武尊は庇ってもらったお礼をした。
「見つかるんならわい一人でええちゅうことや。武尊は隙を見て逃げることや。」
「だめだよ。仲間を置いて行けないよ。」
と、武尊が言うと張が、
「武尊、わいらはには任務ちゅうのがあるんやないか。この沢下条張、あんな旦那の下でもやることはちゃんとやんねん。それにもし見つかった時は・・・・今回みたいな場合は旦那もわいに『殺すな』と言えへんしな。別に見つかって久々に人を斬る味、味わってもよかったんやけどなぁ。」
張はかなり残念そうな感じで武尊に言った。
「張も・・・・人を斬ったことあるの?」
武尊はそんな疑問が口からでた。
「当たり前や。元々わいの刀好きは赤空の殺人剣で斬る肉の感触が忘れられんことから赤空の刀を収集することから始まったんんや。・・・武尊も旦那に雇われたって言うたときは人ぐらい斬っとったと思うたんやけどな。・・おっと、武尊はこの手の話はあかんかったんか。」
「いや・・・・・。」
武尊は低く呟いた。
倉庫内に明かり取りの窓から星明りが差し込む。
殆ど暗い倉庫の中で武尊はそこから見える夜空を見上げた。
(私は・・・・・・・。)
武尊は夜空を見上げ、目を閉じ、その後長い息を吐いた。
再び目を開いて
「張、物を探そうか。」
と言った。
武尊が蝋燭に灯りをつけ張が先ほどの木箱をまず開ける。
ガサガサと張が手を突っ込んで探すが
「ここにはもうあらへんわ。」
「じゃあ、こっちは?」
と、武尊が同じような大きさの木箱を指さす。
いったん全部荷を検めたんだろうか。
すべての木箱の留め金は外されていて中を探るのは簡単だった。
木箱は大小合わせて三十ぐらい。
御丁寧にガトリング砲は分解して小さくしてあった。
「信じられないけど・・・結構あったよね。」
「これで全部かいな。ま、とりあえずここにあるのはこんだけみたいやな。ほな、帰るか、長居は無用や。」
まだ外でうろうろされていてはバレてしまうからだ。
しばらく経ってようやく張が
「プハ~、もうええやろ。あせったわ~。」
と武尊を開放した。
「本当、どうなるかと思った-。まさかネズミがあんな所から出てくるなんて!」
武尊もすっかり汗ばんだ膝の裏を伸ばす様に立ち上がった。
今思い出しても冷や汗がでる。
「張、ありがとう、さっきは。」
と武尊は庇ってもらったお礼をした。
「見つかるんならわい一人でええちゅうことや。武尊は隙を見て逃げることや。」
「だめだよ。仲間を置いて行けないよ。」
と、武尊が言うと張が、
「武尊、わいらはには任務ちゅうのがあるんやないか。この沢下条張、あんな旦那の下でもやることはちゃんとやんねん。それにもし見つかった時は・・・・今回みたいな場合は旦那もわいに『殺すな』と言えへんしな。別に見つかって久々に人を斬る味、味わってもよかったんやけどなぁ。」
張はかなり残念そうな感じで武尊に言った。
「張も・・・・人を斬ったことあるの?」
武尊はそんな疑問が口からでた。
「当たり前や。元々わいの刀好きは赤空の殺人剣で斬る肉の感触が忘れられんことから赤空の刀を収集することから始まったんんや。・・・武尊も旦那に雇われたって言うたときは人ぐらい斬っとったと思うたんやけどな。・・おっと、武尊はこの手の話はあかんかったんか。」
「いや・・・・・。」
武尊は低く呟いた。
倉庫内に明かり取りの窓から星明りが差し込む。
殆ど暗い倉庫の中で武尊はそこから見える夜空を見上げた。
(私は・・・・・・・。)
武尊は夜空を見上げ、目を閉じ、その後長い息を吐いた。
再び目を開いて
「張、物を探そうか。」
と言った。
武尊が蝋燭に灯りをつけ張が先ほどの木箱をまず開ける。
ガサガサと張が手を突っ込んで探すが
「ここにはもうあらへんわ。」
「じゃあ、こっちは?」
と、武尊が同じような大きさの木箱を指さす。
いったん全部荷を検めたんだろうか。
すべての木箱の留め金は外されていて中を探るのは簡単だった。
木箱は大小合わせて三十ぐらい。
御丁寧にガトリング砲は分解して小さくしてあった。
「信じられないけど・・・結構あったよね。」
「これで全部かいな。ま、とりあえずここにあるのはこんだけみたいやな。ほな、帰るか、長居は無用や。」