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24.倉庫潜入 (斎藤・夢主・張)
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日が落ちるのを待って柵を越える二人。
あらかじめ目星をつけた倉庫へ向かう。
張は武尊が思っている以上に身が軽いことに驚いた。
目的の倉庫は岸壁に近い三連連なる大き目の倉庫だ。
「ここが一番人目につかず運べる所でそれなりに大きい倉庫なんだけどなぁ。・・・あ、やっぱり鍵がかかってる。」
と、武尊。
「他に入り口ないかなぁ。」
「わいにまかしとき、こんな南京錠、ちょちょいの・・。」
その時武尊は不意に人の気配を感じて、
『待って。』
と、張の手を上から押さえて反対の手を口元に当て、し~っという動作をした。
張も南京錠をそっと下ろし、二人倉庫から少し離れた小屋の影へ身をひそめる。
すぐに4、5人の軍人が倉庫の前に現れ鍵を開け中に入っていった。
「武尊、当たりかもしれん。」
「うん・・。」
小声で囁くと、武尊と張は音を立てずに入り口へ向かった。
中を除くと奥の方に小さな蝋燭の灯りが見えた。
そのまま闇に隠れて他の積荷を陰を移動し声が聞こえる範囲まで近づく。
軍人たちは木箱をガタっと開け、ガサガサ奥の方を探ると中から大きな円筒状の物を取り出した。
『あっ!』
武尊は張の顔を見て頷く。
灯りが暗くはっきりとは見えないがどうやら改良型アームストロング砲のようだ。
一人の男がそれを受け取ると
「・・・・いいな、明日の二十時だ。」
「わかってる。手筈通りに。そっちも頼むぞ。」
「任せろ。これで奴も大久保の二の舞だ。」
くっくっくっ。
と、男達が笑う。
武尊はここで何とかしないと大変なことになる、と今すぐにでも飛び出していきそうになる。
だがそんな武尊のあせりが張に伝わったのだろうか、張は後ろから武尊の肩をぐっと押さえた。
後ろを振り返って張を見る武尊。
張は武尊に首を横に振って武尊の行動を制した。
『だって!』
武尊は目で張に訴える。
その時カタンと武尊の近くで小さな音がした。
『えっ!?』
と、思ったと同時に
「誰だ!」
と男達が一斉に振り向いた。
武尊が何?どうして?
っと思っていると2m先に大きなネズミがいた。
『なんで~~~!』
と、思ったものの身を隠すのは今隠れている荷の影しかない。
男達の一人が近づいて来る足音がする。
後へさがるも武尊の後ろは張と倉庫の壁だ。
すると突然張が後へ引っ張りそのまま自分の腕の中へ。
まるで武尊を隠すがごとく。
武尊は突然のことにびっくりしたが、ここで音を立てるわけにいかないとそのまま張の胸の中で動くことができない。
自分の心臓の音だけがドクンドクンと耳に聞こえる。
男が武尊まで後3mという所まで近づいた時、ネズミがその男の方へ走って行った。
「なんだネズミか。」
男はそのまま地面を靴で蹴って引き返した。
「どうした。」
「ネズミだ。さて、もう時間もない。そろそろ戻らないと怪しまれる。行くぞ。」
と言ってまた鍵を閉め去って行った。
あらかじめ目星をつけた倉庫へ向かう。
張は武尊が思っている以上に身が軽いことに驚いた。
目的の倉庫は岸壁に近い三連連なる大き目の倉庫だ。
「ここが一番人目につかず運べる所でそれなりに大きい倉庫なんだけどなぁ。・・・あ、やっぱり鍵がかかってる。」
と、武尊。
「他に入り口ないかなぁ。」
「わいにまかしとき、こんな南京錠、ちょちょいの・・。」
その時武尊は不意に人の気配を感じて、
『待って。』
と、張の手を上から押さえて反対の手を口元に当て、し~っという動作をした。
張も南京錠をそっと下ろし、二人倉庫から少し離れた小屋の影へ身をひそめる。
すぐに4、5人の軍人が倉庫の前に現れ鍵を開け中に入っていった。
「武尊、当たりかもしれん。」
「うん・・。」
小声で囁くと、武尊と張は音を立てずに入り口へ向かった。
中を除くと奥の方に小さな蝋燭の灯りが見えた。
そのまま闇に隠れて他の積荷を陰を移動し声が聞こえる範囲まで近づく。
軍人たちは木箱をガタっと開け、ガサガサ奥の方を探ると中から大きな円筒状の物を取り出した。
『あっ!』
武尊は張の顔を見て頷く。
灯りが暗くはっきりとは見えないがどうやら改良型アームストロング砲のようだ。
一人の男がそれを受け取ると
「・・・・いいな、明日の二十時だ。」
「わかってる。手筈通りに。そっちも頼むぞ。」
「任せろ。これで奴も大久保の二の舞だ。」
くっくっくっ。
と、男達が笑う。
武尊はここで何とかしないと大変なことになる、と今すぐにでも飛び出していきそうになる。
だがそんな武尊のあせりが張に伝わったのだろうか、張は後ろから武尊の肩をぐっと押さえた。
後ろを振り返って張を見る武尊。
張は武尊に首を横に振って武尊の行動を制した。
『だって!』
武尊は目で張に訴える。
その時カタンと武尊の近くで小さな音がした。
『えっ!?』
と、思ったと同時に
「誰だ!」
と男達が一斉に振り向いた。
武尊が何?どうして?
っと思っていると2m先に大きなネズミがいた。
『なんで~~~!』
と、思ったものの身を隠すのは今隠れている荷の影しかない。
男達の一人が近づいて来る足音がする。
後へさがるも武尊の後ろは張と倉庫の壁だ。
すると突然張が後へ引っ張りそのまま自分の腕の中へ。
まるで武尊を隠すがごとく。
武尊は突然のことにびっくりしたが、ここで音を立てるわけにいかないとそのまま張の胸の中で動くことができない。
自分の心臓の音だけがドクンドクンと耳に聞こえる。
男が武尊まで後3mという所まで近づいた時、ネズミがその男の方へ走って行った。
「なんだネズミか。」
男はそのまま地面を靴で蹴って引き返した。
「どうした。」
「ネズミだ。さて、もう時間もない。そろそろ戻らないと怪しまれる。行くぞ。」
と言ってまた鍵を閉め去って行った。