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19.築地海軍兵器製造所 (蒼紫・夢主)
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その店は遠くからでもかば焼きのいい匂いがした。
店の前にいた女が声をかける。
「あら、あんた早いねぇ。」
「お前、お客さんだ。兄さん方、うちはかば焼きしかないけどいいかい。」
「ええ、お願いします!」
(もう兄さんでも何でもいいや。女と思われないほうが都合いいかもね。)
男は焼いている間、武尊に声をかける。
「兄さん警官だろ、ここらで事件でもあったのかい。」
「いえ、特に何もありませんが・・どうしてですか。」
「いや、ついこないだ夜に軍人さんがうろうろしていたのを見たからねぇ。」
と男が答えた。
思わず武尊と蒼紫が顔を見合わせた。
武尊はさりげなく聞きかえす。
「へ~、日中だったらここに寄ってもらえたかもしれなかったですのにね。」
「ま、四人だったから売上にはあんまり関係ないけどな。」
「海軍の人だったんですか。」
「いや、二人は違う制服を着ていたな。」
その後も男は話続けた。
うなぎの食べ方はこれが一番うまいんだとか子供は娘ばかりで皆嫁に行ってしまったとか。
後の話は武尊は適当に聞いた。
そして焼けるまでの間、海軍、そして違う制服・・・つまり、陸軍であろう人間が夜に会っていたという事の理由を考えていた。
蒼紫は黙ってそんな武尊を見ていた。
店の前にいた女が声をかける。
「あら、あんた早いねぇ。」
「お前、お客さんだ。兄さん方、うちはかば焼きしかないけどいいかい。」
「ええ、お願いします!」
(もう兄さんでも何でもいいや。女と思われないほうが都合いいかもね。)
男は焼いている間、武尊に声をかける。
「兄さん警官だろ、ここらで事件でもあったのかい。」
「いえ、特に何もありませんが・・どうしてですか。」
「いや、ついこないだ夜に軍人さんがうろうろしていたのを見たからねぇ。」
と男が答えた。
思わず武尊と蒼紫が顔を見合わせた。
武尊はさりげなく聞きかえす。
「へ~、日中だったらここに寄ってもらえたかもしれなかったですのにね。」
「ま、四人だったから売上にはあんまり関係ないけどな。」
「海軍の人だったんですか。」
「いや、二人は違う制服を着ていたな。」
その後も男は話続けた。
うなぎの食べ方はこれが一番うまいんだとか子供は娘ばかりで皆嫁に行ってしまったとか。
後の話は武尊は適当に聞いた。
そして焼けるまでの間、海軍、そして違う制服・・・つまり、陸軍であろう人間が夜に会っていたという事の理由を考えていた。
蒼紫は黙ってそんな武尊を見ていた。