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19.築地海軍兵器製造所 (蒼紫・夢主)
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折角川に出たのだからと、川沿いに少し下ってみる。
「やっぱり、京都と東京ではぜんぜん景色が違う。」
「そうだな・・・。」
「四乃森さんがこんなに東京に詳しいなんて思いませんでしたよ。お蔭でものすごく助かります!ありがとうございます。」
「別に礼など言われるほどでもない・・・・。」
「そんな風に思わないことですよ、四乃森さん。私、とっても感謝しているんです。」
その言葉に前を向いて歩いていた蒼紫が横の武尊を見る。
「・・・どうした土岐、今までにないぐらい明るいな。」
「自分でも少し、そう思います。どうしてでしょうね。」
武尊も今までは蒼紫と話す時は少なからず緊張感を持っていたのに、と思う。
考えられるとすれば積荷のことで頭がいっぱいという事と今歩いている所が本当に気持ちよく小さな事はどうでもいいような気にさせてくれるからかもしれない。
「でも・・・今の私が本当の私に近いのかも。だいぶ、こっちの世界にも慣れましたし。」
もともと、幕末に飛ばされる前は武尊は任務についているとき以外はよく笑う自分でも明るい人間だと思っていた。
蒼紫は武尊の言っている意味が分からない。
「どういう意味だ。」
ふふっ、と武尊は笑いながら
「四乃森さん、私・・・・変なんです。だから意味不明の事言っても流して下さい。」
「・・・・・。」
蒼紫は何か言おうとしたがその時武尊は川に人の姿を見つけ土手を下りて行った。
「おじさん、何してるんですか。」
「ああ、うなぎをとっているんだ。」
「うなぎ!?へぇ~、うなぎが取れるんですか。」
武尊が目を輝かせてその男の手元を見る。
「そんなにうなぎがめずらしいのか。ほれ、ここに何匹か入っているぞ。」
と男は魚籠を武尊に見せた。
中からにゅ~っとうなぎが顔を出す。
「かわいい~~!」
と、武尊がうなぎにくっつくぐらい顔を近づけた。
その仕草に男の方がかえって面食らう。
「兄さん、そんなにうなぎが好きなら食ってくかい?」
「え?」
兄さんって、言われた!
でもそんな事より、うなぎ・・・食べたい・・・!
というか、この時代でうなぎが食べられると思っていなかった。
でも、お金ないからいいや、と思っていたら後から蒼紫が
「亭主、頼む。」
と言った。
「え?」
っと武尊が後ろを振り返り何か言おうとしたところ先に蒼紫が
「気にするな。昼も近い。たまにはゆっくり食事でもしないか。いつも忙しいんだろう。」
と言った。
「でも・・・。」
「そんなに気にするなら何かの時に返してくれればいい。」
一瞬迷ったがここはありがたく蒼紫の厚意に感謝することにした。
だって、うなぎだもん!
「ありがとうございます、四乃森さん!」
「じゃ、兄さん方、ついてきな。」
そう言うと男は二人を店へ案内した。
「やっぱり、京都と東京ではぜんぜん景色が違う。」
「そうだな・・・。」
「四乃森さんがこんなに東京に詳しいなんて思いませんでしたよ。お蔭でものすごく助かります!ありがとうございます。」
「別に礼など言われるほどでもない・・・・。」
「そんな風に思わないことですよ、四乃森さん。私、とっても感謝しているんです。」
その言葉に前を向いて歩いていた蒼紫が横の武尊を見る。
「・・・どうした土岐、今までにないぐらい明るいな。」
「自分でも少し、そう思います。どうしてでしょうね。」
武尊も今までは蒼紫と話す時は少なからず緊張感を持っていたのに、と思う。
考えられるとすれば積荷のことで頭がいっぱいという事と今歩いている所が本当に気持ちよく小さな事はどうでもいいような気にさせてくれるからかもしれない。
「でも・・・今の私が本当の私に近いのかも。だいぶ、こっちの世界にも慣れましたし。」
もともと、幕末に飛ばされる前は武尊は任務についているとき以外はよく笑う自分でも明るい人間だと思っていた。
蒼紫は武尊の言っている意味が分からない。
「どういう意味だ。」
ふふっ、と武尊は笑いながら
「四乃森さん、私・・・・変なんです。だから意味不明の事言っても流して下さい。」
「・・・・・。」
蒼紫は何か言おうとしたがその時武尊は川に人の姿を見つけ土手を下りて行った。
「おじさん、何してるんですか。」
「ああ、うなぎをとっているんだ。」
「うなぎ!?へぇ~、うなぎが取れるんですか。」
武尊が目を輝かせてその男の手元を見る。
「そんなにうなぎがめずらしいのか。ほれ、ここに何匹か入っているぞ。」
と男は魚籠を武尊に見せた。
中からにゅ~っとうなぎが顔を出す。
「かわいい~~!」
と、武尊がうなぎにくっつくぐらい顔を近づけた。
その仕草に男の方がかえって面食らう。
「兄さん、そんなにうなぎが好きなら食ってくかい?」
「え?」
兄さんって、言われた!
でもそんな事より、うなぎ・・・食べたい・・・!
というか、この時代でうなぎが食べられると思っていなかった。
でも、お金ないからいいや、と思っていたら後から蒼紫が
「亭主、頼む。」
と言った。
「え?」
っと武尊が後ろを振り返り何か言おうとしたところ先に蒼紫が
「気にするな。昼も近い。たまにはゆっくり食事でもしないか。いつも忙しいんだろう。」
と言った。
「でも・・・。」
「そんなに気にするなら何かの時に返してくれればいい。」
一瞬迷ったがここはありがたく蒼紫の厚意に感謝することにした。
だって、うなぎだもん!
「ありがとうございます、四乃森さん!」
「じゃ、兄さん方、ついてきな。」
そう言うと男は二人を店へ案内した。