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3.甲板の上で (蒼紫・夢主)
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体操座りをして顔を膝に埋めながら武尊は、『何故一介の陶芸家が刀を持っているか・・・か?』、と比古がにやりとしながら言った言葉を思い出した。
比古さんには陶芸家という顔の他に実は本業があった。
もしかして四乃森さんも!?
本業が別にある・・・とか?
そうだ、そうじゃないと料亭の人間が十六夜丸と渡り合うなんて不可能だ・・・・。
先ほど見た小太刀の刃から受ける刀の気・・・を見ても伊達じゃない。
そしてこの間の、『操に教えたのは俺の部下だ。』、という四乃森さんの言葉・・・。
もしかして、四乃森さんって、格闘技・剣術もプロ級・・・?!
・・・・・・・・・・しかも女の扱いもプロ級??
今、私の横にいる人って・・・結構やばい人?
なんか背中に嫌な汗かいてきた・・・・。
何者なんだろ、四乃森さんって・・・・と思い、ちらっと横を向いて蒼紫を見る。
「どうした。」
と言われ、武尊は
「いえ・・・、四乃森さんみたいな人ってごろごろいるのかなぁ~っと思って・・・・。」
「どういう意味だ。」
「私、まだ・・・死ぬわけにいかないって思ってますけど、今後、十六夜丸の事で私が襲われたら操ちゃんぐらいの人だったら逃げきれる自信あるんですけど、相手が四乃森さんみたいな人だったら逃げるなんて不可能な気がして・・・・。」
「・・・・・・・。」
「せめて自分が守れるぐらいの強さがほしいなぁ・・・。」
「土岐、安心しろ。たぶん・・俺ぐらいの強さの男はそうそうはいないと思うが、そもそも俺と操を比べても意味がないぞ。」
(そっか-、四乃森さんと操ちゃんの差は比べる意味がないほどあるってことなのね。つまり、ものすごく強いってことか・・・・。)
「まあ、分析力としては悪くない。俺から逃げることができたら大したものだ。」
「やっぱり・・・。」
と、落胆のため息をつく土岐。
「だけど・・・。目標だけは高くもってもいいかな。四乃森さんから逃げられたら楽しいもの。」
ふふふ、と楽しそうに笑う武尊。
「それは楽しみだ。」
ふふっと、つられて蒼紫も少し笑った。
「まったく土岐は不思議な奴だ。俺は葵屋にいても笑うことがないのにな・・。」
「無理に笑おうとしなくてもいいと思いますよ。可笑しくない時に笑う方が重症ですよ。でも、何だか嬉しい気がします、四乃森さんが笑ってくれると。」
武尊はにっこり笑ってそう言った。
まただ・・・。
蒼紫は自分に向けられた土岐の笑顔が自分の心を揺らす感情に戸惑った。
何なんだ、この感情は・・・・。
「土岐、俺を困らせて楽しいか。」
「ふふーん、いつもやられっぱなしだったから四乃森さんの困った顔はちょっと楽しい。」
武尊がにやっと笑うと
「意地の悪いやつだ。」
だがそう言いつつも蒼紫は愉快そうだった。
比古さんには陶芸家という顔の他に実は本業があった。
もしかして四乃森さんも!?
本業が別にある・・・とか?
そうだ、そうじゃないと料亭の人間が十六夜丸と渡り合うなんて不可能だ・・・・。
先ほど見た小太刀の刃から受ける刀の気・・・を見ても伊達じゃない。
そしてこの間の、『操に教えたのは俺の部下だ。』、という四乃森さんの言葉・・・。
もしかして、四乃森さんって、格闘技・剣術もプロ級・・・?!
・・・・・・・・・・しかも女の扱いもプロ級??
今、私の横にいる人って・・・結構やばい人?
なんか背中に嫌な汗かいてきた・・・・。
何者なんだろ、四乃森さんって・・・・と思い、ちらっと横を向いて蒼紫を見る。
「どうした。」
と言われ、武尊は
「いえ・・・、四乃森さんみたいな人ってごろごろいるのかなぁ~っと思って・・・・。」
「どういう意味だ。」
「私、まだ・・・死ぬわけにいかないって思ってますけど、今後、十六夜丸の事で私が襲われたら操ちゃんぐらいの人だったら逃げきれる自信あるんですけど、相手が四乃森さんみたいな人だったら逃げるなんて不可能な気がして・・・・。」
「・・・・・・・。」
「せめて自分が守れるぐらいの強さがほしいなぁ・・・。」
「土岐、安心しろ。たぶん・・俺ぐらいの強さの男はそうそうはいないと思うが、そもそも俺と操を比べても意味がないぞ。」
(そっか-、四乃森さんと操ちゃんの差は比べる意味がないほどあるってことなのね。つまり、ものすごく強いってことか・・・・。)
「まあ、分析力としては悪くない。俺から逃げることができたら大したものだ。」
「やっぱり・・・。」
と、落胆のため息をつく土岐。
「だけど・・・。目標だけは高くもってもいいかな。四乃森さんから逃げられたら楽しいもの。」
ふふふ、と楽しそうに笑う武尊。
「それは楽しみだ。」
ふふっと、つられて蒼紫も少し笑った。
「まったく土岐は不思議な奴だ。俺は葵屋にいても笑うことがないのにな・・。」
「無理に笑おうとしなくてもいいと思いますよ。可笑しくない時に笑う方が重症ですよ。でも、何だか嬉しい気がします、四乃森さんが笑ってくれると。」
武尊はにっこり笑ってそう言った。
まただ・・・。
蒼紫は自分に向けられた土岐の笑顔が自分の心を揺らす感情に戸惑った。
何なんだ、この感情は・・・・。
「土岐、俺を困らせて楽しいか。」
「ふふーん、いつもやられっぱなしだったから四乃森さんの困った顔はちょっと楽しい。」
武尊がにやっと笑うと
「意地の悪いやつだ。」
だがそう言いつつも蒼紫は愉快そうだった。