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18.捜索開始 (斎藤・時尾・蒼紫・夢主)
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蒼紫は神谷道場に一人、月夜の下、座禅を組む。
操には高荷の手伝いをさせに診療所で手伝う様に言ってあったので今夜は道場に誰もいない。
蒼紫は武尊に対する自分の気持ちを知り動揺していた。
御庭番衆の御頭として自分の感情は常に殺して生きてきた。
部下が命を懸けて自分を慕い、仕えてくれるのだ。
自分も部下と共に生き、導いていかねばと、そういう生き方をしてきた。
私情は無用。
まして恋沙汰など。
だが、気を緩めるとすぐ武尊のことが心に浮かぶ。
今から考えれば溺れた武尊を介抱した時にはもう、武尊に引かれ始めていたのではないかと思う。
武尊がどこかに預けられているというのであれば、まだ自分は武尊を『友』と、思っていることが出来たのだろうが、よりによってあの斎藤の所に住んでいると思うと嫉妬が抑えられなかった。
斎藤は今夜も武尊を抱いているのだろうか。
武尊はどんなふうに抱かれているのだろうか。
そんな考えが湧きあがってくる。
そんな思いを消す様に座禅を続ける蒼紫。
一晩、座禅を続けて日の光差す頃ようやく一つの結論に達した。
「今日・・・、武尊に会って確かめよう。斎藤との仲を。俺の気持ちがどうこうというのはそれを聞いてからでも遅くはあるまい・・・。」
操には高荷の手伝いをさせに診療所で手伝う様に言ってあったので今夜は道場に誰もいない。
蒼紫は武尊に対する自分の気持ちを知り動揺していた。
御庭番衆の御頭として自分の感情は常に殺して生きてきた。
部下が命を懸けて自分を慕い、仕えてくれるのだ。
自分も部下と共に生き、導いていかねばと、そういう生き方をしてきた。
私情は無用。
まして恋沙汰など。
だが、気を緩めるとすぐ武尊のことが心に浮かぶ。
今から考えれば溺れた武尊を介抱した時にはもう、武尊に引かれ始めていたのではないかと思う。
武尊がどこかに預けられているというのであれば、まだ自分は武尊を『友』と、思っていることが出来たのだろうが、よりによってあの斎藤の所に住んでいると思うと嫉妬が抑えられなかった。
斎藤は今夜も武尊を抱いているのだろうか。
武尊はどんなふうに抱かれているのだろうか。
そんな考えが湧きあがってくる。
そんな思いを消す様に座禅を続ける蒼紫。
一晩、座禅を続けて日の光差す頃ようやく一つの結論に達した。
「今日・・・、武尊に会って確かめよう。斎藤との仲を。俺の気持ちがどうこうというのはそれを聞いてからでも遅くはあるまい・・・。」