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18.捜索開始 (斎藤・時尾・蒼紫・夢主)
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武尊は夕飯とお風呂が終わり、日課にしている寝る前の座禅を組んでいると斎藤がやって来た。
静かに微動だにしない武尊の姿に斎藤は
「悟りでも開くつもりか、武尊。」
と言った。
武尊は静かに目を開いて斎藤を見ると
「悟りなんか一生かかっても開けると思いませんよ。私が座禅を組むのはだいたい精神集中と、心を落ち着かせるためかな?」
と答えた。
斎藤は
「武尊、四乃森は何か言っていたか。」
と聞くと、
「ええと、抜刀斎さんが戻ってきたって言ってましたけど、相手が縁で決着するまでもうしばらくかかる、っていう事と、私が斎藤さんの家に泊めてもらってるって言うと、なんか考え事始めてすぐに帰ってしまいました。何か勘違いしたかもしれないです、四乃森さん。」
と、武尊は答えた。
「勘違い、か。」
斎藤はフンっと、鼻で笑う様に言った。
四乃森に俺が武尊を囲っていることが気付かれたか?
ふっ、それはそれでいいが・・・・・。
俺は抱いてやることさえできない・・・こんなに近くにいるのにな。
斎藤が胸のなかにちりちりとする思いをさせていると武尊が
「時尾さんが待っているのでは。そろそろ戻った方がいいですよ、藤田警部補殿。」
と、武尊は笑ってそう言った。
斎藤にはその笑顔がつらかった。
静かに微動だにしない武尊の姿に斎藤は
「悟りでも開くつもりか、武尊。」
と言った。
武尊は静かに目を開いて斎藤を見ると
「悟りなんか一生かかっても開けると思いませんよ。私が座禅を組むのはだいたい精神集中と、心を落ち着かせるためかな?」
と答えた。
斎藤は
「武尊、四乃森は何か言っていたか。」
と聞くと、
「ええと、抜刀斎さんが戻ってきたって言ってましたけど、相手が縁で決着するまでもうしばらくかかる、っていう事と、私が斎藤さんの家に泊めてもらってるって言うと、なんか考え事始めてすぐに帰ってしまいました。何か勘違いしたかもしれないです、四乃森さん。」
と、武尊は答えた。
「勘違い、か。」
斎藤はフンっと、鼻で笑う様に言った。
四乃森に俺が武尊を囲っていることが気付かれたか?
ふっ、それはそれでいいが・・・・・。
俺は抱いてやることさえできない・・・こんなに近くにいるのにな。
斎藤が胸のなかにちりちりとする思いをさせていると武尊が
「時尾さんが待っているのでは。そろそろ戻った方がいいですよ、藤田警部補殿。」
と、武尊は笑ってそう言った。
斎藤にはその笑顔がつらかった。