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17.蒼紫の気持ち (斎藤・蒼紫・夢主)
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「四乃森さん?一体どうしてここへ?」
「土岐・・・。」
蒼紫もまさか今ここに武尊がいるとは思ってもいなかった。
しかも、武尊が斎藤と同じ警官の服を着ているとは露ほどにも予測していなかった。
その上、頬が少し青くなっていたり、口元に切った後とかがある。
一体何があったというんだ。
今日、蒼紫は斎藤に武尊を引き取る日を決めさせる為に来たのだった。
「斎藤は何処だ。」
武尊は、流石に『斎藤さんは部下より先に帰りました。』と言いづらく、
「今日はこっちに戻ってこないみたいですけど。」
と言ってみた。
蒼紫も今日は正面からでなく忍びこんできているので斎藤が夕方警視庁を出て行った事を聞いたわけではない。
「そうか・・・・。」
それなら仕方があるまい、と思ったが、それ以上に武尊の怪我が気になった。
「武尊、どうした、その恰好。誰かにやられたのか。」
と、蒼紫は武尊に聞いた。
「あ、この制服の事ですか?それとも怪我の事ですか?」
と、武尊は笑って言う。
「両方だ。」
「ええと・・・、制服は、私、今、斎藤さんの部下ということで雇ってもらってるんです。ほら、私、一文なしですら少しでも自分のお金が欲しくて。だいたい、この歳になってお金がないなんておかしいですもんね。それにちゃんと食事と泊まる所もいただいてますし、本当助かってるんです。」
蒼紫は本棚に腕を組み、もたれかかって武尊を見る。
「それから、この怪我は、大したことないんですよ。ええと、私が警官なのに自分の身も守れないと話にならないのでちょっとづつ斎藤さんに稽古つけてもらってるんです。あはは。」
蒼紫は、それがちょっとなのかと思いながら
「本当か。大したことないのか。」
と、本棚から武尊の方に歩き出し武尊の頬に指を触れ確認する。
「っ!」
と、武尊がちょっと顔をしかめる。
斎藤の拳をくらって青黒くなった所はやっぱり触れられると痛い。
蒼紫は、そんな武尊を見て、俺ならこんな手荒には教えないのに、と思った。
「土岐・・・。」
蒼紫もまさか今ここに武尊がいるとは思ってもいなかった。
しかも、武尊が斎藤と同じ警官の服を着ているとは露ほどにも予測していなかった。
その上、頬が少し青くなっていたり、口元に切った後とかがある。
一体何があったというんだ。
今日、蒼紫は斎藤に武尊を引き取る日を決めさせる為に来たのだった。
「斎藤は何処だ。」
武尊は、流石に『斎藤さんは部下より先に帰りました。』と言いづらく、
「今日はこっちに戻ってこないみたいですけど。」
と言ってみた。
蒼紫も今日は正面からでなく忍びこんできているので斎藤が夕方警視庁を出て行った事を聞いたわけではない。
「そうか・・・・。」
それなら仕方があるまい、と思ったが、それ以上に武尊の怪我が気になった。
「武尊、どうした、その恰好。誰かにやられたのか。」
と、蒼紫は武尊に聞いた。
「あ、この制服の事ですか?それとも怪我の事ですか?」
と、武尊は笑って言う。
「両方だ。」
「ええと・・・、制服は、私、今、斎藤さんの部下ということで雇ってもらってるんです。ほら、私、一文なしですら少しでも自分のお金が欲しくて。だいたい、この歳になってお金がないなんておかしいですもんね。それにちゃんと食事と泊まる所もいただいてますし、本当助かってるんです。」
蒼紫は本棚に腕を組み、もたれかかって武尊を見る。
「それから、この怪我は、大したことないんですよ。ええと、私が警官なのに自分の身も守れないと話にならないのでちょっとづつ斎藤さんに稽古つけてもらってるんです。あはは。」
蒼紫は、それがちょっとなのかと思いながら
「本当か。大したことないのか。」
と、本棚から武尊の方に歩き出し武尊の頬に指を触れ確認する。
「っ!」
と、武尊がちょっと顔をしかめる。
斎藤の拳をくらって青黒くなった所はやっぱり触れられると痛い。
蒼紫は、そんな武尊を見て、俺ならこんな手荒には教えないのに、と思った。