15.史実から消された男 (斎藤・張・夢主・蒼紫・その他)
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蒼紫は恵と別れ罠を張りに向かう途中で武尊の事を考えていた。
武尊は今頃一体何をしているのだろうか。
武尊と別れて神谷道場へ行くと大変な事になっていた。それが解決するまで武尊を連れて行ける状況ではないので迎えに行けないのは仕方がないしにてもここは東京。
十六夜丸が昔江戸で何をしていたかは知らんが自分のように昔闘った者が他にいないとも限らない。
そんな輩に出会わないことを祈った。
昔は十六夜丸でも今は武尊。
涙もろい弱い女だ・・・・・。
蒼紫はそこでふと、御庭番衆でもない人間を気にかけている自分がいることに気が付いた。
「武尊は友だ・・・・。」
そう蒼紫は口に出し、今、微かに心の中に具現化した感情を打ち消した。