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15.史実から消された男 (斎藤・張・夢主・蒼紫・その他)
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==その後、資料室にて==
張はクタクタになって足で稼いで作った書類を一言、
「足らんな。」
と斎藤に一蹴にされ、
「あ-!わいはぱしりちゃうで-!」
と斎藤にくってかかってると、訳の分からない変装をした小娘とガキ・・・・、いや操と弥彦がいきなり入ってきた。
一瞬、言葉を失う斎藤と張。
斎藤が、阿呆をかまうのは時間の無駄と、とっとと追い払おうとした矢先、四乃森蒼紫と高荷恵をパンチの署長が面会人だと連れてきた。
「フン・・・。」
斎藤は蒼紫が入室するのを目で見送りながら思う。
神谷道場に着いた時に状況は分かったはずだ。
この男も抜刀斎に関わるのか。
「京都へ帰ったかと思っていたのだが。」
斎藤がそう言うと蒼紫が
「生憎俺は抜刀斎と別の約束があるんでな・・・・。」
と答えた。
沈黙が流れる。
その雰囲気を何とかしようと操が、
「張、折角出前もってきたんだから食べなさいよ!」
と、寿司桶を差し出す。
「え、ええんか?わい、朝食べ取らんからお腹すいとったんや。」
と途端に上機嫌になり寿司に手を伸ばす。
「わいだけでは食いきれへんわ。みんなで食べたらええんちゃうか。」
斎藤も昨日の夜から何も食べていない。
結局、蒼紫を除く五人で大量の寿司と蕎麦と食べきった。
斎藤は、こいつらが持ってきたものを食べてしまったから話だけは聞いてやろうか。
と、腹も膨れれば気持ちも穏やかになる。
「用は何だ。簡潔に話せ。」
とりあえず聞くだけ聞く。
が、聞いてみれば神谷薫が生きているという話。
だから捜索しろ、か。
「こっちは雪代縁の捜索が優先で神谷薫の捜索には手が回らない。」
と、斎藤が言うと、弥彦がアジトの場所を教えてくれたら神谷薫の捜索を自分達でやると言った。
斎藤は、そっちはそっちで新アジトを見つけられたらその情報を利用するまでだ、と思い、
「いいだろう。」
斎藤はそう言って荒川河口のどこかに可能性が高いと教えてやると、操と弥彦はすっ飛んで行った。
「どうにかならんのか、あのノリは。」
呆れて斎藤がぼやく。
「俺はあれでいいと思っている。」
と、それを見守るような蒼紫の発言。
「フン・・・。で、抜刀斎はどうなった。壊れたままか。」
「抜刀斎はここでくたばるような弱い男ではない。それは一番付き合いの長いあんたが一番わかっているはず・・・・。」
そう言って蒼紫は横目で斎藤を見る。
これ以上は付き合いきれんと、斎藤が部屋を出ようとすると蒼紫が
「武尊はどうしている。」
と、斎藤に聞いた。
斎藤は振り向きもせず
「気になるのか?お前が心配せずともちゃんとやっているさ。」
と言って、部屋を出た。
「ねぇ、武尊って誰なのよ?」
恵が蒼紫に聞いた。
「抜刀斎の客だ・・・・。」
蒼紫は呟くように言った。
張はクタクタになって足で稼いで作った書類を一言、
「足らんな。」
と斎藤に一蹴にされ、
「あ-!わいはぱしりちゃうで-!」
と斎藤にくってかかってると、訳の分からない変装をした小娘とガキ・・・・、いや操と弥彦がいきなり入ってきた。
一瞬、言葉を失う斎藤と張。
斎藤が、阿呆をかまうのは時間の無駄と、とっとと追い払おうとした矢先、四乃森蒼紫と高荷恵をパンチの署長が面会人だと連れてきた。
「フン・・・。」
斎藤は蒼紫が入室するのを目で見送りながら思う。
神谷道場に着いた時に状況は分かったはずだ。
この男も抜刀斎に関わるのか。
「京都へ帰ったかと思っていたのだが。」
斎藤がそう言うと蒼紫が
「生憎俺は抜刀斎と別の約束があるんでな・・・・。」
と答えた。
沈黙が流れる。
その雰囲気を何とかしようと操が、
「張、折角出前もってきたんだから食べなさいよ!」
と、寿司桶を差し出す。
「え、ええんか?わい、朝食べ取らんからお腹すいとったんや。」
と途端に上機嫌になり寿司に手を伸ばす。
「わいだけでは食いきれへんわ。みんなで食べたらええんちゃうか。」
斎藤も昨日の夜から何も食べていない。
結局、蒼紫を除く五人で大量の寿司と蕎麦と食べきった。
斎藤は、こいつらが持ってきたものを食べてしまったから話だけは聞いてやろうか。
と、腹も膨れれば気持ちも穏やかになる。
「用は何だ。簡潔に話せ。」
とりあえず聞くだけ聞く。
が、聞いてみれば神谷薫が生きているという話。
だから捜索しろ、か。
「こっちは雪代縁の捜索が優先で神谷薫の捜索には手が回らない。」
と、斎藤が言うと、弥彦がアジトの場所を教えてくれたら神谷薫の捜索を自分達でやると言った。
斎藤は、そっちはそっちで新アジトを見つけられたらその情報を利用するまでだ、と思い、
「いいだろう。」
斎藤はそう言って荒川河口のどこかに可能性が高いと教えてやると、操と弥彦はすっ飛んで行った。
「どうにかならんのか、あのノリは。」
呆れて斎藤がぼやく。
「俺はあれでいいと思っている。」
と、それを見守るような蒼紫の発言。
「フン・・・。で、抜刀斎はどうなった。壊れたままか。」
「抜刀斎はここでくたばるような弱い男ではない。それは一番付き合いの長いあんたが一番わかっているはず・・・・。」
そう言って蒼紫は横目で斎藤を見る。
これ以上は付き合いきれんと、斎藤が部屋を出ようとすると蒼紫が
「武尊はどうしている。」
と、斎藤に聞いた。
斎藤は振り向きもせず
「気になるのか?お前が心配せずともちゃんとやっているさ。」
と言って、部屋を出た。
「ねぇ、武尊って誰なのよ?」
恵が蒼紫に聞いた。
「抜刀斎の客だ・・・・。」
蒼紫は呟くように言った。