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11.風呂焚き (斎藤・夢主・時尾)
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武尊が風呂焚きをしている時、斎藤は縁側で煙草を吸っていたところに針箱を持った時尾が歩いてきた。
「どうした、針箱なんぞ持って。」
「武尊さんが貸して欲しいと言うので出してきたところです。」
「ふむ。」
時尾が武尊の部屋に針箱を置いた後、斎藤は武尊が針箱なんぞ何に使うのかと思い確認しに行った。
もしかして制服のどこかが破けていたのか。
武尊の部屋に入ったら制服の上着の左身頃の部分が裏に折り返されていた。そのすぐ横に小さな布袋が置いてあった。
何かのお守りだろうかと、斎藤がそれを拾い上げ表裏を見るがどこそこ神社の文字はない。
中身を確認すると、いくつかの油紙に分けられ包まれた粉。
独特の鼻を衝く香が微かにする。
「薬か?どこか悪いのかあいつ?」
斎藤は小指の先にそれを少し取り、舐めた。
ジャリ・・・。
その粉は溶けることなく口の中で不快な音を立てた。
・・・・なんだこれは。
武尊はその包の入った布袋を制服の内側に縫い付けようとしているらしい。
そうまでして持っておきたいほど大事なものなのか?
「・・・。」
その時、
「五郎さん、お風呂が沸いたそうです。お入りになっては。」
と、時尾の声がした。
「嗚呼。」
「どうした、針箱なんぞ持って。」
「武尊さんが貸して欲しいと言うので出してきたところです。」
「ふむ。」
時尾が武尊の部屋に針箱を置いた後、斎藤は武尊が針箱なんぞ何に使うのかと思い確認しに行った。
もしかして制服のどこかが破けていたのか。
武尊の部屋に入ったら制服の上着の左身頃の部分が裏に折り返されていた。そのすぐ横に小さな布袋が置いてあった。
何かのお守りだろうかと、斎藤がそれを拾い上げ表裏を見るがどこそこ神社の文字はない。
中身を確認すると、いくつかの油紙に分けられ包まれた粉。
独特の鼻を衝く香が微かにする。
「薬か?どこか悪いのかあいつ?」
斎藤は小指の先にそれを少し取り、舐めた。
ジャリ・・・。
その粉は溶けることなく口の中で不快な音を立てた。
・・・・なんだこれは。
武尊はその包の入った布袋を制服の内側に縫い付けようとしているらしい。
そうまでして持っておきたいほど大事なものなのか?
「・・・。」
その時、
「五郎さん、お風呂が沸いたそうです。お入りになっては。」
と、時尾の声がした。
「嗚呼。」