このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

1.港で待ち合わせ (蒼紫・翁・操・夢主)

夢小説設定

本棚全体の夢小説設定
※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
貴方の名前
貴方の苗字

陸蒸気を下り、大阪港まで歩く・・・・。


汽車の中で休むどころか翁に話しかけられっぱなしで疲労感倍・・・・。


しゃかしゃかと歩く翁に対し二十分以上歩くとその早さについていくのが精一杯な武尊




(本当に汽車で来てよかった~。)



歩いてたら絶対たどり着けない!と思うのだが、港についてみると操ちゃんと蒼紫の姿があった。



(うっそ-!)



だが、それよりも驚いたのが



(二人とも・・・・ペアルック?)



蒼紫は先日の黒い衣装、操は薄い紫の衣装(下は短パン風だが)。



そして四乃森さんについては長~い、あれは刀?みたいなものを持ってるし・・・・。



なんだろう、あの長い物・・・明治になって廃刀令って出てなかったっけ?



体力といい、服装といい、普通じゃないよ~~!あ・な・た・た・ち!






そんな武尊の気持ちも知らずに、



「爺や~~!武尊さ~ん!こっちこっち~!」



大きな声で手を振る操。



「つ、着いた~~~~。」



「本当、武尊さん、体力ないよね-!」



「操ちゃん元気すぎ!」



「で、蒼紫。儂らの船の切符は。」



と翁が言うと、操が、



「爺や、ごめ~ん!切符、残り三枚しかなかったの。」



「なにぃ!」



翁がそれを聞いて固まった。



つまり当然の事ながら一人乗れないということになる。



操は薫殿から日記を頼まれておるし、土岐君を東京へ送るというのも取り消すというのはありえんし一人じゃ戻れんじゃろうし・・・・。



という事はじゃ、蒼紫の代わりに儂が行って蒼紫に帰ってもらうか・・・・・。



いや、ダメじゃ。



出発前の操は蒼紫と一緒に行けることでとても嬉しがっとったし、せっかく帰って来た蒼紫を一番待ちわびておったのは操じゃからのぅ・・・。



かわいい操のためじゃ。



「ぬう~。残念じゃが儂が残るしかないのぅ。蒼紫、土岐君もすまんが一緒に神谷道場もまで頼む。」



「承知。」



「爺や、ごめんねぇ~。お土産買って帰るから待っててね。」



「これは仕方ないことじゃて。皆、気をつけていくのじゃぞぅ~!」



「蒼紫様と私がいれば武尊さんを守れるから大丈夫!行ってきま-す!」



「翁さん、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。」



土岐は翁に頭を下げた。



土岐君、また帰ってきたら葵屋へ寄ってくだされ。」



「機会があったらまた寄らせていただきます。ありがとうございます。」



という事で翁と別れて三人は横浜行きの船に乗り込んだ。

3/3ページ
スキ