※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
9.初、警視庁 (斎藤・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ところで斎藤さん、四乃森さんに『抜刀斎はいない。』って言ってましたけど、斎藤さんも抜刀斎さんを知っているんですか?」
斎藤は煙草を吸っていた手が一瞬止まる。何と言っていいのか・・・。
「お前は四乃森から抜刀斎について聞いていないのか?」
「操ちゃんからこないだまで京都で戦っていたって聞いたけど・・・。ものすごく強くて・・。あ、そうだ、抜刀斎さん、幕末京都で長州の人斬りだったって・・・・。」
そこまで自分で言っておいて
「あ・・・・・・。」
そう言うと武尊は斎藤を見た。
斎藤さんは新撰組の人間、ということは・・・。
斎藤が無言で煙を吐き出す。
「そう言うことだ、阿呆。今頃気が付いたか。」
「そうですよねぇ・・・。やりあったことが・・・ばりばりあるみたいですね、その様子じゃあ。」
「その抜刀斎が今回、東京人誅事件の主謀者と私闘があってな・・・・武尊はもう俺の部下扱いだから言うが・・・。」
「部下扱い・・・・・・・。今日の日当入れてくださいよ。痛ててて!!」
斎藤が武尊のほっぺたを思いっきりつねった。
「話の腰を折るな、阿呆。」
「すみません~。」
「抜刀斎に手を出している奴が武器の大がかりな密輸に絡んでいる。詳細については署に着いてから書類を見ろ。」
「うわぁ、すごい省略!時間があるなら今話してくれたっていいじゃないですか~!私、部下なんでしょ?」
「それより武尊、お前、四乃森のことどう思う。」
「はい?それってどういう趣旨の質問ですか?」
「どんな奴に見えた。」
「奴って・・・。ん~、どんな人かと言われれば・・・はっきり言えば変な人、かな。冷たかったり優しかったり。あ、でも根はいい人だと思います。ちょっとの間、葵屋に置いていただいたというだけなのにいろいろ親切にしていただきましたし・・。でも、料亭の人にしては格闘もかなり達人らしくて・・・・あ、十六夜丸ともどこかで会ってるみたいでした。本当は何をやってるか怪しい人でしたけどね。」
武尊の答えを聞いて
「そうか・・。」
と呟く斎藤。
実は蒼紫の武尊を見る視線が気になっていた。
男の勘と言うべきか・・・。
「え、でも、斎藤さん、四乃森さんのこと私に聞かなくても知っているのでは?」
「俺は四乃森に何度か会ったことがある、というだけだ。」
「そうですか。あ、それから私、四乃森さんに共通の趣味があるから友達になろうって言われました。」
「友達?」
斎藤は自分でも気づかないうちに眉間にしわを寄せていた。
「座禅友達・・・・。」
ちょっとネーミングが恥ずかしくてぼそぼそと武尊が言う。
「私の場合は趣味じゃないっていったんですよ!座禅なんて我流だし・・・。」
「気に入らんな。」
「え?」
「いや、なんでもない。・・・・そろそろ着くぞ。」
「あ、はい。」
武尊は斎藤が何が気に入らないのか思いつかなかったが、これから初仕事!と思うと、
(よ~し!頑張るぞ~!)
と、気合いを入れるのであった。
斎藤は煙草を吸っていた手が一瞬止まる。何と言っていいのか・・・。
「お前は四乃森から抜刀斎について聞いていないのか?」
「操ちゃんからこないだまで京都で戦っていたって聞いたけど・・・。ものすごく強くて・・。あ、そうだ、抜刀斎さん、幕末京都で長州の人斬りだったって・・・・。」
そこまで自分で言っておいて
「あ・・・・・・。」
そう言うと武尊は斎藤を見た。
斎藤さんは新撰組の人間、ということは・・・。
斎藤が無言で煙を吐き出す。
「そう言うことだ、阿呆。今頃気が付いたか。」
「そうですよねぇ・・・。やりあったことが・・・ばりばりあるみたいですね、その様子じゃあ。」
「その抜刀斎が今回、東京人誅事件の主謀者と私闘があってな・・・・武尊はもう俺の部下扱いだから言うが・・・。」
「部下扱い・・・・・・・。今日の日当入れてくださいよ。痛ててて!!」
斎藤が武尊のほっぺたを思いっきりつねった。
「話の腰を折るな、阿呆。」
「すみません~。」
「抜刀斎に手を出している奴が武器の大がかりな密輸に絡んでいる。詳細については署に着いてから書類を見ろ。」
「うわぁ、すごい省略!時間があるなら今話してくれたっていいじゃないですか~!私、部下なんでしょ?」
「それより武尊、お前、四乃森のことどう思う。」
「はい?それってどういう趣旨の質問ですか?」
「どんな奴に見えた。」
「奴って・・・。ん~、どんな人かと言われれば・・・はっきり言えば変な人、かな。冷たかったり優しかったり。あ、でも根はいい人だと思います。ちょっとの間、葵屋に置いていただいたというだけなのにいろいろ親切にしていただきましたし・・。でも、料亭の人にしては格闘もかなり達人らしくて・・・・あ、十六夜丸ともどこかで会ってるみたいでした。本当は何をやってるか怪しい人でしたけどね。」
武尊の答えを聞いて
「そうか・・。」
と呟く斎藤。
実は蒼紫の武尊を見る視線が気になっていた。
男の勘と言うべきか・・・。
「え、でも、斎藤さん、四乃森さんのこと私に聞かなくても知っているのでは?」
「俺は四乃森に何度か会ったことがある、というだけだ。」
「そうですか。あ、それから私、四乃森さんに共通の趣味があるから友達になろうって言われました。」
「友達?」
斎藤は自分でも気づかないうちに眉間にしわを寄せていた。
「座禅友達・・・・。」
ちょっとネーミングが恥ずかしくてぼそぼそと武尊が言う。
「私の場合は趣味じゃないっていったんですよ!座禅なんて我流だし・・・。」
「気に入らんな。」
「え?」
「いや、なんでもない。・・・・そろそろ着くぞ。」
「あ、はい。」
武尊は斎藤が何が気に入らないのか思いつかなかったが、これから初仕事!と思うと、
(よ~し!頑張るぞ~!)
と、気合いを入れるのであった。