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8.仕事 (斎藤・夢主)
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「斎藤さんって警察官ですよね?国家組織の雇用って斎藤さんの一言では決められないんじゃないですか?それに私、国の手先なんて嫌ですよ・・・・。」
「・・・仕事の内容は、具体的に言えば俺付の小間使いというとこか。」
「そんな、適当なことが出来るんですか!?」
「俺は警視庁の密偵なんでな・・・・。裏の仕事で落とす経費は多少融通が利く。だから俺付という事で上司に話を通す。」
(密偵?・・・・裏の仕事・・・・。ってどんなことをしているのだろう・・・・。)
斎藤さんが昔の斎藤さんのままであるなら、それこそ官軍の・・・明治政府の言うなりにはならないはず・・・・。
何人であれ、あの集団・・・・新撰組の人間を、それ以外の人間が扱えるわけがない。
そもそも何故、斎藤さんは警察官なんだろう。
明治政府と言えば幕府の敵みたいなもんじゃないか。
そんな疑問が湧いてくる。
「斎藤さん・・・、なぜあなたが敵であった明治政府の手先になっているんですか?」
「武尊、勘違いするなよ。この時代は敗者であった俺達も明治という時代づくりに一役買っているんだ。人生を賭してようやく築いたこの時代を食い物にするダニ共を俺は『悪・即・斬』の元に切り捨てるまで。そのために国家権力を利用するのが一番手っ取り早いという訳だ。」
(そうだった・・・。『悪・即・斬』。それがこの人を動かす唯一の正義だった・・・・。斎藤さんは今もこうやって戦い続けているんだ・・・。)
「昔と変わりないんですね。」
「嗚呼。それにもともと新撰組は治安の維持という任務もあったんだ。やっていることもそう、変わらん。今も昔も俺は俺自身の正義の為に刀を振るうだけだ。・・・・・どうだ、やるか。」
「斎藤さんの命令なら従いますが、・・・・それ以外は聞きませんよ。」
武尊がにやりと笑いながらいう。
「・・・ああ、それでいい。」
斎藤も愉快気に煙を吐いた。
「だが、気を抜いた仕事なんてやってみろ。お仕置きだからな。」
と、じろっと武尊を睨む。
「え~~~!ちょっと待った!そう言えば・・・私・・・・・、字とか読めないんですが・・・・。書類とかも書いたことないし・・・・。」
と、武尊が小さい声で言うと
「阿呆、死ぬ気で覚えろ。」
有無を言わさず即答された。
(まじ・・・?)
ちらっと斎藤を見るが、こっちを見ている目が・・・げっ、目がまじだよ・・・。
・・・・・・・助けてぇ!
「逃げられると思うなよ、武尊。」
くくく、っと笑う斎藤。
いや、笑い事じゃないんですけど・・・斎藤さん。
なんか仕事する前から先が見えそう・・・・。
こうして武尊は斎藤付の小間使いとなったわけだが武尊が警視庁へ出入りすることにより、また新たな事象が発覚していく事となる。
運命に導かれているのか、それとも遊ばれているのか。
過去と現在がこれからどう絡み合ってゆくのだろう。
「・・・仕事の内容は、具体的に言えば俺付の小間使いというとこか。」
「そんな、適当なことが出来るんですか!?」
「俺は警視庁の密偵なんでな・・・・。裏の仕事で落とす経費は多少融通が利く。だから俺付という事で上司に話を通す。」
(密偵?・・・・裏の仕事・・・・。ってどんなことをしているのだろう・・・・。)
斎藤さんが昔の斎藤さんのままであるなら、それこそ官軍の・・・明治政府の言うなりにはならないはず・・・・。
何人であれ、あの集団・・・・新撰組の人間を、それ以外の人間が扱えるわけがない。
そもそも何故、斎藤さんは警察官なんだろう。
明治政府と言えば幕府の敵みたいなもんじゃないか。
そんな疑問が湧いてくる。
「斎藤さん・・・、なぜあなたが敵であった明治政府の手先になっているんですか?」
「武尊、勘違いするなよ。この時代は敗者であった俺達も明治という時代づくりに一役買っているんだ。人生を賭してようやく築いたこの時代を食い物にするダニ共を俺は『悪・即・斬』の元に切り捨てるまで。そのために国家権力を利用するのが一番手っ取り早いという訳だ。」
(そうだった・・・。『悪・即・斬』。それがこの人を動かす唯一の正義だった・・・・。斎藤さんは今もこうやって戦い続けているんだ・・・。)
「昔と変わりないんですね。」
「嗚呼。それにもともと新撰組は治安の維持という任務もあったんだ。やっていることもそう、変わらん。今も昔も俺は俺自身の正義の為に刀を振るうだけだ。・・・・・どうだ、やるか。」
「斎藤さんの命令なら従いますが、・・・・それ以外は聞きませんよ。」
武尊がにやりと笑いながらいう。
「・・・ああ、それでいい。」
斎藤も愉快気に煙を吐いた。
「だが、気を抜いた仕事なんてやってみろ。お仕置きだからな。」
と、じろっと武尊を睨む。
「え~~~!ちょっと待った!そう言えば・・・私・・・・・、字とか読めないんですが・・・・。書類とかも書いたことないし・・・・。」
と、武尊が小さい声で言うと
「阿呆、死ぬ気で覚えろ。」
有無を言わさず即答された。
(まじ・・・?)
ちらっと斎藤を見るが、こっちを見ている目が・・・げっ、目がまじだよ・・・。
・・・・・・・助けてぇ!
「逃げられると思うなよ、武尊。」
くくく、っと笑う斎藤。
いや、笑い事じゃないんですけど・・・斎藤さん。
なんか仕事する前から先が見えそう・・・・。
こうして武尊は斎藤付の小間使いとなったわけだが武尊が警視庁へ出入りすることにより、また新たな事象が発覚していく事となる。
運命に導かれているのか、それとも遊ばれているのか。
過去と現在がこれからどう絡み合ってゆくのだろう。