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7.瞳~刹那の思い (斎藤・夢主)
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武尊に着衣を脱がさせ白い肌に残る傷痕を確認する。
やはり十六夜丸は武尊だった・・・。
俺が知る間違いない確証。
十六夜丸のお陰で俺は今、こうして生きている。
そして再び出会った、俺が愛した女に・・・。
傷が愛おしくて思わず口づけた。
生きていてくれた、あの動乱の時代を。
あれから十年、お前は何処で何をしていた。
男はいるのか。
だがこうして再び出会ってしまったからにはお前は俺の物だ。
「武尊・・・。」
武尊の名前を呼ぶ。
心の奥に閉じ込めていた思いが溢れだす。
お前に俺の思いが伝わらなくてもお前を離しはしない。
武尊の眼を見つめる。
武尊が俺を見つめる。
お前の熱い視線がお前が今どう思っているかを伝えてくる。
そうだ、理性なんか捨ててしまえ。
他に男がいたとしても忘れてしまえ、俺の前では。
否、お前に他に男がいたとしても渡しはしない。
幕末に紡いだ俺達の魂の鎖は誰にも斬れん。