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40.人斬りの答えと溶けたチョコレート (剣心組)
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*これは帰りの船でのお話*
抜刀斎・・・こと、緋村剣心とその御一行は甲板の片隅でかたまっている。
蒼紫だけ少し離れて海を見ていた。
「ふぅ~!やっぱ、ひと仕事した後って充実感あるわね~!」
操が伸びをしながら叫ぶ。
「操ちゃん、本当にありがとう。日記を持ってきてくれた上に剣心の力になってくれて。」
と、薫が礼を言う。
「ううん、緋村にはこの間の件で本当に感謝しているから・・。それに薫さんが連れ去られたって聞いたら助けに行くのが当然でしょ!」
そして、
「イエーィ!薫さんが戻ってきた!ヤッホー!」
と、操がテンションをあげて小躍りしていると、
「操、静かにしろよ。剣心が起きちまうだろうが。」
「あ、ごめんごめん、ついおめでたいからもりあがっちゃった。」
テヘヘと、操が謝る。
「そうね・・・、剣さんはこの間の傷も癒えてないうえに今日も酷い怪我・・・。ゆっくりさせてあげないとね。」
と、恵が剣心を見ながら心配して言った。
剣心は薫の横に座って逆刃刀を抱え静かに目をつむっている。
寝ているのか起きているのか、端からはわからないけれど。
「それにしても腹減ったな。薫、何かねぇのかよ。あそこにずっといたんだろ。」
「あるわけないでしょ!それにそんな状況じゃなかったのわかってるじゃない!」
「ちぇっ・・・。」
「あ、そういえば。」
と言って操がふところから武尊からもらったチョコレートの袋を取り出す。
が、その感触に操の目が点になる。
その顔を見て弥彦が不思議そうに
「なんだよ、操。」
と言った。
(どろどろしている・・ぅ!)
おそるおそる操が取り出した袋を覗いてみると
南国の気温で半分以上原型をなくしたチョコレート。
目が点のまま、操は
「弥彦、これちょっとなめてみて。」
と、袋を弥彦に差し出した。
弥彦は中を覗き込むと、今まで見たことのない未知の物体。
「なんだ、この茶色いの。下痢のう●こか、気持ち悪りぃ~~。」
と、弥彦は素直な感想を述べた。
操もそうだと思いながらも
「いいから、なめなさい!ほら。」
半分やけで弥彦にゴリ押しする。
「やなこった!こんなの食えるか!」
そんなやり取りを耳にしながら恵は
「あなた一体何持ってるの。」
と操の袋を覗き込む。
「ちょっといいかしら。」
と言って恵は人差し指を操が開いてる袋の中に入れると、溶けたチョコをすくい上げペロリと舐めた。
「もしかしてこれは・・・。」
と言う恵を弥彦と左之助がじっと見る。
「猪口齢糖 じゃない?溶けてはいるけど。珍しいわね。」
「何だそりゃ。」
聞いた事もない名前だが恵の様子からすると食えるものらしいと左之助がすぐ反応する。
「イタチ娘、俺にも食わせろ!」
「誰がイタチ娘ですって!あんたにはあげないんだから!」
「なにぃぃぃ!」
「はっ、ざまあみろ、左之助。操、俺にくれるって言ったよな。」
「だめ、あんた気持ち悪りぃ~って言ったじゃない!後は薫さんと恵さんとで食べるんだから。あ、後、蒼紫様と。」
「俺はいい、操。」
この争いに巻き込まれたくない蒼紫は即、返事をした。
と、蒼紫に断られ、うっ、と思いながら操は薫に袋を差し出す。
「はい、薫さん。」
薫は何これ、と思いながらも袋を受け取り、恵が口にしていたので溶けたチョコに指を突っ込んで舐めた。
「あら・・・。甘くておいしいわね!」
と、思わず声をもらすと
「薫~!俺にも味見ぐらいさせろよ-!」
という弥彦と、
「嬢ちゃん、まさか俺に味見させないなんてことないよな。」
と言う左之助が、ずいっと同時に薫に詰め寄る。
「ちょっと・・・あなた達、そんな顔しなくても。」
思わず二人に詰め寄られその迫力に、
「操ちゃん、ちょっとだけならいいよね。」
と、薫が袋を二人の前に出すと弥彦と左之助の手が同時に伸びてくる。
袋をうばったのはスリの腕前に覚えがある弥彦の方。
そして、指を突っ込んてチョコのついた指を口にするなり、
「うっめぇえええ!」
と、叫んだのは言いが、次の瞬間左之助が弥彦を頭から押さえて袋をうばい取るとそれを両腕をあげて弥彦の届かないところにやると素早くそれを裏返し、袋ごと口の中へ放り込んだ。
一同一瞬固まる。
「ああっ!左之助、汚ねぇぞ!」
という弥彦に左之助が、
「ふがが~、んがががぎあんがが、がーがんがが(うるせぇ!食ったもん勝ちなんだよ、こういうのは。)」
と言って口からすっかりチョコがなくなった袋をぷっと出すと弥彦にデコピンするように投げつけた。
弥彦の顔が怒りで赤くなる。
「こら-!左之助-!食べ物の恨みは恐ろしいってことを・・・。」
と怒鳴っている最中に薫が
「うるさい弥彦!」
と鉄拳をくらわせ弥彦がそのまま前に倒れて白目をむく。
「剣心が起きちゃうじゃないのよ。」
と怒りあらわの薫。
弥彦はこのまま東京に着くまでこのまま気を失うことになった。(笑)
「ひっでぇなぁ、嬢ちゃんは・・。」
と言う左之助を薫は、きっ!っと睨むと、
「あんたが悪いんでしょ!左之助!」
と怒る薫が操の方に目を向けると操が、
「ああ・・・武尊さんからもらったチョコレートが・・・・。」
と、左之助にあんなかたちで食べられてしまったショックで目をうるうるさせている。
「操ちゃん、ごめん!左之助!あんたも謝りなさいよ!」
と言う薫に左之助が薫の話は耳に入ってないようで、
「誰なんだ、その武尊って言うやつは。」
と聞いた。
抜刀斎・・・こと、緋村剣心とその御一行は甲板の片隅でかたまっている。
蒼紫だけ少し離れて海を見ていた。
「ふぅ~!やっぱ、ひと仕事した後って充実感あるわね~!」
操が伸びをしながら叫ぶ。
「操ちゃん、本当にありがとう。日記を持ってきてくれた上に剣心の力になってくれて。」
と、薫が礼を言う。
「ううん、緋村にはこの間の件で本当に感謝しているから・・。それに薫さんが連れ去られたって聞いたら助けに行くのが当然でしょ!」
そして、
「イエーィ!薫さんが戻ってきた!ヤッホー!」
と、操がテンションをあげて小躍りしていると、
「操、静かにしろよ。剣心が起きちまうだろうが。」
「あ、ごめんごめん、ついおめでたいからもりあがっちゃった。」
テヘヘと、操が謝る。
「そうね・・・、剣さんはこの間の傷も癒えてないうえに今日も酷い怪我・・・。ゆっくりさせてあげないとね。」
と、恵が剣心を見ながら心配して言った。
剣心は薫の横に座って逆刃刀を抱え静かに目をつむっている。
寝ているのか起きているのか、端からはわからないけれど。
「それにしても腹減ったな。薫、何かねぇのかよ。あそこにずっといたんだろ。」
「あるわけないでしょ!それにそんな状況じゃなかったのわかってるじゃない!」
「ちぇっ・・・。」
「あ、そういえば。」
と言って操がふところから武尊からもらったチョコレートの袋を取り出す。
が、その感触に操の目が点になる。
その顔を見て弥彦が不思議そうに
「なんだよ、操。」
と言った。
(どろどろしている・・ぅ!)
おそるおそる操が取り出した袋を覗いてみると
南国の気温で半分以上原型をなくしたチョコレート。
目が点のまま、操は
「弥彦、これちょっとなめてみて。」
と、袋を弥彦に差し出した。
弥彦は中を覗き込むと、今まで見たことのない未知の物体。
「なんだ、この茶色いの。下痢のう●こか、気持ち悪りぃ~~。」
と、弥彦は素直な感想を述べた。
操もそうだと思いながらも
「いいから、なめなさい!ほら。」
半分やけで弥彦にゴリ押しする。
「やなこった!こんなの食えるか!」
そんなやり取りを耳にしながら恵は
「あなた一体何持ってるの。」
と操の袋を覗き込む。
「ちょっといいかしら。」
と言って恵は人差し指を操が開いてる袋の中に入れると、溶けたチョコをすくい上げペロリと舐めた。
「もしかしてこれは・・・。」
と言う恵を弥彦と左之助がじっと見る。
「
「何だそりゃ。」
聞いた事もない名前だが恵の様子からすると食えるものらしいと左之助がすぐ反応する。
「イタチ娘、俺にも食わせろ!」
「誰がイタチ娘ですって!あんたにはあげないんだから!」
「なにぃぃぃ!」
「はっ、ざまあみろ、左之助。操、俺にくれるって言ったよな。」
「だめ、あんた気持ち悪りぃ~って言ったじゃない!後は薫さんと恵さんとで食べるんだから。あ、後、蒼紫様と。」
「俺はいい、操。」
この争いに巻き込まれたくない蒼紫は即、返事をした。
と、蒼紫に断られ、うっ、と思いながら操は薫に袋を差し出す。
「はい、薫さん。」
薫は何これ、と思いながらも袋を受け取り、恵が口にしていたので溶けたチョコに指を突っ込んで舐めた。
「あら・・・。甘くておいしいわね!」
と、思わず声をもらすと
「薫~!俺にも味見ぐらいさせろよ-!」
という弥彦と、
「嬢ちゃん、まさか俺に味見させないなんてことないよな。」
と言う左之助が、ずいっと同時に薫に詰め寄る。
「ちょっと・・・あなた達、そんな顔しなくても。」
思わず二人に詰め寄られその迫力に、
「操ちゃん、ちょっとだけならいいよね。」
と、薫が袋を二人の前に出すと弥彦と左之助の手が同時に伸びてくる。
袋をうばったのはスリの腕前に覚えがある弥彦の方。
そして、指を突っ込んてチョコのついた指を口にするなり、
「うっめぇえええ!」
と、叫んだのは言いが、次の瞬間左之助が弥彦を頭から押さえて袋をうばい取るとそれを両腕をあげて弥彦の届かないところにやると素早くそれを裏返し、袋ごと口の中へ放り込んだ。
一同一瞬固まる。
「ああっ!左之助、汚ねぇぞ!」
という弥彦に左之助が、
「ふがが~、んがががぎあんがが、がーがんがが(うるせぇ!食ったもん勝ちなんだよ、こういうのは。)」
と言って口からすっかりチョコがなくなった袋をぷっと出すと弥彦にデコピンするように投げつけた。
弥彦の顔が怒りで赤くなる。
「こら-!左之助-!食べ物の恨みは恐ろしいってことを・・・。」
と怒鳴っている最中に薫が
「うるさい弥彦!」
と鉄拳をくらわせ弥彦がそのまま前に倒れて白目をむく。
「剣心が起きちゃうじゃないのよ。」
と怒りあらわの薫。
弥彦はこのまま東京に着くまでこのまま気を失うことになった。(笑)
「ひっでぇなぁ、嬢ちゃんは・・。」
と言う左之助を薫は、きっ!っと睨むと、
「あんたが悪いんでしょ!左之助!」
と怒る薫が操の方に目を向けると操が、
「ああ・・・武尊さんからもらったチョコレートが・・・・。」
と、左之助にあんなかたちで食べられてしまったショックで目をうるうるさせている。
「操ちゃん、ごめん!左之助!あんたも謝りなさいよ!」
と言う薫に左之助が薫の話は耳に入ってないようで、
「誰なんだ、その武尊って言うやつは。」
と聞いた。