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39.薄暮の紫煙 (斎藤・蒼紫・夢主)
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(あ-あ。大福もそうだけど張の言うこともよくよく考えればわかることなのにね。)
と、なんか自分でも抜けていた、と思う武尊。
「ただいま帰りました-。」
と、裏口から入って声をかけると時尾さんがいつものように、
「おかえりなさい、武尊さん。」
と優しい笑顔で出迎えてくれる。
「お風呂になさいますか?御飯になさいます?」
と聞かれて
武尊は焦りながら、
「あ、いつもそんなに気を使わないでください。私は居候の身ですし、女ですから。あ・・・でもお風呂あるんだったら先にいただきます。冷めちゃいますもんね。」
と言うと、時尾が
「お風呂は先ほど私が頂いたばかりですのでまだ十分暖かいと思いますよ。」
と言うので
「じゃ、すみません、お風呂頂いてきます。あ、それから藤田警部補、今日は出かけているので帰って来ません。」
と、武尊が言うと、
「あ、そうですか。わかりました、教えていただいて助かります。」
と時尾がにっこり笑って言うので武尊は
「え?出張とか、藤田警部補、予定とか言っていかないんですか?」
と聞いてみた。
「帰って来ない日なんてしょっちゅうですよ。むしろ、武尊さんが来てからの方が家に帰って来る日が増えたぐらいで。」
と、時尾はコロコロ笑い出した。
「はあ・・・・。そんなもんですか。」
(まあ、確かにあそこ(警視庁)にいたら時間で終わる仕事なんてあんまりないよね-。)
と思い、そして余裕の時尾に流石・・・・と武尊は舌を巻いた。
汗と汚れを落とし、どぶんとお湯に入る。
「ふぁ~~、幸せ~~~!」
武尊はお湯に入った時は必ずこのセリフを無意識に言ってしまう。
大福の事も、張の一言も、落ち込んでることはみ-んな湯気とともに飛んでってしまいそうな気分になる。
お湯にどっぷりつかりながら、小窓から見える星空を眺めて
(斎藤さん、、今頃なにしてるのかな~。海の上はもっとすごい星がみえるんじゃないかな・・・。)
なんて思っていると急に蒼紫の事を思い出した。
(四乃森さんが御庭番だったというのは、まあ・・・・・・後から考えるとして・・・、あの運動神経って何!忍者だから?それとも昔の人はみんなああだったっていうの?!現代人の堕落・・・・・。)
(むむむむむ・・・。)
武尊は思わず口まで湯船につけてぶくぶくと口から泡を出した。
(斎藤さんにしても四乃森さんにしてもどうなってるの?って言いたいぐらい普通と違うよね。)
斎藤には悪戯心でやり込めたいと思う気持ちは何度かあったけど、他にも全然かなわないと思う人間がでてくると、変な所で負けず嫌いの武尊の根性に火がつく。
(ちっくしょぉ~~~。いつかぎゃふんと言わしたい・・・。)
何か自分にしか出来ない必殺技でもあれば・・・。
と考えていたところ、この間まで【気】を飛ばすことが出来ていたことを思い出した。
飛ばした後がどうも体調がよくなかったのでずっとやめていたけれども、もっと精神力を鍛えたら何かに使えるようになるかもしれない。
と考え、
(確かこうやって【気】の力を込めて・・・。)
武尊がお湯の中で片手をぐ-に握り【気】を集中させた・・・・。
と、なんか自分でも抜けていた、と思う武尊。
「ただいま帰りました-。」
と、裏口から入って声をかけると時尾さんがいつものように、
「おかえりなさい、武尊さん。」
と優しい笑顔で出迎えてくれる。
「お風呂になさいますか?御飯になさいます?」
と聞かれて
武尊は焦りながら、
「あ、いつもそんなに気を使わないでください。私は居候の身ですし、女ですから。あ・・・でもお風呂あるんだったら先にいただきます。冷めちゃいますもんね。」
と言うと、時尾が
「お風呂は先ほど私が頂いたばかりですのでまだ十分暖かいと思いますよ。」
と言うので
「じゃ、すみません、お風呂頂いてきます。あ、それから藤田警部補、今日は出かけているので帰って来ません。」
と、武尊が言うと、
「あ、そうですか。わかりました、教えていただいて助かります。」
と時尾がにっこり笑って言うので武尊は
「え?出張とか、藤田警部補、予定とか言っていかないんですか?」
と聞いてみた。
「帰って来ない日なんてしょっちゅうですよ。むしろ、武尊さんが来てからの方が家に帰って来る日が増えたぐらいで。」
と、時尾はコロコロ笑い出した。
「はあ・・・・。そんなもんですか。」
(まあ、確かにあそこ(警視庁)にいたら時間で終わる仕事なんてあんまりないよね-。)
と思い、そして余裕の時尾に流石・・・・と武尊は舌を巻いた。
汗と汚れを落とし、どぶんとお湯に入る。
「ふぁ~~、幸せ~~~!」
武尊はお湯に入った時は必ずこのセリフを無意識に言ってしまう。
大福の事も、張の一言も、落ち込んでることはみ-んな湯気とともに飛んでってしまいそうな気分になる。
お湯にどっぷりつかりながら、小窓から見える星空を眺めて
(斎藤さん、、今頃なにしてるのかな~。海の上はもっとすごい星がみえるんじゃないかな・・・。)
なんて思っていると急に蒼紫の事を思い出した。
(四乃森さんが御庭番だったというのは、まあ・・・・・・後から考えるとして・・・、あの運動神経って何!忍者だから?それとも昔の人はみんなああだったっていうの?!現代人の堕落・・・・・。)
(むむむむむ・・・。)
武尊は思わず口まで湯船につけてぶくぶくと口から泡を出した。
(斎藤さんにしても四乃森さんにしてもどうなってるの?って言いたいぐらい普通と違うよね。)
斎藤には悪戯心でやり込めたいと思う気持ちは何度かあったけど、他にも全然かなわないと思う人間がでてくると、変な所で負けず嫌いの武尊の根性に火がつく。
(ちっくしょぉ~~~。いつかぎゃふんと言わしたい・・・。)
何か自分にしか出来ない必殺技でもあれば・・・。
と考えていたところ、この間まで【気】を飛ばすことが出来ていたことを思い出した。
飛ばした後がどうも体調がよくなかったのでずっとやめていたけれども、もっと精神力を鍛えたら何かに使えるようになるかもしれない。
と考え、
(確かこうやって【気】の力を込めて・・・。)
武尊がお湯の中で片手をぐ-に握り【気】を集中させた・・・・。