※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
39.薄暮の紫煙 (斎藤・蒼紫・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
武尊はひとしきり腕を振り終わると大きく深呼吸をして呼吸を整えた。
「はぁ~、斎藤さんに何とか手を振ったけど、帰ったら『何をやっていた。』、って怒られるだろうな。」
ハハっと笑って、最後にフゥ-と、大きく息を吐いた。
でも一体いつ帰って来るんだろう。
そう言えば聞いてなかったと周りを見回すとロープを引き上げにきた警官がいたのでダメ元で聞いてみた。
「さっき出港した船っていつ頃戻って来るか聞いてますか?」
武尊に話しかけられた警官は武尊の顔を見ると急にシャキっとして直立不動で敬礼をした。(右頬に三本傷の若い警官が【あの藤田警部補】の部下で、鯨波を手なづけたとか、警視総監を短銃だけで守ったとかいろんな話が警視庁内を飛びまわっている。)
「いえ、帰って来る時間についてははっきりとは聞いておりませんが片道十二時間かかると聞いております。」
と、答える。
そんな噂がながれているとは露ほど知らず、なぜ、私に敬語?と思いつつも、武尊の頭は簡単な計算をする。
今日の日没が18:30で出港が19:00。
片道12時間だとすると、島につくのが朝の07:00頃だとして、向こうでなんだかんだして3時間費やすとしたら島を出るのが10:00。
そうするとここに着くのが22:00。
よし、何かごたごたしてても、特に大きな事がなければ23:00ぐらいには警視庁の方へ帰ってこれるかな。
と予想を立てる。
まあ、八丈島まで高速フェリーで約11時間、この時代の船がどのくらいのスピードが出るか分からないけど、ま、そこそこ遠いってことはわかるわよね。
と、考えた所で、
「あ!張の言葉伝言するの忘れた!!」
と、思った武尊は船に向かって両手をメガホンのように口に当て叫んだ。
「はぁ~、斎藤さんに何とか手を振ったけど、帰ったら『何をやっていた。』、って怒られるだろうな。」
ハハっと笑って、最後にフゥ-と、大きく息を吐いた。
でも一体いつ帰って来るんだろう。
そう言えば聞いてなかったと周りを見回すとロープを引き上げにきた警官がいたのでダメ元で聞いてみた。
「さっき出港した船っていつ頃戻って来るか聞いてますか?」
武尊に話しかけられた警官は武尊の顔を見ると急にシャキっとして直立不動で敬礼をした。(右頬に三本傷の若い警官が【あの藤田警部補】の部下で、鯨波を手なづけたとか、警視総監を短銃だけで守ったとかいろんな話が警視庁内を飛びまわっている。)
「いえ、帰って来る時間についてははっきりとは聞いておりませんが片道十二時間かかると聞いております。」
と、答える。
そんな噂がながれているとは露ほど知らず、なぜ、私に敬語?と思いつつも、武尊の頭は簡単な計算をする。
今日の日没が18:30で出港が19:00。
片道12時間だとすると、島につくのが朝の07:00頃だとして、向こうでなんだかんだして3時間費やすとしたら島を出るのが10:00。
そうするとここに着くのが22:00。
よし、何かごたごたしてても、特に大きな事がなければ23:00ぐらいには警視庁の方へ帰ってこれるかな。
と予想を立てる。
まあ、八丈島まで高速フェリーで約11時間、この時代の船がどのくらいのスピードが出るか分からないけど、ま、そこそこ遠いってことはわかるわよね。
と、考えた所で、
「あ!張の言葉伝言するの忘れた!!」
と、思った武尊は船に向かって両手をメガホンのように口に当て叫んだ。