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38.ザ・忍者 (蒼紫・夢主)
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「で、幕末に江戸城警備に当たっていた四乃森さんが十六夜丸を知っているということは・・・・・、あいつは・・・・十六夜丸は・・・、江戸城へ入り込んだんですね・・・。」
武尊は、ハァ、と思わずため息をつく。
そして、よく生きていたもんだと、変な意味で十六夜丸に感心した。
「目的はなんだったのでしょう。」
と武尊は蒼紫に聞くが
「こっちこそ知りたいところだ。が、そんなことは今はもうどうでもいい。」
と蒼紫は答える。
武尊は急にふっと視線を落とすと
「あの・・・四乃森さん・・・、どなたか・・・・十六夜丸が・・・。」
と言いにくそうに言う。
蒼紫は武尊が川に落ちた後、『私は四乃森さんの大切な人を殺めましたか?誰かを傷つけましたか?』と武尊が言ったのを思い出した。
確かに俺が立ち会う前に何人も十六夜丸に斬られて命を落とした・・・と蒼紫は思い出す。
だが蒼紫は、
「ああ。・・・だがもう過ぎたことだ。主君の命により命を賭して任務を遂行する。御庭番衆であるならば任務上の危険は承知のこと。それに武尊は俺が闘った十六夜丸とは違う。」
と、言った。
最近斎藤さんからも聞いた同じような言葉。
四乃森さんはそう言うけど・・・・。
御頭としてどうなんですか?部下が殺されたら・・・。
その犯人が今あなたの目の前にいるんですよ。
確かに感じる罪の意識。
それが例え『私』自身が殺ったのではなくとも。
斎藤さんも四乃森さんも『私』がやったのではないからと言ってくれるから、それを隠れみのに、あ-よかった。とは思えない。
どうすればいい・・・・・。
どうすべきなのか・・・・・。
答えが見つからない・・・・・・。
うつむいて沈黙する武尊を蒼紫は静かに見ていた。
蒼紫は思う。
ここで優しく抱きしめてやるべきなのか。
だが拒絶されたくはない。
それを俺は恐れている。
そして武尊は苦しんでいる。
自分ではないが自分が犯したと思っている人斬りの罪に。
その答えは、抜刀斎ではないが己自身で見つけるしかないのだ。
好いた女を抱きしめるのではなく、友として見守る・・・・・。
俺はずるい男か・・・・?
二人は無言でそれぞれの考えにはまっている時、
ボ--、ボ--、と汽笛がなった。
武尊はハッとし、
「四乃森さん!これって出港の合図では!!」
と言った。
武尊は、ハァ、と思わずため息をつく。
そして、よく生きていたもんだと、変な意味で十六夜丸に感心した。
「目的はなんだったのでしょう。」
と武尊は蒼紫に聞くが
「こっちこそ知りたいところだ。が、そんなことは今はもうどうでもいい。」
と蒼紫は答える。
武尊は急にふっと視線を落とすと
「あの・・・四乃森さん・・・、どなたか・・・・十六夜丸が・・・。」
と言いにくそうに言う。
蒼紫は武尊が川に落ちた後、『私は四乃森さんの大切な人を殺めましたか?誰かを傷つけましたか?』と武尊が言ったのを思い出した。
確かに俺が立ち会う前に何人も十六夜丸に斬られて命を落とした・・・と蒼紫は思い出す。
だが蒼紫は、
「ああ。・・・だがもう過ぎたことだ。主君の命により命を賭して任務を遂行する。御庭番衆であるならば任務上の危険は承知のこと。それに武尊は俺が闘った十六夜丸とは違う。」
と、言った。
最近斎藤さんからも聞いた同じような言葉。
四乃森さんはそう言うけど・・・・。
御頭としてどうなんですか?部下が殺されたら・・・。
その犯人が今あなたの目の前にいるんですよ。
確かに感じる罪の意識。
それが例え『私』自身が殺ったのではなくとも。
斎藤さんも四乃森さんも『私』がやったのではないからと言ってくれるから、それを隠れみのに、あ-よかった。とは思えない。
どうすればいい・・・・・。
どうすべきなのか・・・・・。
答えが見つからない・・・・・・。
うつむいて沈黙する武尊を蒼紫は静かに見ていた。
蒼紫は思う。
ここで優しく抱きしめてやるべきなのか。
だが拒絶されたくはない。
それを俺は恐れている。
そして武尊は苦しんでいる。
自分ではないが自分が犯したと思っている人斬りの罪に。
その答えは、抜刀斎ではないが己自身で見つけるしかないのだ。
好いた女を抱きしめるのではなく、友として見守る・・・・・。
俺はずるい男か・・・・?
二人は無言でそれぞれの考えにはまっている時、
ボ--、ボ--、と汽笛がなった。
武尊はハッとし、
「四乃森さん!これって出港の合図では!!」
と言った。