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38.ザ・忍者 (蒼紫・夢主)
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「はい?」
「先ほどの話なんだが・・・・。」
と、蒼紫が少し声を落として言った。
(あ、ああ・・。もしかしてさっき私が『何者なんですか?』なんて聞いた後、四乃森さん、何か言おうとしてたみたいだったから、その事かな?)
と、武尊は話の内容に検討をつけた。
蒼紫は辺りを見回すと建物の影に向かって歩きだした。
武尊もなんとなく蒼紫の空気を読んで、人目を避けて話がしたいなのかなぁ、と蒼紫の後に続いた。
(葵屋にいる頃から四乃森さんの正体について遠回しに聞いておきながらやっと本人が何か言おうとしてる時に、抜刀斎さんを見たいからって放っておくわけにいかないよね。このチャンスを逃したら言ってくれるかわからないもん。)
と、武尊は思った。
蒼紫は建物の壁際に立つと武尊の目を見る。
そしてもう一度決心をすると、
「武尊・・・。先ほどは言いそびれたが・・・・俺は幕末、江戸城隠密御庭番衆御頭を務めた男だ。」
と言った。
***************
『江戸城隠密御庭番衆』
その名を裏の世界に生きた者なら知らぬ者はいない。
徳川幕府を陰で支え続けた闇の集団の名前。
御三家でさえ将軍の命とあらば闇へと葬る非情と恐れられるその名を。
そして俺はその集団を束ねる御頭だと・・・。
言った、言ってしまった・・・
武尊・・・・やはりお前は俺を恐れ、さらに距離を置いてしまうのか・・・。
蒼紫はそんな不安な気持ちを持ちながら武尊を見ていた。
が、
ん・・・・・?
なんだこの反応は・・・。
蒼紫は当然、『闇の世界で活躍したと言う十六夜丸』が自分だ、と言う武尊であれば御庭番の御頭と言えば何者か分かるはず。
と思っていたが武尊の反応は蒼紫が予測したものとは別のものだった。
「先ほどの話なんだが・・・・。」
と、蒼紫が少し声を落として言った。
(あ、ああ・・。もしかしてさっき私が『何者なんですか?』なんて聞いた後、四乃森さん、何か言おうとしてたみたいだったから、その事かな?)
と、武尊は話の内容に検討をつけた。
蒼紫は辺りを見回すと建物の影に向かって歩きだした。
武尊もなんとなく蒼紫の空気を読んで、人目を避けて話がしたいなのかなぁ、と蒼紫の後に続いた。
(葵屋にいる頃から四乃森さんの正体について遠回しに聞いておきながらやっと本人が何か言おうとしてる時に、抜刀斎さんを見たいからって放っておくわけにいかないよね。このチャンスを逃したら言ってくれるかわからないもん。)
と、武尊は思った。
蒼紫は建物の壁際に立つと武尊の目を見る。
そしてもう一度決心をすると、
「武尊・・・。先ほどは言いそびれたが・・・・俺は幕末、江戸城隠密御庭番衆御頭を務めた男だ。」
と言った。
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『江戸城隠密御庭番衆』
その名を裏の世界に生きた者なら知らぬ者はいない。
徳川幕府を陰で支え続けた闇の集団の名前。
御三家でさえ将軍の命とあらば闇へと葬る非情と恐れられるその名を。
そして俺はその集団を束ねる御頭だと・・・。
言った、言ってしまった・・・
武尊・・・・やはりお前は俺を恐れ、さらに距離を置いてしまうのか・・・。
蒼紫はそんな不安な気持ちを持ちながら武尊を見ていた。
が、
ん・・・・・?
なんだこの反応は・・・。
蒼紫は当然、『闇の世界で活躍したと言う十六夜丸』が自分だ、と言う武尊であれば御庭番の御頭と言えば何者か分かるはず。
と思っていたが武尊の反応は蒼紫が予測したものとは別のものだった。