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37.天気予報とチョコレ-ト (蒼紫・夢主・操)
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操は先ほど両ほほを押さえて飛び上がった時に持っていた貝殻を落としてしまっていて今拾っている最中。
蒼紫は操の視線が地面に向いているのを素早く確認すると、
武尊のつまんでいるチョコに対してぱくっと・・・・・。
蒼紫の唇が武尊の指を軽く咥えるように滑ってゆく。
まさに一瞬の出来事だった。
ビクッと電気が背中を走った感じがしてチョコが蒼紫の口の中に落ちた。
滑って行った蒼紫の唇の感触が指先に残る。
武尊が目を見開いて蒼紫を見るが、蒼紫は何事もなかったかのようにチョコを味わう。
「甘いな。だが悪くない。」
と蒼紫が言うと操が
「おいしいよね、これ!チョコレートって言うんだっけ?武尊さん。」
と、武尊に話しかけた。
「あ、・・・うん、・・・そう。」
と、操の問いに、慌てて蒼紫から顔をそらし、心あらずの答えをする武尊。
「これを何処で手に入れた。」
と、蒼紫の問いかけに
「え、ええ・・・・・ここに来てすぐ、仕事で知り合った外国人の方に頂いて・・・。」
と、思考回路がちょっとショートしたまま武尊は答えた。
そう言えば、どんな味のチョコか自分は食べていなかった。
味を見ないと操ちゃんや蒼紫がどういう感覚で食べたか分からないと思い、武尊も包からひとかけら摘まむがその指先が少し震える。
それを口に放り投げた後で、
はっ!これって四乃森さんの唇が触れた指でチョコつまんじゃった---!
と、内心もっとパニくる武尊。
そんな武尊を見て蒼紫はほんのわずかだが、人に分からないぐらいに、ふっ、と口角を上げた。
操と蒼紫に見られながらの味見。
(味・・・よくわかんない~!こんなことならすぐにでも味見しておけばよかった。)
と、武尊は大好きなチョコ・・・・だけど今となってはその貴重な味が分からなくなっている自分を恨んだ。
やっとの思いで心を落ち着け武尊は操に
「操ちゃん、これ、気に入った?」
と言うと、
「うん、こんなの食べたことなかったけど、いけるじゃん!」
と言うので
「よかったらあげる。」
と、残り全部、包ごと操に差し出す。
「え!?いいの?武尊さん!」
「うん、私けっこう食べたから。(未来でかなり食べまくったから・・・。)いいよ。操ちゃんも船に乗るんでしょ。チョコって疲れた時に食べると元気になるって言われてるから役に立つかも。だからおやつにでも持ってって。」
「ありがとう武尊さん、じゃ、頂くね!」
と言って操は包を受け取った。
手渡す時に武尊は、
「あ、大事なことをひとつ・・・。それ、今もちょっとやわらかいけど、暑いところに置くと溶けちゃうから気をつけてね。」
と付け加えることも忘れなかった。
蒼紫は操の視線が地面に向いているのを素早く確認すると、
武尊のつまんでいるチョコに対してぱくっと・・・・・。
蒼紫の唇が武尊の指を軽く咥えるように滑ってゆく。
まさに一瞬の出来事だった。
ビクッと電気が背中を走った感じがしてチョコが蒼紫の口の中に落ちた。
滑って行った蒼紫の唇の感触が指先に残る。
武尊が目を見開いて蒼紫を見るが、蒼紫は何事もなかったかのようにチョコを味わう。
「甘いな。だが悪くない。」
と蒼紫が言うと操が
「おいしいよね、これ!チョコレートって言うんだっけ?武尊さん。」
と、武尊に話しかけた。
「あ、・・・うん、・・・そう。」
と、操の問いに、慌てて蒼紫から顔をそらし、心あらずの答えをする武尊。
「これを何処で手に入れた。」
と、蒼紫の問いかけに
「え、ええ・・・・・ここに来てすぐ、仕事で知り合った外国人の方に頂いて・・・。」
と、思考回路がちょっとショートしたまま武尊は答えた。
そう言えば、どんな味のチョコか自分は食べていなかった。
味を見ないと操ちゃんや蒼紫がどういう感覚で食べたか分からないと思い、武尊も包からひとかけら摘まむがその指先が少し震える。
それを口に放り投げた後で、
はっ!これって四乃森さんの唇が触れた指でチョコつまんじゃった---!
と、内心もっとパニくる武尊。
そんな武尊を見て蒼紫はほんのわずかだが、人に分からないぐらいに、ふっ、と口角を上げた。
操と蒼紫に見られながらの味見。
(味・・・よくわかんない~!こんなことならすぐにでも味見しておけばよかった。)
と、武尊は大好きなチョコ・・・・だけど今となってはその貴重な味が分からなくなっている自分を恨んだ。
やっとの思いで心を落ち着け武尊は操に
「操ちゃん、これ、気に入った?」
と言うと、
「うん、こんなの食べたことなかったけど、いけるじゃん!」
と言うので
「よかったらあげる。」
と、残り全部、包ごと操に差し出す。
「え!?いいの?武尊さん!」
「うん、私けっこう食べたから。(未来でかなり食べまくったから・・・。)いいよ。操ちゃんも船に乗るんでしょ。チョコって疲れた時に食べると元気になるって言われてるから役に立つかも。だからおやつにでも持ってって。」
「ありがとう武尊さん、じゃ、頂くね!」
と言って操は包を受け取った。
手渡す時に武尊は、
「あ、大事なことをひとつ・・・。それ、今もちょっとやわらかいけど、暑いところに置くと溶けちゃうから気をつけてね。」
と付け加えることも忘れなかった。