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37.天気予報とチョコレ-ト (蒼紫・夢主・操)
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蒼紫は先ほどから武尊が何を考えているのかおおよそ、見当がついていた。
やはり、答えねばならぬのか、
俺の正体を知った後でも武尊は今までと同じように接してくれるのか・・・・?
だが、話しておかねばならぬのだろう。
これ以上互いが係わるのであれば必ずどこかで話さなければならぬこと。
・・・・・・・・出来れば隠しておきたかったのだがな。
蒼紫は小さくため息をつくと、意を決して口を開いた時、
「蒼紫様~!」
と、操が蒼紫と武尊方へ駆け戻ってきた。
蒼紫は言いだすタイミングを失した。
「蒼紫様、これ見て下さい。」
と、操が手のひらを開くと中には白い貝殻が数枚。
武尊からもよく見えるので
「わ、操ちゃん、綺麗だね。」
と、言うと
「でしょ。なっかなかいい形のがなかったんだけど、やっとこれだけ集めたのよ。」
と自慢げに言った。
「爺やのお土産、これにしちゃおうかな~。」
と言う操に武尊は
「あ。」
と、何かを思い出したように言った。
いきなりの『あ』に操が
「え?どうしたの武尊さん?」
と聞く。
「あ、そういえばね・・。」
と、お土産と言えば、というか、さっきもらったばかりだけど・・・。
と、武尊がポケットに手を入れる。
(溶けてなければいいんだけど・・。)
「あ、これこれ。」
と言って先ほどもらったチョコレ-トの包を出した。
「何それ?」
と聞く操に
「操ちゃん、チョコレートって知ってる?」
と武尊が聞くと首を横に振る操。
「四乃森さんは?」
と聞くと、
「(観柳邸で)見たことはあるが食した事はない。」
と答えた。
『どこで見たの!?』と突っ込みたかったが食べたことがないのなら食べてもらおうと思い、袋からひとかけらを指でつまみ操に見せる。
「操ちゃん、これがチョコレ-ト。食べてみて。」
と、言って操の口元に手を伸ばした。
操はその茶色い物体を見て
「何これ~?」
と、鼻先と近づけてくんくんとにおいを嗅ぐ。
「ん~、何か甘い匂いがするけど。」
と言うので、
「あ、言うの忘れてたけど、これ西洋のお菓子なの。」
と、武尊が言うと
「ふ~ん。」
と言って武尊の指先のチョコに向かって口を開けたの武尊尊はポイっと操の口の中にチョコを放り込んだ。
操は初めて食べるチョコに目を丸くして
「うわ~、これなあに!?おいし---っ!」
と、両手でほっぺたを押さえて飛び上がった。
その様子を見て逆に武尊の方が驚いた。
(わお、初めてチョコを食べた人間ってこんな反応するのか・・・。)
期待通りのリアクションに内心、うひっ、と、ちょっと思ってしまう。
じゃあ、もしかして四乃森さんも飛び上がる・・・かも?
と、ちょっと期待して、武尊は蒼紫にも、と、チョコとひとかけつまんだ。
もちろん、最初から操の次には蒼紫にも食べさせてあげるつもりだった。
甘いものが苦手だったらしょうがないけど、そうでなかったら多分食べてくれるだろうと。
でも、操にそんなリアクリョンをされると、そこまでいかなくても何かするのではないかと期待してしまう。
まあ、操ちゃんみたいなリアクリョンがなくても、口をあーんと開ける蒼紫の顔はいつものクールフェイスと違って面白いかも・・・くくくっ。
悪戯好きの武尊の悪い癖が顔をのぞかせる。
そんな意地悪い期待をちょっと持ちながら
「よかったら四乃森さんも。」
と言って武尊はチョコをつまんだ指を蒼紫の顔の前に持って行った。
余談:
ネット情報でありますが、明治11年に東京両国の風月堂さんが日本で初めてチョコレートの製造販売を行ったとのことです。
やはり、答えねばならぬのか、
俺の正体を知った後でも武尊は今までと同じように接してくれるのか・・・・?
だが、話しておかねばならぬのだろう。
これ以上互いが係わるのであれば必ずどこかで話さなければならぬこと。
・・・・・・・・出来れば隠しておきたかったのだがな。
蒼紫は小さくため息をつくと、意を決して口を開いた時、
「蒼紫様~!」
と、操が蒼紫と武尊方へ駆け戻ってきた。
蒼紫は言いだすタイミングを失した。
「蒼紫様、これ見て下さい。」
と、操が手のひらを開くと中には白い貝殻が数枚。
武尊からもよく見えるので
「わ、操ちゃん、綺麗だね。」
と、言うと
「でしょ。なっかなかいい形のがなかったんだけど、やっとこれだけ集めたのよ。」
と自慢げに言った。
「爺やのお土産、これにしちゃおうかな~。」
と言う操に武尊は
「あ。」
と、何かを思い出したように言った。
いきなりの『あ』に操が
「え?どうしたの武尊さん?」
と聞く。
「あ、そういえばね・・。」
と、お土産と言えば、というか、さっきもらったばかりだけど・・・。
と、武尊がポケットに手を入れる。
(溶けてなければいいんだけど・・。)
「あ、これこれ。」
と言って先ほどもらったチョコレ-トの包を出した。
「何それ?」
と聞く操に
「操ちゃん、チョコレートって知ってる?」
と武尊が聞くと首を横に振る操。
「四乃森さんは?」
と聞くと、
「(観柳邸で)見たことはあるが食した事はない。」
と答えた。
『どこで見たの!?』と突っ込みたかったが食べたことがないのなら食べてもらおうと思い、袋からひとかけらを指でつまみ操に見せる。
「操ちゃん、これがチョコレ-ト。食べてみて。」
と、言って操の口元に手を伸ばした。
操はその茶色い物体を見て
「何これ~?」
と、鼻先と近づけてくんくんとにおいを嗅ぐ。
「ん~、何か甘い匂いがするけど。」
と言うので、
「あ、言うの忘れてたけど、これ西洋のお菓子なの。」
と、武尊が言うと
「ふ~ん。」
と言って武尊の指先のチョコに向かって口を開けたの武尊尊はポイっと操の口の中にチョコを放り込んだ。
操は初めて食べるチョコに目を丸くして
「うわ~、これなあに!?おいし---っ!」
と、両手でほっぺたを押さえて飛び上がった。
その様子を見て逆に武尊の方が驚いた。
(わお、初めてチョコを食べた人間ってこんな反応するのか・・・。)
期待通りのリアクションに内心、うひっ、と、ちょっと思ってしまう。
じゃあ、もしかして四乃森さんも飛び上がる・・・かも?
と、ちょっと期待して、武尊は蒼紫にも、と、チョコとひとかけつまんだ。
もちろん、最初から操の次には蒼紫にも食べさせてあげるつもりだった。
甘いものが苦手だったらしょうがないけど、そうでなかったら多分食べてくれるだろうと。
でも、操にそんなリアクリョンをされると、そこまでいかなくても何かするのではないかと期待してしまう。
まあ、操ちゃんみたいなリアクリョンがなくても、口をあーんと開ける蒼紫の顔はいつものクールフェイスと違って面白いかも・・・くくくっ。
悪戯好きの武尊の悪い癖が顔をのぞかせる。
そんな意地悪い期待をちょっと持ちながら
「よかったら四乃森さんも。」
と言って武尊はチョコをつまんだ指を蒼紫の顔の前に持って行った。
余談:
ネット情報でありますが、明治11年に東京両国の風月堂さんが日本で初めてチョコレートの製造販売を行ったとのことです。