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34. 私さえいなければ(斎藤・夢主)
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「良かった・・斎藤さんが生きててくれて。そして生き延びてくれて。」
武尊は心の内を斎藤に伝え、両腕をそっと斎藤の首に回し身体を預けた。
会津戦争は幕府軍は大敗した。
そして翌年箱館で戊辰戦争は終わる。
幕末の憎しみ合いを私は知っている。
きっとこの十年、こうして生活を送るまでにはどれだけ大変なことだったのだろう。
だけどそれでもこの人は貫く、己の『悪・即・斬』。
(・・・熱い・・穏やかに話してくれてるけど斎藤さんのここはすごく熱い。)
武尊は身体で斎藤の胸の奥の熱を感じてその熱さに自分の血も熱くなっていくのが分かる。
私はこの熱と強さにずっと憧れ続けている・・。
「斎藤さん・・。」
武尊はそう言うと身体を元に戻した。
斎藤が見つめる武尊の唇が『頂戴』と求めている。
斎藤は無言のまま武尊の口を吸う。
犯すではなく、何度も角度を変えながら静かに接吻を交わした。
武尊はまつ毛が触れると半目を開けてはまた閉じる。
長い口づけの最後はゆっくりと互いの唇が離れた。
すると口づけの間妖艶だった武尊の瞳がいつもの瞳に戻る。
そして耳を赤くして言った。
「斎藤さんの力もらっちゃった・・だからもう大丈夫。」
「こんなので足りるのか。」
斎藤はニヤリとして言う。
「十分です!!」
その時、
ぐぅぅうう~。
と、武尊のお腹のなる音。
「足りてなさそうだな。」
と斎藤は渋り顔。
武尊は恥ずかしさで慌てて真っ赤になり、
「ああ、もう!どうしてこう肝心なときにいつも!」
「武尊。お前の腹の虫は物の頃合いというのをよく知っているとみえるな。今度から【腹の虫】と呼ぼうか。」
「嫌、それだけは勘弁して!」
「ふっ、仕方ない。蕎麦でも食べに出るか、武尊。」
二人は立ち上がると部屋を出た。
武尊は心の内を斎藤に伝え、両腕をそっと斎藤の首に回し身体を預けた。
会津戦争は幕府軍は大敗した。
そして翌年箱館で戊辰戦争は終わる。
幕末の憎しみ合いを私は知っている。
きっとこの十年、こうして生活を送るまでにはどれだけ大変なことだったのだろう。
だけどそれでもこの人は貫く、己の『悪・即・斬』。
(・・・熱い・・穏やかに話してくれてるけど斎藤さんのここはすごく熱い。)
武尊は身体で斎藤の胸の奥の熱を感じてその熱さに自分の血も熱くなっていくのが分かる。
私はこの熱と強さにずっと憧れ続けている・・。
「斎藤さん・・。」
武尊はそう言うと身体を元に戻した。
斎藤が見つめる武尊の唇が『頂戴』と求めている。
斎藤は無言のまま武尊の口を吸う。
犯すではなく、何度も角度を変えながら静かに接吻を交わした。
武尊はまつ毛が触れると半目を開けてはまた閉じる。
長い口づけの最後はゆっくりと互いの唇が離れた。
すると口づけの間妖艶だった武尊の瞳がいつもの瞳に戻る。
そして耳を赤くして言った。
「斎藤さんの力もらっちゃった・・だからもう大丈夫。」
「こんなので足りるのか。」
斎藤はニヤリとして言う。
「十分です!!」
その時、
ぐぅぅうう~。
と、武尊のお腹のなる音。
「足りてなさそうだな。」
と斎藤は渋り顔。
武尊は恥ずかしさで慌てて真っ赤になり、
「ああ、もう!どうしてこう肝心なときにいつも!」
「武尊。お前の腹の虫は物の頃合いというのをよく知っているとみえるな。今度から【腹の虫】と呼ぼうか。」
「嫌、それだけは勘弁して!」
「ふっ、仕方ない。蕎麦でも食べに出るか、武尊。」
二人は立ち上がると部屋を出た。