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33.どちらが強い? (斎藤・夢主)
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武尊は川路の所へ仕上がった書類を持って行き、残りの書類を片付けた。
振り返るとず~っと机に肘をついて煙草を吸う上司。
何をするでもない、ただ煙草の吸殻が一本、二本と増えて行く。
何か考え事をしているのだろうとは思うけど・・・、一応ね・・・、と武尊は
「斎藤さん、川路に書類出し終わりました。特に何もなければ明日の為に少し休んではどうですか?」
と、言ってみると、嗚呼と、生返事。
斎藤は明日の夜には縁のいる孤島へ向けて出発する。
・・・・あれ?
そういえばどうして警察がマフィアのボスを捕まえにいくのに師匠のお弟子さんを連れて行くんだっけ?
そのお弟子さん・・抜刀斎さんが、縁の相手、ってことは縁はものすごく強いってことで・・・・普通の警官では歯がたたないってことなのかな。
だから連れて行くのかな?
でも、斎藤さんがいれば別にお弟子さんいらないんじゃないかな・・・。
それとも、斎藤さんはお弟子さんより・・・・・・・。
そんな疑問が湧いた。
「斎藤さん。」
武尊は斎藤の机の前に行き、語尾をちょっとあげて斎藤に呼びかける。
「なんだ。」
斎藤はようやくちゃんと返事をして武尊の方を向いた。
「斎藤さんと抜刀斎さん、どっちが強いの?」
斎藤は、ふぅぅぅ・・・、と煙草の煙を長く吐き出すと、(もちろんその時は顔を横に向けて武尊にかからないように気を使って。)
「・・・・幕末のころより何度か剣を交えているが、まだ決着はついていない。」
と、答えた。
「そうなんだ。」
「なんだ、武尊は俺が抜刀斎より弱いと思っているのか。」
と、斎藤が冗談めいた口調で武尊に問う。
「まさか!・・・・でも、私、斎藤さんの本気、見たことないもん。どれぐらい強いかなんてわからない。ま、普通でも半端なく強いけど・・・。」
と、格闘の稽古を思い出してちょっと口を尖らした。
そんな武尊を斎藤はフンと鼻で笑いつつも、
「”人斬り抜刀斎”と”俺の悪即斬”、そろそろ決着 。をつけておきたいとこだが・・」
斎藤は再び長く煙を吐くと、
「その願い・・・かなわんかもしれんな・・・・。」
斎藤は遠くを見るような眼で呟くようにそう言った。
「それから、」
斎藤は付け足して言う。
「何か勘違いしているみたいだから言っておくが、警官隊のかわりに抜刀斎を連れて行くのではないぞ。人質、神谷薫の救出をあいつらが自分達でやるというから連れて行くだけだからな。」
と、武尊が抜刀斎を連れていく理由をちゃんと説明するのだった。
振り返るとず~っと机に肘をついて煙草を吸う上司。
何をするでもない、ただ煙草の吸殻が一本、二本と増えて行く。
何か考え事をしているのだろうとは思うけど・・・、一応ね・・・、と武尊は
「斎藤さん、川路に書類出し終わりました。特に何もなければ明日の為に少し休んではどうですか?」
と、言ってみると、嗚呼と、生返事。
斎藤は明日の夜には縁のいる孤島へ向けて出発する。
・・・・あれ?
そういえばどうして警察がマフィアのボスを捕まえにいくのに師匠のお弟子さんを連れて行くんだっけ?
そのお弟子さん・・抜刀斎さんが、縁の相手、ってことは縁はものすごく強いってことで・・・・普通の警官では歯がたたないってことなのかな。
だから連れて行くのかな?
でも、斎藤さんがいれば別にお弟子さんいらないんじゃないかな・・・。
それとも、斎藤さんはお弟子さんより・・・・・・・。
そんな疑問が湧いた。
「斎藤さん。」
武尊は斎藤の机の前に行き、語尾をちょっとあげて斎藤に呼びかける。
「なんだ。」
斎藤はようやくちゃんと返事をして武尊の方を向いた。
「斎藤さんと抜刀斎さん、どっちが強いの?」
斎藤は、ふぅぅぅ・・・、と煙草の煙を長く吐き出すと、(もちろんその時は顔を横に向けて武尊にかからないように気を使って。)
「・・・・幕末のころより何度か剣を交えているが、まだ決着はついていない。」
と、答えた。
「そうなんだ。」
「なんだ、武尊は俺が抜刀斎より弱いと思っているのか。」
と、斎藤が冗談めいた口調で武尊に問う。
「まさか!・・・・でも、私、斎藤さんの本気、見たことないもん。どれぐらい強いかなんてわからない。ま、普通でも半端なく強いけど・・・。」
と、格闘の稽古を思い出してちょっと口を尖らした。
そんな武尊を斎藤はフンと鼻で笑いつつも、
「”人斬り抜刀斎”と”俺の悪即斬”、そろそろ
斎藤は再び長く煙を吐くと、
「その願い・・・かなわんかもしれんな・・・・。」
斎藤は遠くを見るような眼で呟くようにそう言った。
「それから、」
斎藤は付け足して言う。
「何か勘違いしているみたいだから言っておくが、警官隊のかわりに抜刀斎を連れて行くのではないぞ。人質、神谷薫の救出をあいつらが自分達でやるというから連れて行くだけだからな。」
と、武尊が抜刀斎を連れていく理由をちゃんと説明するのだった。