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32.斎藤の起し方 (斎藤・夢主・川路)
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斎藤は机に座ると早速マッチを擦ろうとしたが、武尊に待ってと言われ、怪訝な眼で武尊を見れば
「はい、斎藤さん。」
と出された先には箸で挟まれたかぼちゃの煮物。
武尊は昨日作った大量のかぼちゃの煮物を時尾さんに包んでもらって持ってきていた。
「なんだ、これは。」
と聞く斎藤に、
「煙草の前にとりあえず何か食べてください。もう、仕事始まる時間だからお蕎麦屋さん、行けないでしょう。」
別に仕事始まってもお構いなしに行く時は行くのだが・・・、と思う斎藤。
それに別にカボチャが食べたいという訳ではない。
寝起きに睡眠不足。むしろ全然食べたいという気が起こらない。
目の前にいるのが武尊でなければ無視して煙草を吸うところだが・・・と、思っていると
「はい、斎藤さん、あ~ん。」
と言われ、何故か反射的に口を開いた所にカボチャを突っ込まれた。
「ごめんなさい、斎藤さん。朝からカボチャの煮物、別に食べたくないと思ってるって、分かってるんですけど、イライラしてるみたいだったから・・・。カボチャってものすごく栄養あるから食べた方がいいと思って押し付けてしまいました。ごめんなさい。」
斎藤は甘いものは苦手だ。
時尾が作るおはぎもそういう訳でほとんど甘くない。
斎藤は口にカボチャが入った瞬間、いつもと味付けが違うのに気が付いた。
「武尊、このカボチャ、どうした。」
「あ、すみません、口に会いませんでした?それ、私が時尾さんに作り方教えてもらって作ったんですけど・・・・。」
と、武尊は言った。
つい、未来の感覚でめんつゆ濃縮3倍とか、だしの素とか、そういうつもりで調味料入れていったら大変なことになってしまって、そのため、味を調整するためにあれこれ足した結果、ものすごい量の煮物が出来てしまったことはちょっと言えなかったが・・・。
「・・・美味いな。」
斎藤がそう言った時、思わず武尊はえ?と、耳を疑った。
あんなに適当に作ったのに・・・・・。
かえって申し訳ないきがするのは気のせいではない。
確かに自分で食べても、ちょっといけるかも、とは思ったけど・・・。
ここで『美味い。』と言われても・・・・・。
素直に喜んでいいのか悩む武尊であった。
「はい、斎藤さん。」
と出された先には箸で挟まれたかぼちゃの煮物。
武尊は昨日作った大量のかぼちゃの煮物を時尾さんに包んでもらって持ってきていた。
「なんだ、これは。」
と聞く斎藤に、
「煙草の前にとりあえず何か食べてください。もう、仕事始まる時間だからお蕎麦屋さん、行けないでしょう。」
別に仕事始まってもお構いなしに行く時は行くのだが・・・、と思う斎藤。
それに別にカボチャが食べたいという訳ではない。
寝起きに睡眠不足。むしろ全然食べたいという気が起こらない。
目の前にいるのが武尊でなければ無視して煙草を吸うところだが・・・と、思っていると
「はい、斎藤さん、あ~ん。」
と言われ、何故か反射的に口を開いた所にカボチャを突っ込まれた。
「ごめんなさい、斎藤さん。朝からカボチャの煮物、別に食べたくないと思ってるって、分かってるんですけど、イライラしてるみたいだったから・・・。カボチャってものすごく栄養あるから食べた方がいいと思って押し付けてしまいました。ごめんなさい。」
斎藤は甘いものは苦手だ。
時尾が作るおはぎもそういう訳でほとんど甘くない。
斎藤は口にカボチャが入った瞬間、いつもと味付けが違うのに気が付いた。
「武尊、このカボチャ、どうした。」
「あ、すみません、口に会いませんでした?それ、私が時尾さんに作り方教えてもらって作ったんですけど・・・・。」
と、武尊は言った。
つい、未来の感覚でめんつゆ濃縮3倍とか、だしの素とか、そういうつもりで調味料入れていったら大変なことになってしまって、そのため、味を調整するためにあれこれ足した結果、ものすごい量の煮物が出来てしまったことはちょっと言えなかったが・・・。
「・・・美味いな。」
斎藤がそう言った時、思わず武尊はえ?と、耳を疑った。
あんなに適当に作ったのに・・・・・。
かえって申し訳ないきがするのは気のせいではない。
確かに自分で食べても、ちょっといけるかも、とは思ったけど・・・。
ここで『美味い。』と言われても・・・・・。
素直に喜んでいいのか悩む武尊であった。