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31.黒幕の影 (斎藤・張・川路・夢主・時尾)
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斎藤が出勤すると、机の上は作成しなければならない書類や目を通し指示すべき事項が含まれる書類などなどで、紙が乱舞する。
経過、処置、経緯、原因、今後の対策・・・・。
「うわ-!こんなに書類あるのに武尊は何してんねん!どこいったんや!あいつは!」
と、張が叫ぶ。
張も昨日は警護に駆り出されて斎藤と館外で軍人とやり合っていた一人だった。
「武尊は今日は休みだ。」
斎藤が顔も動かさず答える。
「あん?なんやて?!休み?武尊も今日がこないに書類くるちゅうのわかっとるやろ!」
もともと書類作業なんて嫌いな張は斎藤に食って掛かる。
「五月蝿い。だまって仕事しろ。」
と斎藤は冷たく張に言う。
が、続けてぼそっと
「武尊は熱を出して起き上がることもままならん。」
と言った。
すると張は少し考え、
「そうやな、武尊は初めて人殺したちゅうこともあるさかいにな、ま、話聞いただけで具合悪くなるっちゅう奴や。熱出すちゅうのもわからん事もないわな。」
と、張は自分で言ってて自分で納得していった。
「しかしまあ、額のど真ん中やで。死体見たら一発で決めとったで。えらい射撃の腕前だと騒がれとったな・・。」
そして
「せやかてあれで女ちゅうねん、腕は立つし、かわええし、柔らかいし、たまらんわ-!」
と、だんだんテンションが上がっていく張にそれまで見向きもしなかった斎藤の眼だけが張の方へ向く。
斎藤にとっては最後の三つの言葉は放っておけない。
(柔らかい・・・だと?いつ武尊に触ったんだ!)
と、今すぐにでも張に刀を突きつけて聞いてやろうと思うぐらいだ。
その視線に気が付いた感のいい張は、先日帰って来てドアを開けた途端二人からえらい視線を浴びたことを思い出した。
そしてその時武尊が顔を赤くして部屋を出て行ったことも。
「・・・なんや旦那、若しかして武尊に手出しとんか。」
と、思わず言わなくていい事をスルっと口に出してしまう。
斎藤から
「お前には関係ない事だ。余計な詮索をするな。」
と言われ、張は斎藤から殺気を感じ
「へいへい、わいももうチョイ長生きしたいさかいに・・・。」
と、文句を言いながら机に向かって手を動かし始めた。
経過、処置、経緯、原因、今後の対策・・・・。
「うわ-!こんなに書類あるのに武尊は何してんねん!どこいったんや!あいつは!」
と、張が叫ぶ。
張も昨日は警護に駆り出されて斎藤と館外で軍人とやり合っていた一人だった。
「武尊は今日は休みだ。」
斎藤が顔も動かさず答える。
「あん?なんやて?!休み?武尊も今日がこないに書類くるちゅうのわかっとるやろ!」
もともと書類作業なんて嫌いな張は斎藤に食って掛かる。
「五月蝿い。だまって仕事しろ。」
と斎藤は冷たく張に言う。
が、続けてぼそっと
「武尊は熱を出して起き上がることもままならん。」
と言った。
すると張は少し考え、
「そうやな、武尊は初めて人殺したちゅうこともあるさかいにな、ま、話聞いただけで具合悪くなるっちゅう奴や。熱出すちゅうのもわからん事もないわな。」
と、張は自分で言ってて自分で納得していった。
「しかしまあ、額のど真ん中やで。死体見たら一発で決めとったで。えらい射撃の腕前だと騒がれとったな・・。」
そして
「せやかてあれで女ちゅうねん、腕は立つし、かわええし、柔らかいし、たまらんわ-!」
と、だんだんテンションが上がっていく張にそれまで見向きもしなかった斎藤の眼だけが張の方へ向く。
斎藤にとっては最後の三つの言葉は放っておけない。
(柔らかい・・・だと?いつ武尊に触ったんだ!)
と、今すぐにでも張に刀を突きつけて聞いてやろうと思うぐらいだ。
その視線に気が付いた感のいい張は、先日帰って来てドアを開けた途端二人からえらい視線を浴びたことを思い出した。
そしてその時武尊が顔を赤くして部屋を出て行ったことも。
「・・・なんや旦那、若しかして武尊に手出しとんか。」
と、思わず言わなくていい事をスルっと口に出してしまう。
斎藤から
「お前には関係ない事だ。余計な詮索をするな。」
と言われ、張は斎藤から殺気を感じ
「へいへい、わいももうチョイ長生きしたいさかいに・・・。」
と、文句を言いながら机に向かって手を動かし始めた。