※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
29.体調の見分け方 (斎藤・夢主・時尾)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
武尊は斎藤が出勤した直後もまだあきらめてはいなかった。
(やっぱり、私が行かなきゃ・・・・。)
と思い、制服を着ようと思ったが
「あれ?私の制服?」
が、ない。
と、思ったその時、時尾が庭を通りかかる。
武尊の制服らしきものが入ったタライを持って・・・・。
「時尾さん!それ!」
と、武尊が時尾を呼び止める。
「あ、武尊さん、お目覚めですか。」
時尾がやんわり微笑んで武尊に話しかける。
そして武尊が言わんとすることがわかって、
「ああ、これ、武尊さんの制服です。五郎さんが『血が付いているから。』とおっしゃってましたので洗っておきましたから。今日はお休みと聞いてますので早めに洗濯いたしました。このお天気なら今日中に乾きますからご心配なく。」
と言われた。
(くっ・・・やられた・・・。斎藤さん~!)
どうしても出勤させてくれないらしい。
と、思ったが、はっ、と薬の事を思い出し制服も来ていないのに思わず胸ポケットを探る動きをする武尊。
「薬!」
と、武尊が叫んだ時、庭の向こうからタイミングを計ったかのように、
「あ、武尊さん、制服の裏に縫い付けてあったもの、取ってますから大丈夫ですよ。」
と、時尾の声がした。
武尊が室内をぐるりと見回すと、入り口近くの壁に小さなお盆に薬が入った袋がちゃんと置いてあった。
ふう。
と安堵する武尊。
そして、
「なんか、今ので熱も血圧も上がった気がする・・・・。くらくらする・・・・。」
と呟き、再び布団にもぐった。
意地悪なのかわからない上司をちょっと憎らしく思いつつ・・・そして体を気遣ってくれる上司にちょっと嬉しく思いつつ・・・そして、明日、山のような書類をみるのが今から考えるだけで気が遠くなる、と思いつつ・・・・。
武尊はもう一度眠りについた。
(やっぱり、私が行かなきゃ・・・・。)
と思い、制服を着ようと思ったが
「あれ?私の制服?」
が、ない。
と、思ったその時、時尾が庭を通りかかる。
武尊の制服らしきものが入ったタライを持って・・・・。
「時尾さん!それ!」
と、武尊が時尾を呼び止める。
「あ、武尊さん、お目覚めですか。」
時尾がやんわり微笑んで武尊に話しかける。
そして武尊が言わんとすることがわかって、
「ああ、これ、武尊さんの制服です。五郎さんが『血が付いているから。』とおっしゃってましたので洗っておきましたから。今日はお休みと聞いてますので早めに洗濯いたしました。このお天気なら今日中に乾きますからご心配なく。」
と言われた。
(くっ・・・やられた・・・。斎藤さん~!)
どうしても出勤させてくれないらしい。
と、思ったが、はっ、と薬の事を思い出し制服も来ていないのに思わず胸ポケットを探る動きをする武尊。
「薬!」
と、武尊が叫んだ時、庭の向こうからタイミングを計ったかのように、
「あ、武尊さん、制服の裏に縫い付けてあったもの、取ってますから大丈夫ですよ。」
と、時尾の声がした。
武尊が室内をぐるりと見回すと、入り口近くの壁に小さなお盆に薬が入った袋がちゃんと置いてあった。
ふう。
と安堵する武尊。
そして、
「なんか、今ので熱も血圧も上がった気がする・・・・。くらくらする・・・・。」
と呟き、再び布団にもぐった。
意地悪なのかわからない上司をちょっと憎らしく思いつつ・・・そして体を気遣ってくれる上司にちょっと嬉しく思いつつ・・・そして、明日、山のような書類をみるのが今から考えるだけで気が遠くなる、と思いつつ・・・・。
武尊はもう一度眠りについた。