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1.港で待ち合わせ (蒼紫・翁・操・夢主)
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武尊は壁に寄りかかってうたた寝をしていた。
「土岐君。」
呼ばれる声に目を覚ますと、翁がいた。
「あ、すみません。ちょとうとうとしてました。」
「いや、それは構わんよ。それより土岐君、大事な用が出来ての、急なんじゃが今から東京へ向かうことになったんじゃが・・・・体の方は大丈夫かの。」
「あ、大丈夫です。寝たら少し楽になりました。」
翁は武尊の顔色を見たが、まだ少し血の気が足らないような気がした。
「儂と一緒に大阪へ・・・・ふむ・・・、大阪まで徒歩はちと辛そうじゃのぅ。」
「あ・・・いえ、なんとか頑張ります・・・。」
「ま、昨日の熱こともあるからのぅ、大事を取って汽車で行くとするかのぅ。」
「汽車!?」
驚きのあまり裏がえった声で武尊が言った。
(そんなのがあるなんて聞いてないよ!いつのまに!)
「陸蒸気は初めてかの。喜んでもらえるなら幸いじゃ。ちなみに京都-大阪間は昨年から開通しとるぞい。まぁ、京都見物の一環と考えて楽しく行こうかのぅ。」
翁が楽しそうに笑う。
「翁さん、ありがとうございます。それに、何日も泊めていただいてありがとうございました。」
「いやいや。儂らも土岐君が来て楽しかったぞ。」
「翁さん、もう出発しますか?操ちゃんや他の方に挨拶してきたいのですが。」
「操と蒼紫なら別用で先に出た。船は一緒じゃろうから挨拶はええじゃろ。儂は居間におるから準備が出来たら来なさい。」
武尊の荷物は今着ている物と着替え一組。
と、比古の元から持ってきた何包かの薬のみ。
武尊は葵屋の他の人達に別れの挨拶をすると翁と共に出発した。
「土岐君。」
呼ばれる声に目を覚ますと、翁がいた。
「あ、すみません。ちょとうとうとしてました。」
「いや、それは構わんよ。それより土岐君、大事な用が出来ての、急なんじゃが今から東京へ向かうことになったんじゃが・・・・体の方は大丈夫かの。」
「あ、大丈夫です。寝たら少し楽になりました。」
翁は武尊の顔色を見たが、まだ少し血の気が足らないような気がした。
「儂と一緒に大阪へ・・・・ふむ・・・、大阪まで徒歩はちと辛そうじゃのぅ。」
「あ・・・いえ、なんとか頑張ります・・・。」
「ま、昨日の熱こともあるからのぅ、大事を取って汽車で行くとするかのぅ。」
「汽車!?」
驚きのあまり裏がえった声で武尊が言った。
(そんなのがあるなんて聞いてないよ!いつのまに!)
「陸蒸気は初めてかの。喜んでもらえるなら幸いじゃ。ちなみに京都-大阪間は昨年から開通しとるぞい。まぁ、京都見物の一環と考えて楽しく行こうかのぅ。」
翁が楽しそうに笑う。
「翁さん、ありがとうございます。それに、何日も泊めていただいてありがとうございました。」
「いやいや。儂らも土岐君が来て楽しかったぞ。」
「翁さん、もう出発しますか?操ちゃんや他の方に挨拶してきたいのですが。」
「操と蒼紫なら別用で先に出た。船は一緒じゃろうから挨拶はええじゃろ。儂は居間におるから準備が出来たら来なさい。」
武尊の荷物は今着ている物と着替え一組。
と、比古の元から持ってきた何包かの薬のみ。
武尊は葵屋の他の人達に別れの挨拶をすると翁と共に出発した。
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