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21.操とプチ勝負 (蒼紫・翁・操・夢主)
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操は帰るなり、
「爺や~。聞いて~~。」
「み、操ちゃん、あんまり人に言わないで・・・。」
という武尊の願いもむなしく
と翁を探しに行った。
「あうう・・。」
「も-、四乃森さんが変なこというからですよ~!」
武尊が困って蒼紫に抗議する。
「操に拳法教えたのは俺が拳法を教えた男だ。」
「え?」
インテリイケメン男子かと思っていたが蒼紫の身体中にあった傷痕を武尊は思い出した。
(というころは四乃森さんも何か格闘技をやっるてこと?どこかの道場の師範とか?えー、でも空手とかってあんな傷、ついたっけ?ちょっとその辺はよくわからないが、蒼紫は十六夜丸と対決したことがあるみたいだったとしたら・・それなりに強い!?てこと!!)
計り知れない蒼紫の戦闘力を想像してごくりと唾を飲んだ。
「大丈夫だ。操の機嫌はほおっておいても良くなる。」
と蒼紫の返事。
「頼みますよ、操ちゃんを落ち込ませるためにやったんじゃないんですから。」
「それより土岐、またちょっと顔色が悪いぞ。つらかったら寝ておけ。まだ病み上がりだからな。」
「私もちょっとはしゃぎすぎました。少し休んできます。すみません。」
と言い、武尊は自分の部屋へ戻った。
蒼紫も自分の部屋へ戻り、武尊の為に何か滋養のつくものでも簡単に作れる料理はないかと関連書物を蔵から出し読んでいた。
すると、操が
「蒼紫様、ちょっといいですか?」
と声をかけてきた。
「ああ。」
蒼紫は操が自分の部屋へやって来てあれこれ話すのは時々あることで、今日もそのたぐいかと、書物から目を離さず返事をした。
操は
(蒼紫様、私は(武尊さんに負けて)落ち込んでいないという事を証明するため、とっておきの小話を披露するわよ。先回は蒼紫様を笑わせることはできなかったけど、今回はこそは!)
という事で
「え-。毎度毎度、、、」
と小話を始めた。
蒼紫は半分以上聞き流しており・・まあ、笑いのツボにも入ることなく、結果、・・・・・沈黙。
そこへ翁が手紙を持ってやって来た。
それは東京の薫さんからで、京都のある寺から日記帳を大至急持ってきて欲しいという内容のものだった。
「ちと早いが土岐君の東京行きも合わせるとしようかの。今から急いでも間に合うかどうかギリギリじゃが。操と蒼紫は先に出発して船の切符を儂のも合わせて四枚買っておいてくれ。儂と土岐君は後発じゃが船の出る時間までには間に合う様にするでの。頼むぞ。」
かくして武尊の東京行きが決まった。
間もなく神谷道場で人誅が行われようとしているのも知らず・・・・。
>>>【明治編・中の壱巻(東京)】風立ちぬ へと続く。
「爺や~。聞いて~~。」
「み、操ちゃん、あんまり人に言わないで・・・。」
という武尊の願いもむなしく
と翁を探しに行った。
「あうう・・。」
「も-、四乃森さんが変なこというからですよ~!」
武尊が困って蒼紫に抗議する。
「操に拳法教えたのは俺が拳法を教えた男だ。」
「え?」
インテリイケメン男子かと思っていたが蒼紫の身体中にあった傷痕を武尊は思い出した。
(というころは四乃森さんも何か格闘技をやっるてこと?どこかの道場の師範とか?えー、でも空手とかってあんな傷、ついたっけ?ちょっとその辺はよくわからないが、蒼紫は十六夜丸と対決したことがあるみたいだったとしたら・・それなりに強い!?てこと!!)
計り知れない蒼紫の戦闘力を想像してごくりと唾を飲んだ。
「大丈夫だ。操の機嫌はほおっておいても良くなる。」
と蒼紫の返事。
「頼みますよ、操ちゃんを落ち込ませるためにやったんじゃないんですから。」
「それより土岐、またちょっと顔色が悪いぞ。つらかったら寝ておけ。まだ病み上がりだからな。」
「私もちょっとはしゃぎすぎました。少し休んできます。すみません。」
と言い、武尊は自分の部屋へ戻った。
蒼紫も自分の部屋へ戻り、武尊の為に何か滋養のつくものでも簡単に作れる料理はないかと関連書物を蔵から出し読んでいた。
すると、操が
「蒼紫様、ちょっといいですか?」
と声をかけてきた。
「ああ。」
蒼紫は操が自分の部屋へやって来てあれこれ話すのは時々あることで、今日もそのたぐいかと、書物から目を離さず返事をした。
操は
(蒼紫様、私は(武尊さんに負けて)落ち込んでいないという事を証明するため、とっておきの小話を披露するわよ。先回は蒼紫様を笑わせることはできなかったけど、今回はこそは!)
という事で
「え-。毎度毎度、、、」
と小話を始めた。
蒼紫は半分以上聞き流しており・・まあ、笑いのツボにも入ることなく、結果、・・・・・沈黙。
そこへ翁が手紙を持ってやって来た。
それは東京の薫さんからで、京都のある寺から日記帳を大至急持ってきて欲しいという内容のものだった。
「ちと早いが土岐君の東京行きも合わせるとしようかの。今から急いでも間に合うかどうかギリギリじゃが。操と蒼紫は先に出発して船の切符を儂のも合わせて四枚買っておいてくれ。儂と土岐君は後発じゃが船の出る時間までには間に合う様にするでの。頼むぞ。」
かくして武尊の東京行きが決まった。
間もなく神谷道場で人誅が行われようとしているのも知らず・・・・。
>>>【明治編・中の壱巻(東京)】風立ちぬ へと続く。
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