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21.操とプチ勝負 (蒼紫・翁・操・夢主)
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帰り道、あぜ道を歩く三人。
武尊がぼそっと、
「あそこのお寺だったら一人でも迷わないでいけるな。」
と言うと操が
「武尊さん、今度はちゃんと前を向いて人相悪そうな人にぶつからないでよね-。あの時は私がたまたまいたからよかったけど。」
と言った。
「あは、本当、助かったよ。でも操ちゃんの飛び蹴りにはびっくりしたな-。」
と、武尊が言うと操は武尊に、し-っ!って指を唇に当てたが蒼紫は操をじろっと見た。
「蒼紫様、ゴメンナサイ!武尊さんが危なかったの!」
っと頭の上で手を合わせ許しを請う。
「どうして四乃森さんに謝るの?」
と武尊が不思議そうに尋ねる。
「え?あはははは~。」
と操はごまかす。
蒼紫は操に外であまり拳法を見せるなと再三いってあったから。
操は
「武尊さん、もし私がいなかったらどうするつもりだったの?」
と聞いてみた。
「・・・・・逃げる!」
と、武尊は言い切った。
ずるっ。
操がずっこける。
「・・・・まあ持久力がないから、すぐに何処かに隠れるか、人が多い所にでて手がだせないようにするか・・・しかないけどね-。」
武尊も、えへ、と頭をかきながら答える。
「武尊さ~ん!それじゃあダメじゃない!」
「え~、最初に捕まらなければいいんでしょ?操ちゃんぐらいだったら普通の時だったら捕まらないよ。」
っと武尊が平然と言うと、操がにやりとして
「ふふ-ん、武尊さん、私を見くびってもらっちゃ-困るわよね!」
っと武尊にびしっと指をさし、そう言った後で横に蒼紫がいるのを思い出し、また怒られる~。しまった-!と思った。
が、その意に反して蒼紫が、
「いいぞ、操。やってみろ。」
と言った。
「え?蒼紫様?」
「土岐、今から操が土岐を掴みにかかる。それがよけられるか?」
「ン?いいよ。やってみる。よけるだけでいいんだね。」
二人が向かい合う。
「じゃ、いくわよ~!武尊さん!」
操が武尊に掴みかかるが、掴む寸前で武尊はするりと抜ける。
何度行っても結果は同じ。
「どうして?」
操が息を切らしながら焦る。
「・・・じゃあ、武尊さん・・・これがよけられるかしら?」
と言い終わると同時に飛び蹴りがとんでくる。
が、武尊は難なくよけるとすれ違いざまに操の背部に肘鉄を食らわせる恰好だけ・・・した。
操は得意技が外されてショックを受けていた。
「・・・・もういい?四乃森さん。疲れちゃった。」
と武尊も、息を切らす。
「ああ。」
「え-!どうしてあたらないの~!」
「ん-、掴まえられる寸前によけてるだけなの。」
「むき-!」
操が悔しさを露わにする。
「蒼紫様~~。」
操が涙目で蒼紫に悔しさを訴える。
「まあまあ、操ちゃん。私に出来るのはこれくらいだから。」
あはは・・・と言いつつ、操をなだめるのが精一杯の武尊であった。
武尊がぼそっと、
「あそこのお寺だったら一人でも迷わないでいけるな。」
と言うと操が
「武尊さん、今度はちゃんと前を向いて人相悪そうな人にぶつからないでよね-。あの時は私がたまたまいたからよかったけど。」
と言った。
「あは、本当、助かったよ。でも操ちゃんの飛び蹴りにはびっくりしたな-。」
と、武尊が言うと操は武尊に、し-っ!って指を唇に当てたが蒼紫は操をじろっと見た。
「蒼紫様、ゴメンナサイ!武尊さんが危なかったの!」
っと頭の上で手を合わせ許しを請う。
「どうして四乃森さんに謝るの?」
と武尊が不思議そうに尋ねる。
「え?あはははは~。」
と操はごまかす。
蒼紫は操に外であまり拳法を見せるなと再三いってあったから。
操は
「武尊さん、もし私がいなかったらどうするつもりだったの?」
と聞いてみた。
「・・・・・逃げる!」
と、武尊は言い切った。
ずるっ。
操がずっこける。
「・・・・まあ持久力がないから、すぐに何処かに隠れるか、人が多い所にでて手がだせないようにするか・・・しかないけどね-。」
武尊も、えへ、と頭をかきながら答える。
「武尊さ~ん!それじゃあダメじゃない!」
「え~、最初に捕まらなければいいんでしょ?操ちゃんぐらいだったら普通の時だったら捕まらないよ。」
っと武尊が平然と言うと、操がにやりとして
「ふふ-ん、武尊さん、私を見くびってもらっちゃ-困るわよね!」
っと武尊にびしっと指をさし、そう言った後で横に蒼紫がいるのを思い出し、また怒られる~。しまった-!と思った。
が、その意に反して蒼紫が、
「いいぞ、操。やってみろ。」
と言った。
「え?蒼紫様?」
「土岐、今から操が土岐を掴みにかかる。それがよけられるか?」
「ン?いいよ。やってみる。よけるだけでいいんだね。」
二人が向かい合う。
「じゃ、いくわよ~!武尊さん!」
操が武尊に掴みかかるが、掴む寸前で武尊はするりと抜ける。
何度行っても結果は同じ。
「どうして?」
操が息を切らしながら焦る。
「・・・じゃあ、武尊さん・・・これがよけられるかしら?」
と言い終わると同時に飛び蹴りがとんでくる。
が、武尊は難なくよけるとすれ違いざまに操の背部に肘鉄を食らわせる恰好だけ・・・した。
操は得意技が外されてショックを受けていた。
「・・・・もういい?四乃森さん。疲れちゃった。」
と武尊も、息を切らす。
「ああ。」
「え-!どうしてあたらないの~!」
「ん-、掴まえられる寸前によけてるだけなの。」
「むき-!」
操が悔しさを露わにする。
「蒼紫様~~。」
操が涙目で蒼紫に悔しさを訴える。
「まあまあ、操ちゃん。私に出来るのはこれくらいだから。」
あはは・・・と言いつつ、操をなだめるのが精一杯の武尊であった。