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21.操とプチ勝負 (蒼紫・翁・操・夢主)
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「四乃森さんの御好意に甘えてもいいですか?私、わがままですよ?友なんて言っておいて後で後悔しても知りませんよ。」
武尊は手を差し出しながら少し挑戦的な顔で言う。
「俺がそれしきで根をあげると思うか?自分で言うのもなんだが俺は厳しいぞ。」
武尊は、蒼紫の口調は相変わらずだが目が少し笑っているような気がした。
「私、今まで友、と呼べるひとなんていませんでした。だから友というのがどういうものかわかりません。四乃森さんの思っているような友になれるかわかりませんがいいですか?」
「難しく考えるなと言っただろう。困ったことがあったら俺を利用しろ。」
蒼紫は武尊の手を取ると武尊を引っ張りおこした。
「行こうか。操が待っている。」
・・・・土岐に少し嘘をついた。
『友になろう。』
そう自分で言っておきながら、何故そんなことをこの女に言ってしまったのか。
そういう思いが頭をよぎる。
俺と同じ【死】を持ってすべてを終わらせる、そんな目をしていた。
ただそれだからか?
同じ思いをした者としてその気持ちは理解できるが別に俺が関わる必要はないのではないか。
この女が東京に出発すればそれで葵屋からこの女の存在が消える。
ただそれだけのこと。
俺の前から消える。
ただそれだけのこと。
だが・・否・・・・・心の何処かで消してしまいたくないという思いがある。
何故そう思うのだろう。
もし何か関わり合いがなければこれっきりになってしまう気がした。
今はその明確な理由がわかない。
だが、今後わかるかもしれない。
どうするかはその時に決めればいい。
今は、そう・・・・、繋いでおく口実がいる。
土岐は頼るものが誰もいない。
比古清十郎がわざわざ葵屋へ頼みにきたのもそのせいだ。
そこへ付け込もう。
もちろん言い出したからには協力もしよう。
・・・・・まったく俺らしくない。
武尊は手を差し出しながら少し挑戦的な顔で言う。
「俺がそれしきで根をあげると思うか?自分で言うのもなんだが俺は厳しいぞ。」
武尊は、蒼紫の口調は相変わらずだが目が少し笑っているような気がした。
「私、今まで友、と呼べるひとなんていませんでした。だから友というのがどういうものかわかりません。四乃森さんの思っているような友になれるかわかりませんがいいですか?」
「難しく考えるなと言っただろう。困ったことがあったら俺を利用しろ。」
蒼紫は武尊の手を取ると武尊を引っ張りおこした。
「行こうか。操が待っている。」
・・・・土岐に少し嘘をついた。
『友になろう。』
そう自分で言っておきながら、何故そんなことをこの女に言ってしまったのか。
そういう思いが頭をよぎる。
俺と同じ【死】を持ってすべてを終わらせる、そんな目をしていた。
ただそれだからか?
同じ思いをした者としてその気持ちは理解できるが別に俺が関わる必要はないのではないか。
この女が東京に出発すればそれで葵屋からこの女の存在が消える。
ただそれだけのこと。
俺の前から消える。
ただそれだけのこと。
だが・・否・・・・・心の何処かで消してしまいたくないという思いがある。
何故そう思うのだろう。
もし何か関わり合いがなければこれっきりになってしまう気がした。
今はその明確な理由がわかない。
だが、今後わかるかもしれない。
どうするかはその時に決めればいい。
今は、そう・・・・、繋いでおく口実がいる。
土岐は頼るものが誰もいない。
比古清十郎がわざわざ葵屋へ頼みにきたのもそのせいだ。
そこへ付け込もう。
もちろん言い出したからには協力もしよう。
・・・・・まったく俺らしくない。