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19.洋シャツの贈り物 (蒼紫・翁・夢主)
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武尊は、蒼紫の部屋の近くの廊下までは来たが、部屋へ向かうにはためらわれ、少し廊下を行ったり来たりうろうろした。
(四乃森さんが・・いや、想像しがたい・・・かといって葵屋の他の人とは思えない。)
そして
(そんなことはないと思うけど、もし、障子開けたら四乃森さんがスヤスヤ寝てました・・・。なんて姿だったらどうしよう。)
いやそんなことはないはずだと何度も自分でうなずいて、ようやく部屋の前に来ると膝をつき、小さな声で
「四乃森さん・・・、いらっしゃいますか?」
と障子越しに声をかける。
「嗚呼。」
(いた!)
「あの、昨日は着替えありがとうございました。翁さんの薬湯が効いたみたいでよくなりました。いろいろ御心配かけました。」
と、言ったあと、
「それから、あの・・。この洋物のシャツ四乃森さんですか?ものすごく暖かくて嬉しいです。それだけ言いたかったんです。では・・・。」
と武尊がそこまで言った時、障子がシャ-っと開いてそこに蒼紫が立っていた。
立った蒼紫を思わず見上げ目が合う。
蒼紫は一瞬、武尊のシャツを見ると、
「土岐、まだ朝餉を食べてないだろう。来い。」
と言うと蒼紫は勝手場へ向かって歩き出した。
武尊はとりあえず、お礼も言ったので安心した所に『来い。』と言われ、一瞬、はい?っと思いながら蒼紫の後を追った。
(四乃森さんが・・いや、想像しがたい・・・かといって葵屋の他の人とは思えない。)
そして
(そんなことはないと思うけど、もし、障子開けたら四乃森さんがスヤスヤ寝てました・・・。なんて姿だったらどうしよう。)
いやそんなことはないはずだと何度も自分でうなずいて、ようやく部屋の前に来ると膝をつき、小さな声で
「四乃森さん・・・、いらっしゃいますか?」
と障子越しに声をかける。
「嗚呼。」
(いた!)
「あの、昨日は着替えありがとうございました。翁さんの薬湯が効いたみたいでよくなりました。いろいろ御心配かけました。」
と、言ったあと、
「それから、あの・・。この洋物のシャツ四乃森さんですか?ものすごく暖かくて嬉しいです。それだけ言いたかったんです。では・・・。」
と武尊がそこまで言った時、障子がシャ-っと開いてそこに蒼紫が立っていた。
立った蒼紫を思わず見上げ目が合う。
蒼紫は一瞬、武尊のシャツを見ると、
「土岐、まだ朝餉を食べてないだろう。来い。」
と言うと蒼紫は勝手場へ向かって歩き出した。
武尊はとりあえず、お礼も言ったので安心した所に『来い。』と言われ、一瞬、はい?っと思いながら蒼紫の後を追った。