※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
18.特製薬湯 (蒼紫・翁・操・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
武尊が布団をかぶって猫のように丸まっていると翁が入ってきた。
「土岐君、儂の特製薬湯じゃ。ささっ、飲みたまえ。」
「あ、ありがとうございます。」
差し出されたのは、
(うおっ、茶色緑!)
なんとも”苦み”という文字をそのまま色に現した不気味色。
だが武尊はちょっと嫌な顔をしただけで、さらりと飲んだ。
「おおー!長年生きておるがこれをこんなに早く飲み干したのは土岐君が初めてじゃ。」
と翁が驚く。
武尊にとって操が逃げるほどの臭いは幸いにも鼻がつまっていてそれほどひどくは感じられなかったし、なにより以前に飲まされていたあの赤い飲み物に比べればかなりましだった。
「薬湯有難うございました。すみません、熱など出してしまって。ご迷惑おかけします。」
「いやいやいいんじゃよ。これで明日には元気になっておろう。今日はゆっくり寝ていなさい。」
「はい、本当にすみません・・・。」
と言って再び布団に入るが、気が付けば翁がじっと武尊を見ている。
「翁さん、・・何か?」
ぼーっとする頭で武尊が聞く。
「いや、すまなんだ。つい見入ってしもうていたわい。」
いつものひょうひょう顔に戻ると翁は
「では土岐君、アディオースじゃ。」
と去っていった。
当の土岐は熱でぼーっとしていて翁の様子など考える余地はなかった。
たが、翁のほうは
「・・・・蒼紫の趣味はこういうタイプだったのかのぅ。儂としては操のハートが解るだけに困ったもんじゃ。それに土岐君は十六夜丸と思われし人物・・。はてさてどうしたものかの。」
と髭をなでながら戻っていった。
「そうかといって、今まで好いたおなごがおるとも聞いとらんしのぅ~~。」
さあ、御庭番京都探索方、柏崎念至・・・この状況をどう読む!
「土岐君、儂の特製薬湯じゃ。ささっ、飲みたまえ。」
「あ、ありがとうございます。」
差し出されたのは、
(うおっ、茶色緑!)
なんとも”苦み”という文字をそのまま色に現した不気味色。
だが武尊はちょっと嫌な顔をしただけで、さらりと飲んだ。
「おおー!長年生きておるがこれをこんなに早く飲み干したのは土岐君が初めてじゃ。」
と翁が驚く。
武尊にとって操が逃げるほどの臭いは幸いにも鼻がつまっていてそれほどひどくは感じられなかったし、なにより以前に飲まされていたあの赤い飲み物に比べればかなりましだった。
「薬湯有難うございました。すみません、熱など出してしまって。ご迷惑おかけします。」
「いやいやいいんじゃよ。これで明日には元気になっておろう。今日はゆっくり寝ていなさい。」
「はい、本当にすみません・・・。」
と言って再び布団に入るが、気が付けば翁がじっと武尊を見ている。
「翁さん、・・何か?」
ぼーっとする頭で武尊が聞く。
「いや、すまなんだ。つい見入ってしもうていたわい。」
いつものひょうひょう顔に戻ると翁は
「では土岐君、アディオースじゃ。」
と去っていった。
当の土岐は熱でぼーっとしていて翁の様子など考える余地はなかった。
たが、翁のほうは
「・・・・蒼紫の趣味はこういうタイプだったのかのぅ。儂としては操のハートが解るだけに困ったもんじゃ。それに土岐君は十六夜丸と思われし人物・・。はてさてどうしたものかの。」
と髭をなでながら戻っていった。
「そうかといって、今まで好いたおなごがおるとも聞いとらんしのぅ~~。」
さあ、御庭番京都探索方、柏崎念至・・・この状況をどう読む!