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18.特製薬湯 (蒼紫・翁・操・夢主)
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翌日、武尊は熱を出した。
(別に大したことないと思ってたのになぁ・・。)
熱に加えて寒気が・・・。
昨日散々『風邪をひくからおとなしくしろ』と蒼紫に言われたことを思い出した。
(起きなきゃ、皆さんに心配させちゃう。)
熱いお茶でももらおうと、布団を上げて勝手場へ向かう途中、翁の部屋の前を通るのだがそこには翁と操、そしてもう一人。
(四乃森さんまでいる!)
三人とも武尊の顔を一斉に見る。
その視線に武尊は動揺して
「あ、おはようございます・・・。な、何か(用事でも)ありますか?」
聞いた。
「武尊さん、顔がものすごく赤いよ。爺や、蒼紫様の言った通り武尊さん、風邪ひいてるみたい。」
(え、そんなに顔赤いの?)
と思い蒼紫を見れば『だから言っただろう。』と言わんばかりの顔・・・あうう。
「 土岐君、もう昼は過ぎとるぞ。ま、こんな時間まで起きてこれんかったんじゃ。結構、酷い風邪かもしれんのぅ-。さて、儂の十八番の特製卵酒でもつくるか。」
「爺や、昨日の晩、しこたま飲んでたじゃない~!ただ飲みたいだけでしょう~!」
っと操が突っ込む。
「そんなことないぞ。」
意味ありな笑みとともに勝手場へ向かおうとする翁を武尊は慌てて止めた。
「私お酒はダメなんです!!」
「遠慮することはないぞ土岐君。それを飲めば間違いなく一晩で回復するぞ。」
「いえ、そういう問題ではなく、お酒がダメなんです。飲めないんです!!」
半端じゃない武尊の焦りように翁は本当に飲めんのかと、ちょっと残念そうに
「なんじゃ、土岐君も下戸か。むぅ-仕方がない。もう一つの方、特製薬湯を作るとしようかのぅ。・・。」
それを聞いて操が『げっ』とすごく嫌な顔をした。
「私あの匂いだめ~!爺や、ゴメン私出かけてくるわ!」
と言うと操は逃げて行った。
(どれだけ・・・・すごい薬湯?私も逃げた方がいい?)
と思った武尊は、
「翁さん、私大丈夫ですから。横になっていれば何とかなりますので・・。」
と言ったら
「遠慮は無用じゃ。それに早く回復するに越したことはないぞ。東京行きの船の日どりも決めんといかんしな。」
と言われてしまった。
「そ、そうですよね。・・とりあえず温かいお湯かお茶を頂けないかと思ってきました。」
「勝手場に誰かおる。頼んできなさい。」
「はい、ありがとうございます 。」
武尊は両腕をさすりながらそちらへ向かった。
それを見ていた蒼紫が
「翁、上着は蔵になかったのか。」
「もう、十年以上前のものじゃて、あれもお前のお古じゃが忍び装束以外は殆ど着てないお前は上着などなかろうが。」
「そうか、なにかあてがってやらねばな。」
「・・蒼紫よ、土岐君が来て少し変わったか?」
「俺は何も変わるところはない。」
「そうかのぅ。ま、儂の気の所為かもしれんがの。(面倒見がいいのは御頭としての責任感からか、お主の性格か、それはわからんがの・・。)」
「御託はいいから早く薬湯を作りに行け。」
「やれやれ。年寄りをせかすでない。別にお主が作ってやってもよいんじゃぞぅ。」
翁はため息をつくと薬湯を作る為に部屋を出た。
(別に大したことないと思ってたのになぁ・・。)
熱に加えて寒気が・・・。
昨日散々『風邪をひくからおとなしくしろ』と蒼紫に言われたことを思い出した。
(起きなきゃ、皆さんに心配させちゃう。)
熱いお茶でももらおうと、布団を上げて勝手場へ向かう途中、翁の部屋の前を通るのだがそこには翁と操、そしてもう一人。
(四乃森さんまでいる!)
三人とも武尊の顔を一斉に見る。
その視線に武尊は動揺して
「あ、おはようございます・・・。な、何か(用事でも)ありますか?」
聞いた。
「武尊さん、顔がものすごく赤いよ。爺や、蒼紫様の言った通り武尊さん、風邪ひいてるみたい。」
(え、そんなに顔赤いの?)
と思い蒼紫を見れば『だから言っただろう。』と言わんばかりの顔・・・あうう。
「 土岐君、もう昼は過ぎとるぞ。ま、こんな時間まで起きてこれんかったんじゃ。結構、酷い風邪かもしれんのぅ-。さて、儂の十八番の特製卵酒でもつくるか。」
「爺や、昨日の晩、しこたま飲んでたじゃない~!ただ飲みたいだけでしょう~!」
っと操が突っ込む。
「そんなことないぞ。」
意味ありな笑みとともに勝手場へ向かおうとする翁を武尊は慌てて止めた。
「私お酒はダメなんです!!」
「遠慮することはないぞ土岐君。それを飲めば間違いなく一晩で回復するぞ。」
「いえ、そういう問題ではなく、お酒がダメなんです。飲めないんです!!」
半端じゃない武尊の焦りように翁は本当に飲めんのかと、ちょっと残念そうに
「なんじゃ、土岐君も下戸か。むぅ-仕方がない。もう一つの方、特製薬湯を作るとしようかのぅ。・・。」
それを聞いて操が『げっ』とすごく嫌な顔をした。
「私あの匂いだめ~!爺や、ゴメン私出かけてくるわ!」
と言うと操は逃げて行った。
(どれだけ・・・・すごい薬湯?私も逃げた方がいい?)
と思った武尊は、
「翁さん、私大丈夫ですから。横になっていれば何とかなりますので・・。」
と言ったら
「遠慮は無用じゃ。それに早く回復するに越したことはないぞ。東京行きの船の日どりも決めんといかんしな。」
と言われてしまった。
「そ、そうですよね。・・とりあえず温かいお湯かお茶を頂けないかと思ってきました。」
「勝手場に誰かおる。頼んできなさい。」
「はい、ありがとうございます 。」
武尊は両腕をさすりながらそちらへ向かった。
それを見ていた蒼紫が
「翁、上着は蔵になかったのか。」
「もう、十年以上前のものじゃて、あれもお前のお古じゃが忍び装束以外は殆ど着てないお前は上着などなかろうが。」
「そうか、なにかあてがってやらねばな。」
「・・蒼紫よ、土岐君が来て少し変わったか?」
「俺は何も変わるところはない。」
「そうかのぅ。ま、儂の気の所為かもしれんがの。(面倒見がいいのは御頭としての責任感からか、お主の性格か、それはわからんがの・・。)」
「御託はいいから早く薬湯を作りに行け。」
「やれやれ。年寄りをせかすでない。別にお主が作ってやってもよいんじゃぞぅ。」
翁はため息をつくと薬湯を作る為に部屋を出た。