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16.罪あらば (蒼紫・夢主)
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蒼紫は土岐が自分を見ると、自分が何か・・・何かちょっとした何かを感じることに気が付いた。
が、その微かな感じは、武尊に次の質問をするときにもやのようにとり払われた。
「それにしてもだ・・・土岐はどうして襲われたんだ。」
当たり前の質問であった。
だが、その蒼紫の単純な質問に武尊は返答に困った。
「たぶん、幕末、私に似た人が・・・・・。」
武尊はそこで言葉をいったん止めた。
(それは私に似た人ではなく、私。もう一人の私・・・・。)
何と答えていいか・・・。
蒼紫は武尊の言葉の続きを黙って待つ。
(あ・・・、そうだった。四乃森さんに初めて会った時の四乃森さんの反応・・・。間違いない、知っているんだ十六夜丸を・・。しかも直接。)
武尊は、折角蒼紫が自分を助けてくれたのに十六夜丸は自分だと言えばこの場で殺されかねないと思った。
今までの蒼紫を見る限りではそういう結末にならないとは言えない。
(だけど、もし、十六夜丸が四乃森さんの大事な人を殺してしまっていたなら・・・。)
(それが原因で四乃森さんの人生がとんでもなく狂ってしまっていたなら・・・。)
私は償わなければならない。
例え命を失うことになっても。
---比古との約束が守れなくても・・・。
それが私の罪。
・・・・言わなければいけない。
折角、蒼紫とこんなに普通に話せて互いの心も少し和らいだと思ったのに。
それが今から話すことで瞬時に壊れてしまうことを考えると残念だった。
が、その微かな感じは、武尊に次の質問をするときにもやのようにとり払われた。
「それにしてもだ・・・土岐はどうして襲われたんだ。」
当たり前の質問であった。
だが、その蒼紫の単純な質問に武尊は返答に困った。
「たぶん、幕末、私に似た人が・・・・・。」
武尊はそこで言葉をいったん止めた。
(それは私に似た人ではなく、私。もう一人の私・・・・。)
何と答えていいか・・・。
蒼紫は武尊の言葉の続きを黙って待つ。
(あ・・・、そうだった。四乃森さんに初めて会った時の四乃森さんの反応・・・。間違いない、知っているんだ十六夜丸を・・。しかも直接。)
武尊は、折角蒼紫が自分を助けてくれたのに十六夜丸は自分だと言えばこの場で殺されかねないと思った。
今までの蒼紫を見る限りではそういう結末にならないとは言えない。
(だけど、もし、十六夜丸が四乃森さんの大事な人を殺してしまっていたなら・・・。)
(それが原因で四乃森さんの人生がとんでもなく狂ってしまっていたなら・・・。)
私は償わなければならない。
例え命を失うことになっても。
---比古との約束が守れなくても・・・。
それが私の罪。
・・・・言わなければいけない。
折角、蒼紫とこんなに普通に話せて互いの心も少し和らいだと思ったのに。
それが今から話すことで瞬時に壊れてしまうことを考えると残念だった。