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1.今再び時を越えて (斎藤・研究所の人間・夢主・比古)
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北海道の海は真夏でさえ身を切る様に冷たい。
海水の冷たさに心臓麻痺か、衝撃で首の骨が折れるか、窒息するか、どのみちこの高さからじゃな・・・・。
落ちて行くのはたった数秒なのに死ぬ寸前って時間の流れが極端にゆっくりに感じられるって本当かもと頭の中で思う。
(これで私は自由・・・。)
自由のはずなのに目から涙があふれていくのがわかる。
それでも悲しい気持ちが楽になった気がした。
【武尊・・・。】
誰かが私を呼んでいる。
ああ、幻聴まで聞こえるようになるんだ。
【武尊・・・・。】
頭の中に直接語りかけるような声。
【お前が本当に自分の道を歩きたければこの手をとれ!】
(私の本当の道?私が私でいられるってこと?私は・・・私は・・・・。)
人でいたい・・・・・
武尊は何もないはずの空中に手を伸ばした。
海水の冷たさに心臓麻痺か、衝撃で首の骨が折れるか、窒息するか、どのみちこの高さからじゃな・・・・。
落ちて行くのはたった数秒なのに死ぬ寸前って時間の流れが極端にゆっくりに感じられるって本当かもと頭の中で思う。
(これで私は自由・・・。)
自由のはずなのに目から涙があふれていくのがわかる。
それでも悲しい気持ちが楽になった気がした。
【武尊・・・。】
誰かが私を呼んでいる。
ああ、幻聴まで聞こえるようになるんだ。
【武尊・・・・。】
頭の中に直接語りかけるような声。
【お前が本当に自分の道を歩きたければこの手をとれ!】
(私の本当の道?私が私でいられるってこと?私は・・・私は・・・・。)
人でいたい・・・・・
武尊は何もないはずの空中に手を伸ばした。