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12.ぶらぶら (蒼紫・翁・操・夢主)
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「翁、土岐のことだが。」
翌日早朝、蒼紫がいつものように禅寺へ向かおうと葵屋を出ようとしたとき、外で掃き掃除をしていた翁に話しかけた。
「ん?」
毎朝無言で出て行く蒼紫が今日は立ち止まって何を言うかと思えば、
「・・・・・女と知っていたのか。」
「なぬ!土岐君が・・・。」
翁は武尊が比古に連れられてきたときのことを思い出す。
股の所から褌がちらりと覗いていたのでお稚児さんみたいな男だと思っていたのだが・・。
その時はえらく胸元が開いていて白い肌が覗いていたのぅ・・・・。
「何を想像しているエロじじい。」
蒼紫が目じりが急に下がった翁に釘を刺す。
「蒼紫こそどうして分かったのじゃ。お主も隅に置けぬのぅ。」
「俺はお前が思っているようなことは一切していない。」
「じゃがどうしたのじゃ。土岐君が男であろうが女であろうが蒼紫には関係ないじゃろ。」
「別に土岐に興味があるという訳ではない。ただ・・・、俺は幕末江戸城で土岐に会っている。御庭番の御頭としてこの目に間違いはない。」
「何。」
蒼紫も御頭を務めるほどの男。
その言葉に偽りはないだろう。
だとするとどういうことじゃ。
流石に翁も蒼紫のその一言には驚きを隠せない。
「比古殿の話に寄れば土岐君は町にあまり出たことがなく世間を知ずで緋村君の処へ行く前に町の生活に慣らしてやってくれと言われとる。江戸城へ出入りできる身分であったならその必要もないはずじゃが。」
「出入りではない。侵入だ。」
「な!」
う-む。と考えこんだ翁。
「わかった、蒼紫。少し土岐君のことを調べておこう。」
「頼む。」
そう言うと蒼紫は禅寺へ向かった。
翌日早朝、蒼紫がいつものように禅寺へ向かおうと葵屋を出ようとしたとき、外で掃き掃除をしていた翁に話しかけた。
「ん?」
毎朝無言で出て行く蒼紫が今日は立ち止まって何を言うかと思えば、
「・・・・・女と知っていたのか。」
「なぬ!土岐君が・・・。」
翁は武尊が比古に連れられてきたときのことを思い出す。
股の所から褌がちらりと覗いていたのでお稚児さんみたいな男だと思っていたのだが・・。
その時はえらく胸元が開いていて白い肌が覗いていたのぅ・・・・。
「何を想像しているエロじじい。」
蒼紫が目じりが急に下がった翁に釘を刺す。
「蒼紫こそどうして分かったのじゃ。お主も隅に置けぬのぅ。」
「俺はお前が思っているようなことは一切していない。」
「じゃがどうしたのじゃ。土岐君が男であろうが女であろうが蒼紫には関係ないじゃろ。」
「別に土岐に興味があるという訳ではない。ただ・・・、俺は幕末江戸城で土岐に会っている。御庭番の御頭としてこの目に間違いはない。」
「何。」
蒼紫も御頭を務めるほどの男。
その言葉に偽りはないだろう。
だとするとどういうことじゃ。
流石に翁も蒼紫のその一言には驚きを隠せない。
「比古殿の話に寄れば土岐君は町にあまり出たことがなく世間を知ずで緋村君の処へ行く前に町の生活に慣らしてやってくれと言われとる。江戸城へ出入りできる身分であったならその必要もないはずじゃが。」
「出入りではない。侵入だ。」
「な!」
う-む。と考えこんだ翁。
「わかった、蒼紫。少し土岐君のことを調べておこう。」
「頼む。」
そう言うと蒼紫は禅寺へ向かった。