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11.其々の理由 (蒼紫・夢主)
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やっとの思いで葵屋へ帰って来た武尊は早々に部屋へ戻って畳にぶっ倒れた。
「疲れた~~~~ぁ。」
あの三人が歩く速さの速いこと、速いこと。
昔の人は歩くのが速いのか?ただ私が体力がないのか?
ちょっと休憩・・・。
しばし、うつ伏せに寝転がって脱力していたら
「土岐、入るぞ。」
の声が。
(あ?誰?)
と、疲れて回らない頭で考えつつ首だけ障子の方に向けると
(し、四乃森さん?)
武尊が返事をする前に障子を開けて蒼紫が入ってきた。
まったく予想外の相手に言葉も出ず、しかも、他人の家でくつろぎすぎるぐらいの恰好で脱力している姿を見られ・・・た・・・。
情けないというか恥ずかしいというか、しかし、思いっきりこんな姿をさらしてしまっては慌てて取り繕っても意味がない。
と思ったのでそのまま寝た格好で蒼紫を見た。
「何か御用で・・・。」
別に腕にあざを作るぐらい痛い思いをしたのを恨みがましく思っているわけでは決してなかったが少し嫌味たらしく言ってみる。
蒼紫はそんな武尊のもの言いも聞いているのか聞いていないのか、
「湿布を替えに来た。腕を出せ。」
「・・・・・・・・。」
親切なのか?それにしてはずいぶん上から目線・・・と思いつつも無言の圧力が上からかかる。
「操ちゃんは?」
「操は風呂へ行った。」
「え?風呂って銭湯ですか?」
「いや、葵屋の風呂だが。葵屋は宿泊もできる料亭だからな。」
「風呂・・・・。」
(そういえば以前は風呂に入れたことは一度もかなったぞ。明治になったら風呂って銭湯いかなくても入れるんだ。お風呂入りたいなぁ・・・。)
武尊がお風呂にすっかり夢見心地になってる所に蒼紫が
「風呂に行けるのだったら行った後に貼り替えしたほうがいいな。土岐がそのまま寝てしまいそうだったから来たまでだ。では風呂からあがったら俺の部屋へ来い。」
と言った。
武尊は蒼紫が何かとんでもない事を言った気がしたのでもう一度聞いてみた。
「はい?・・・・何故四乃森さんの部屋ですか?」
「何かまずい事でもあるのか?」
「いや・・・あの・・・別に私、起きているなら湿布の貼り換えは操ちゃんでいいのでは・・・。(まずいだろ、男の部屋に一人でいくなんて。ここの人たちに誤解されたらどうする。)」
そのとき、開けっ放しの障子から風呂上りの操が通るのが見えた。
操も武尊の部屋に蒼紫がいるのが見えて
「あ、蒼紫様、武尊さん、お風呂空きましたからどうぞ-。」
と、歩きながらそう言って、行ってしまった。
「・・・・・・四乃森さんお先にどうぞ。」
「土岐が先に入ればいいだろう。疲れを早く取れ。」
なんというのか・・・・武尊は蒼紫が冷たいのか優しいのか分からない。
でも早く休みたい気持ちはあったから
「すみません、ではお先に入らせていただきます。ついでにお風呂の場所と使い方を教えてください。」
「使い方?」
「あ、入り方とでもいうのでしょうか。ははは・・・。」
「こっちだ。」
蒼紫に案内されてお風呂場に着いた。
「おお-!お風呂だ!」
「疲れた~~~~ぁ。」
あの三人が歩く速さの速いこと、速いこと。
昔の人は歩くのが速いのか?ただ私が体力がないのか?
ちょっと休憩・・・。
しばし、うつ伏せに寝転がって脱力していたら
「土岐、入るぞ。」
の声が。
(あ?誰?)
と、疲れて回らない頭で考えつつ首だけ障子の方に向けると
(し、四乃森さん?)
武尊が返事をする前に障子を開けて蒼紫が入ってきた。
まったく予想外の相手に言葉も出ず、しかも、他人の家でくつろぎすぎるぐらいの恰好で脱力している姿を見られ・・・た・・・。
情けないというか恥ずかしいというか、しかし、思いっきりこんな姿をさらしてしまっては慌てて取り繕っても意味がない。
と思ったのでそのまま寝た格好で蒼紫を見た。
「何か御用で・・・。」
別に腕にあざを作るぐらい痛い思いをしたのを恨みがましく思っているわけでは決してなかったが少し嫌味たらしく言ってみる。
蒼紫はそんな武尊のもの言いも聞いているのか聞いていないのか、
「湿布を替えに来た。腕を出せ。」
「・・・・・・・・。」
親切なのか?それにしてはずいぶん上から目線・・・と思いつつも無言の圧力が上からかかる。
「操ちゃんは?」
「操は風呂へ行った。」
「え?風呂って銭湯ですか?」
「いや、葵屋の風呂だが。葵屋は宿泊もできる料亭だからな。」
「風呂・・・・。」
(そういえば以前は風呂に入れたことは一度もかなったぞ。明治になったら風呂って銭湯いかなくても入れるんだ。お風呂入りたいなぁ・・・。)
武尊がお風呂にすっかり夢見心地になってる所に蒼紫が
「風呂に行けるのだったら行った後に貼り替えしたほうがいいな。土岐がそのまま寝てしまいそうだったから来たまでだ。では風呂からあがったら俺の部屋へ来い。」
と言った。
武尊は蒼紫が何かとんでもない事を言った気がしたのでもう一度聞いてみた。
「はい?・・・・何故四乃森さんの部屋ですか?」
「何かまずい事でもあるのか?」
「いや・・・あの・・・別に私、起きているなら湿布の貼り換えは操ちゃんでいいのでは・・・。(まずいだろ、男の部屋に一人でいくなんて。ここの人たちに誤解されたらどうする。)」
そのとき、開けっ放しの障子から風呂上りの操が通るのが見えた。
操も武尊の部屋に蒼紫がいるのが見えて
「あ、蒼紫様、武尊さん、お風呂空きましたからどうぞ-。」
と、歩きながらそう言って、行ってしまった。
「・・・・・・四乃森さんお先にどうぞ。」
「土岐が先に入ればいいだろう。疲れを早く取れ。」
なんというのか・・・・武尊は蒼紫が冷たいのか優しいのか分からない。
でも早く休みたい気持ちはあったから
「すみません、ではお先に入らせていただきます。ついでにお風呂の場所と使い方を教えてください。」
「使い方?」
「あ、入り方とでもいうのでしょうか。ははは・・・。」
「こっちだ。」
蒼紫に案内されてお風呂場に着いた。
「おお-!お風呂だ!」