※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
10.接点は江戸城 (蒼紫・翁・操・夢主)
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蒼紫は廊下で武尊とぶつかりそうになったとき、自分の目を疑った。
(---何故お前がここにいる。)
忘れもしない、十一年前。
大政奉還後、江戸城にて。
あれと同じ顔、同じ姿をした者が侵入してきたことがあった。
立ちふさがる式尉を一撃でのし、俺と般若の二人掛かりの攻撃をかわし逃げたあの男。
確かに俺は少しは容貌も変わっただろう。
さっきは、思わずかつての侵入者、ということで考えるよりも先に手が出てしまったが、今思えば、一度とはいえ、刃を本気で打ち合った同士なのにまるで記憶のかけらにさえ残っていないような武尊に腹が立ったのだ。
だが先ほど手を掴んで受けた感は十年前とはまるで違う別人。
しかし、十年もたつのにまるで変わっていないその風貌。
徹底した現実主義者の蒼紫はその違和感を確かめずにいられない。
(---何故お前がここにいる。)
忘れもしない、十一年前。
大政奉還後、江戸城にて。
あれと同じ顔、同じ姿をした者が侵入してきたことがあった。
立ちふさがる式尉を一撃でのし、俺と般若の二人掛かりの攻撃をかわし逃げたあの男。
確かに俺は少しは容貌も変わっただろう。
さっきは、思わずかつての侵入者、ということで考えるよりも先に手が出てしまったが、今思えば、一度とはいえ、刃を本気で打ち合った同士なのにまるで記憶のかけらにさえ残っていないような武尊に腹が立ったのだ。
だが先ほど手を掴んで受けた感は十年前とはまるで違う別人。
しかし、十年もたつのにまるで変わっていないその風貌。
徹底した現実主義者の蒼紫はその違和感を確かめずにいられない。