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1.今再び時を越えて (斎藤・研究所の人間・夢主・比古)
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「五郎さん、何を見てらっしゃるのですか?」
「時尾、まだ起きていたのか。」
仕事が遅くなり、帰宅が十二時を過ぎるならば寝ていても構わん。
と、妻、時尾には言ってある。
今日も御多分に漏れず御前様で帰ってきたが寝る前に一服しようと縁側にでると雲の間から月が出ていることに気が付いた。
(・・・・・あれからもう何年になるかな。)
あの夜、俺が十六夜丸から離れてすぐ落雷があった。
最近になって調書を調べると落雷により大砲三門使用不能に。
歩兵五十人の死傷者の損害があった。とある。
その落雷の御蔭で無事撤退できた。
あの落雷は偶然か?十六夜丸によるものなのか・・・。
それ以来十六夜丸の消息は知れない。
・・・・死んだのか?
俺達でさえ死んだ者は墓をつくることも許されず賊軍として扱われた。
ましてどちらの軍にも属さず一人者ならなおさら行方は分からん・・・か。
欠けていく月を見るたび刹那愛した女を思い出す。
「時尾、まだ起きていたのか。」
仕事が遅くなり、帰宅が十二時を過ぎるならば寝ていても構わん。
と、妻、時尾には言ってある。
今日も御多分に漏れず御前様で帰ってきたが寝る前に一服しようと縁側にでると雲の間から月が出ていることに気が付いた。
(・・・・・あれからもう何年になるかな。)
あの夜、俺が十六夜丸から離れてすぐ落雷があった。
最近になって調書を調べると落雷により大砲三門使用不能に。
歩兵五十人の死傷者の損害があった。とある。
その落雷の御蔭で無事撤退できた。
あの落雷は偶然か?十六夜丸によるものなのか・・・。
それ以来十六夜丸の消息は知れない。
・・・・死んだのか?
俺達でさえ死んだ者は墓をつくることも許されず賊軍として扱われた。
ましてどちらの軍にも属さず一人者ならなおさら行方は分からん・・・か。
欠けていく月を見るたび刹那愛した女を思い出す。