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8.下山~葵屋へ (比古・夢主・翁)
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「だれじゃいな・・・。こんな夜更けに。」
葵屋の主人・・・翁がいち早く勝手口の音に気が付き起きた。
カタン。
勝手口の扉が開く。
扉の向こうには白マントの男。
その男が誰だかは一目瞭然。
「おお、これは比古殿。いかがなされた。」
まさかの比古の突然の訪問に少し驚いた翁であった。
「翁、すまんがちょいとばかし、頼みがあってきたんだが。」
「比古殿の頼みとあれば、こちらから願い出てでも是非承りたいのぅ。」
少し前、志々雄との決戦があり、この葵屋でも戦闘があった。
志々雄の部下の十本刀の交戦の際、敵の破軍・・・大男、不二の前にあわやこれまでと思った時比古が到着して勝利を収めることが出来たのだった。それに葵屋修繕の大金ももらった大恩人なのだ。
「そういってもらえるとありがたい。実はこいつを剣心の所に送っていってもらいたいんだが・・・。おい、武尊。」
比古が名前を呼ぶとマントの後ろにいて見えなかったが武尊が青い顔をしておずおずと前に出てきた。
翁は武尊の大きすぎる上着を羽織っただけの恰好に驚いた。
武尊は数日ぶりの比古以外の人間の声にすくんでいた。
落ち着こう、気にしないでおこう、と頭では思ってもやはりついこないだの崖に追い詰められた時の感覚が甦り毛穴から汗がにじむ。
「こいつはちょっと訳ありで世間のことをよく知らねぇ。人見知りも・・・してるな。」
比古はああ、予想通りの反応だと思ったが言葉を続けた。
「この通り、あまり人馴れしてないんだが、、、あと、すまないが男物の着物とさらしと履物をあてがってもらえないだろうか。」
「承知した。葵屋の主の儂が責任を以て預かろう。」
「恩にきるぜ、翁。」
「まあ、ここで立ち話も何じゃ。中でお茶でもいかがかな。」
「そうだな。それでは少し頂いていくとするか。」
そう言って三人は葵屋に入っていった。
葵屋の主人・・・翁がいち早く勝手口の音に気が付き起きた。
カタン。
勝手口の扉が開く。
扉の向こうには白マントの男。
その男が誰だかは一目瞭然。
「おお、これは比古殿。いかがなされた。」
まさかの比古の突然の訪問に少し驚いた翁であった。
「翁、すまんがちょいとばかし、頼みがあってきたんだが。」
「比古殿の頼みとあれば、こちらから願い出てでも是非承りたいのぅ。」
少し前、志々雄との決戦があり、この葵屋でも戦闘があった。
志々雄の部下の十本刀の交戦の際、敵の破軍・・・大男、不二の前にあわやこれまでと思った時比古が到着して勝利を収めることが出来たのだった。それに葵屋修繕の大金ももらった大恩人なのだ。
「そういってもらえるとありがたい。実はこいつを剣心の所に送っていってもらいたいんだが・・・。おい、武尊。」
比古が名前を呼ぶとマントの後ろにいて見えなかったが武尊が青い顔をしておずおずと前に出てきた。
翁は武尊の大きすぎる上着を羽織っただけの恰好に驚いた。
武尊は数日ぶりの比古以外の人間の声にすくんでいた。
落ち着こう、気にしないでおこう、と頭では思ってもやはりついこないだの崖に追い詰められた時の感覚が甦り毛穴から汗がにじむ。
「こいつはちょっと訳ありで世間のことをよく知らねぇ。人見知りも・・・してるな。」
比古はああ、予想通りの反応だと思ったが言葉を続けた。
「この通り、あまり人馴れしてないんだが、、、あと、すまないが男物の着物とさらしと履物をあてがってもらえないだろうか。」
「承知した。葵屋の主の儂が責任を以て預かろう。」
「恩にきるぜ、翁。」
「まあ、ここで立ち話も何じゃ。中でお茶でもいかがかな。」
「そうだな。それでは少し頂いていくとするか。」
そう言って三人は葵屋に入っていった。