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5.告白 (比古・夢主)
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少し向こうに川に注ぐ小さな流れがあって、丁度低い崖の下あたりで小さな泉から透明な水がこんこんと湧き出ていた。
あまりにも透明で水がないみたいに底が見える。
武尊は両手で水をすくうと顔を洗った。
「ふぅ・・・!。冷たい!」
ついでに冷たくなった手でこめかみを押さえる。
「話しちゃた、比古さんに。未来から来たって信じてもらえたかなぁ・・・・。」
自分で自分に話ながら自分で再確認した自分の身の上。
武尊はもう一度水を両手で汲むと、今度は飲んだ。
喉を透明な液体が喉を滑るように落ちて行く。
「比古さんにもう一つの事も言わなくっちゃ・・。でもそれで軽蔑されたら・・・・。」
武尊ははっとした。
たった一晩なのに自分がこんなに比古を頼っていることを。
ちらっと意地の悪さが見える時もあるけど、ずっと気を使ってくれてることを武尊は感じていた。
そして比古に引かれ始めていることを。
だから、比古が自分を軽蔑したら・・・・。
武尊はそれを恐れた。
そうなったら、今度こそ死のう、そう思った。
(作り物の私の居場所なんてこの世界にはない・・)
「できれば最後は比古さんの手で・・斬ってくれたら本望なんだけどな。」
武尊は頭を垂れてちょっと寂しそうに笑った。
その時
『俺は十三年も待ったんだ。』
と言った比古の言葉が急に思い出された。
(どういう意味だったんだろう。何を待ってたのかな・・。)
考えても思いつかない。話はまだ終わってなかったと武尊は立ち上がった。
見上げた空は青かった。
あまりにも透明で水がないみたいに底が見える。
武尊は両手で水をすくうと顔を洗った。
「ふぅ・・・!。冷たい!」
ついでに冷たくなった手でこめかみを押さえる。
「話しちゃた、比古さんに。未来から来たって信じてもらえたかなぁ・・・・。」
自分で自分に話ながら自分で再確認した自分の身の上。
武尊はもう一度水を両手で汲むと、今度は飲んだ。
喉を透明な液体が喉を滑るように落ちて行く。
「比古さんにもう一つの事も言わなくっちゃ・・。でもそれで軽蔑されたら・・・・。」
武尊ははっとした。
たった一晩なのに自分がこんなに比古を頼っていることを。
ちらっと意地の悪さが見える時もあるけど、ずっと気を使ってくれてることを武尊は感じていた。
そして比古に引かれ始めていることを。
だから、比古が自分を軽蔑したら・・・・。
武尊はそれを恐れた。
そうなったら、今度こそ死のう、そう思った。
(作り物の私の居場所なんてこの世界にはない・・)
「できれば最後は比古さんの手で・・斬ってくれたら本望なんだけどな。」
武尊は頭を垂れてちょっと寂しそうに笑った。
その時
『俺は十三年も待ったんだ。』
と言った比古の言葉が急に思い出された。
(どういう意味だったんだろう。何を待ってたのかな・・。)
考えても思いつかない。話はまだ終わってなかったと武尊は立ち上がった。
見上げた空は青かった。