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プロローグ (夢主)
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絶対安静から数日後、腕を吊っていた包帯も取れ、傷口のテープの交換が終わった。
交換の時に傷口を見るとしっかり傷痕が残っていた。
「まあ、仕方がないよね。神経損傷はないっていうからリハビリ頑張らなくちゃ。」
昨晩は行けなかった京都の名所をパソコンでずっと見ていたので夜ふかししてしまった。
朝シャワーを浴びた後、素っ裸で鏡の前に立つ。
鏡を覗き込んで自分の右頬を見て見るが3本傷などどこにもない。
(こうやって毎日見てるけど傷ないよね、、当たり前だよねぇ。)
武尊の部屋の壁の一面はガラスになっており、そこからは日本海が見える。
バスローブを羽織り、エソプレッソマシーンでエソプレッソにミルクをたっぷり注いだコーヒーが武尊のお気に入りだ。
窓ガラス側に置いたカウンターテーブルで海を見ながらコーヒーを飲むのが最近のスタイル。
武尊の目は遠く海を見つめる。
最近いつもあの夢を思い出す。長かった幕末の夢。
夢の中だというのに妙にリアリティすぎたのが妙に気になっていた。
特に夢の終盤の死体なんてそうだ。
そしてふと撃たれた肩にそっと触れた。
(この傷はもしかして母成峠で十六夜丸になった時に戦闘に巻き込まれて撃たれた・・・とか?)
な-んてね。
夢の中で起きた事が現実の体に影響を及ぼすなんてあるのだろうか。
あるわけないじゃん、と武尊は思う。
(それにしても夢のなかで恋をした男が新撰組だったなんてすごい設定だな。)
→→→→→→夢の中で処女喪失。
(有り得ないでしょ!!)
夢を思い返す度に結局そこに話が行くので回想を強制ストップさせる。
変なところで頭を悩ませるので武尊は斎藤がどうなったかネットで見ようとコーヒーを片手にパソコンの電源を入れた。
「”斎藤一”、検索・・・。」
お、戊辰戦争を生き抜いて明治に生き残ったんじゃん。
なになに、東京で警部補・・・。
へー、警官になったんだ・・。
あ、北海道にも来たことあるのか。
へぇ~~~~。
お、結婚して3人の子供あり。
チク。
心の隅がちょっとだけ痛んだ気がした。
嫉妬?
なんで昔の人に嫉妬しなくちゃいけないんだと自分で突っ込みを入れる。
武尊は立ち上がり、気分転換にもう一杯コーヒーを作った。
再び窓際の椅子に座ると空を見あげた。
武尊は海も好きだがこの果てしない蒼い空が好きだった。
この空はずっと大陸まで続いてる・・・・。ちっぽけな自分を忘れてしまうこの大きな空。
見ているだけでそう思えるこの大きな空が好きだった。
(斎藤さんもこの空を見てたのかな・・・・。)
空に向かって想いが漏れる。
「はじめ・・。」
名前を口にするだけで胸が暴れ出しそうになる。
ああ、もしかしてこれが恋?
だとすると私は夢の中のあの人に恋をしたんだ。
交換の時に傷口を見るとしっかり傷痕が残っていた。
「まあ、仕方がないよね。神経損傷はないっていうからリハビリ頑張らなくちゃ。」
昨晩は行けなかった京都の名所をパソコンでずっと見ていたので夜ふかししてしまった。
朝シャワーを浴びた後、素っ裸で鏡の前に立つ。
鏡を覗き込んで自分の右頬を見て見るが3本傷などどこにもない。
(こうやって毎日見てるけど傷ないよね、、当たり前だよねぇ。)
武尊の部屋の壁の一面はガラスになっており、そこからは日本海が見える。
バスローブを羽織り、エソプレッソマシーンでエソプレッソにミルクをたっぷり注いだコーヒーが武尊のお気に入りだ。
窓ガラス側に置いたカウンターテーブルで海を見ながらコーヒーを飲むのが最近のスタイル。
武尊の目は遠く海を見つめる。
最近いつもあの夢を思い出す。長かった幕末の夢。
夢の中だというのに妙にリアリティすぎたのが妙に気になっていた。
特に夢の終盤の死体なんてそうだ。
そしてふと撃たれた肩にそっと触れた。
(この傷はもしかして母成峠で十六夜丸になった時に戦闘に巻き込まれて撃たれた・・・とか?)
な-んてね。
夢の中で起きた事が現実の体に影響を及ぼすなんてあるのだろうか。
あるわけないじゃん、と武尊は思う。
(それにしても夢のなかで恋をした男が新撰組だったなんてすごい設定だな。)
→→→→→→夢の中で処女喪失。
(有り得ないでしょ!!)
夢を思い返す度に結局そこに話が行くので回想を強制ストップさせる。
変なところで頭を悩ませるので武尊は斎藤がどうなったかネットで見ようとコーヒーを片手にパソコンの電源を入れた。
「”斎藤一”、検索・・・。」
お、戊辰戦争を生き抜いて明治に生き残ったんじゃん。
なになに、東京で警部補・・・。
へー、警官になったんだ・・。
あ、北海道にも来たことあるのか。
へぇ~~~~。
お、結婚して3人の子供あり。
チク。
心の隅がちょっとだけ痛んだ気がした。
嫉妬?
なんで昔の人に嫉妬しなくちゃいけないんだと自分で突っ込みを入れる。
武尊は立ち上がり、気分転換にもう一杯コーヒーを作った。
再び窓際の椅子に座ると空を見あげた。
武尊は海も好きだがこの果てしない蒼い空が好きだった。
この空はずっと大陸まで続いてる・・・・。ちっぽけな自分を忘れてしまうこの大きな空。
見ているだけでそう思えるこの大きな空が好きだった。
(斎藤さんもこの空を見てたのかな・・・・。)
空に向かって想いが漏れる。
「はじめ・・。」
名前を口にするだけで胸が暴れ出しそうになる。
ああ、もしかしてこれが恋?
だとすると私は夢の中のあの人に恋をしたんだ。