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289.長い夜、長い物話(7)(比古・夢主)
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「”薬”を飲んでも全然ましにならなかった。
操ちゃんを探しながらふらふらして歩いてたら、そのうち身体の内側が変な感じがしてきた。
だんだんと身体の中を巡る血がすごく熱くなって、何か内側から爆発しそうな力が溢れそうだった。
ハッとして立ち止まって自分を見ると今まで見た事がない量のオーラ、青い陽炎が自分から溢れていてギョっとした。
半端じゃないオーラの量に驚いた時、前の方からすごい音がして少し先の部屋の扉が吹き飛んだ。
何だ?っと思っていたらまたガガガガガガって大きな音がして、今度は弾丸が廊下の壁に跳ね返った。
男の叫ぶ声がしたからもしやと思ってその部屋へ入ると、向こう側に数人の倒れた男、しゃがみ込んでる操ちゃん。そして、ガトリングガンを操ちゃんに向けている観柳が目に飛び込んできた。
私はすかさず観柳と操ちゃんの間に入った。
その時、観柳から聞いたの。アヘンの実験に使ったのは観柳を裏切った元部下で、晒し者になるように死体を鴨川に流したって。
で、それを話し終わると『お前たちも死ねっ』って叫んでガトリングガンをぶっ放してきた。
だけど・・私はその時全然怖くなかった。
自在に動かせるようになっていたオーラ。
薬を飲んだせいなのか有り得ないほどの強く莫大なオーラの量。
ガトリングガンに負ける気が微塵もしなかった。
実際、それでガトリングガンをはじく鉄壁を作り、操ちゃんと一緒に観柳を殺した。
あ、観柳は殺したけど、操ちゃんが殺したわけじゃないからね!」
慌てて弁解する武尊を見ながら比古は驚いていた。
(ガトリングガンを防ぐだと?そんな事が有り得るのか?)
だが武尊がそんな作り話をするはずがない。
やはりそれは十六夜丸の力なのか?
比古がそう思っていると、武尊が少しだけ小さい声で詳細を話した。
「オーラで防御と攻撃の同時使用は出来ないと思ったから、観柳の隙を突いてガトリングガンのリンクにクナイを打ち込んでもらったの。
ガトリングガンを使用不能にしてそこにオーラで作った銃で観柳を撃った。
十六夜丸が私の身体を使って人を殺していたのをあんなに非難していたのにね・・観柳も殺しちゃった・・。」
話して武尊は比古を見て少し悲し気に笑った。
しかし武尊は、今、思い返しても観柳を殺したことに対して少しも後悔も懺悔の念も起きなかった。
そんな武尊の頭にポンっと比古の大きな手がのった。
ハッとして武尊は比古を大きな目に見つめた。
「そんな顔するんじゃねぇよ。俺も武尊と同じだ。俺がその場にいたら俺が観柳を殺 った。」
(比古さん・・)
ポンポンと武尊の頭を優しく叩いた。
「それでどうなった。」
「うん・・観柳を撃った後、私は反動で倒れた。オーラは放出すると気力を持っていかれるというか、枯渇すると気を失うみたい。操ちゃんが揺り起こしてくれたんだけど正直もう動けないと思った。
そんな時追い打ちをかけるように爆音とともに床が揺れた。観柳が倒れた奥の床から炎も噴出したし・・。
ガトリングガンがあるくらいだから、武器庫も当然ある。ということは弾薬もあるし、あの揺れから考えるとダイナマイトもあったかもしれない。
・・ダイナマイトっていうのは爆発物ですごい威力があるの。
間もなくここは炎に包まれると思ったから、今度こそ操ちゃんを無事逃がそうと一芝居打った。私はもうオーラを使い果たして起き上がれなかったから・・。
外の馬小屋に観柳の悪事を書い秘密の書類があるから先に行って取って来てってお願いした。
操ちゃんが走り去って行くのを見て私は気を失った・・。」
武尊は一息吐くと、お茶をすすった。
操ちゃんを探しながらふらふらして歩いてたら、そのうち身体の内側が変な感じがしてきた。
だんだんと身体の中を巡る血がすごく熱くなって、何か内側から爆発しそうな力が溢れそうだった。
ハッとして立ち止まって自分を見ると今まで見た事がない量のオーラ、青い陽炎が自分から溢れていてギョっとした。
半端じゃないオーラの量に驚いた時、前の方からすごい音がして少し先の部屋の扉が吹き飛んだ。
何だ?っと思っていたらまたガガガガガガって大きな音がして、今度は弾丸が廊下の壁に跳ね返った。
男の叫ぶ声がしたからもしやと思ってその部屋へ入ると、向こう側に数人の倒れた男、しゃがみ込んでる操ちゃん。そして、ガトリングガンを操ちゃんに向けている観柳が目に飛び込んできた。
私はすかさず観柳と操ちゃんの間に入った。
その時、観柳から聞いたの。アヘンの実験に使ったのは観柳を裏切った元部下で、晒し者になるように死体を鴨川に流したって。
で、それを話し終わると『お前たちも死ねっ』って叫んでガトリングガンをぶっ放してきた。
だけど・・私はその時全然怖くなかった。
自在に動かせるようになっていたオーラ。
薬を飲んだせいなのか有り得ないほどの強く莫大なオーラの量。
ガトリングガンに負ける気が微塵もしなかった。
実際、それでガトリングガンをはじく鉄壁を作り、操ちゃんと一緒に観柳を殺した。
あ、観柳は殺したけど、操ちゃんが殺したわけじゃないからね!」
慌てて弁解する武尊を見ながら比古は驚いていた。
(ガトリングガンを防ぐだと?そんな事が有り得るのか?)
だが武尊がそんな作り話をするはずがない。
やはりそれは十六夜丸の力なのか?
比古がそう思っていると、武尊が少しだけ小さい声で詳細を話した。
「オーラで防御と攻撃の同時使用は出来ないと思ったから、観柳の隙を突いてガトリングガンのリンクにクナイを打ち込んでもらったの。
ガトリングガンを使用不能にしてそこにオーラで作った銃で観柳を撃った。
十六夜丸が私の身体を使って人を殺していたのをあんなに非難していたのにね・・観柳も殺しちゃった・・。」
話して武尊は比古を見て少し悲し気に笑った。
しかし武尊は、今、思い返しても観柳を殺したことに対して少しも後悔も懺悔の念も起きなかった。
そんな武尊の頭にポンっと比古の大きな手がのった。
ハッとして武尊は比古を大きな目に見つめた。
「そんな顔するんじゃねぇよ。俺も武尊と同じだ。俺がその場にいたら俺が観柳を
(比古さん・・)
ポンポンと武尊の頭を優しく叩いた。
「それでどうなった。」
「うん・・観柳を撃った後、私は反動で倒れた。オーラは放出すると気力を持っていかれるというか、枯渇すると気を失うみたい。操ちゃんが揺り起こしてくれたんだけど正直もう動けないと思った。
そんな時追い打ちをかけるように爆音とともに床が揺れた。観柳が倒れた奥の床から炎も噴出したし・・。
ガトリングガンがあるくらいだから、武器庫も当然ある。ということは弾薬もあるし、あの揺れから考えるとダイナマイトもあったかもしれない。
・・ダイナマイトっていうのは爆発物ですごい威力があるの。
間もなくここは炎に包まれると思ったから、今度こそ操ちゃんを無事逃がそうと一芝居打った。私はもうオーラを使い果たして起き上がれなかったから・・。
外の馬小屋に観柳の悪事を書い秘密の書類があるから先に行って取って来てってお願いした。
操ちゃんが走り去って行くのを見て私は気を失った・・。」
武尊は一息吐くと、お茶をすすった。