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289.長い夜、長い物話(7)(比古・夢主)
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(比古さんには全部話すって決めてた・・一 のことも、蒼紫のことも、そして自ら十六夜丸になったこともすべて・・)
武尊は心の中で「うん。」とうなずきながら話を続けた。
「操ちゃんも御庭番衆だからそれなりに強い思うんだけど、観柳は東京の屋敷内にガトリングガンを置くような奴だし、実際、蒼紫の部下もそれで殺されている。
だから今回も何か武器を隠しているんじゃないかという可能性があった。
他に仲間もいるはずだし・・操ちゃんが危ないから追いかけたかったんだけどアヘンのせいで体が全然いう事をきなかくて・・
そんな時、クナイを取り出す時に切った口から出る血を飲み込んだ時に閃いたのが”あの薬”を飲むこと。
神谷道場から奪還したただ1つの薬包を私は肌身離さず持っていた。
一 が教えてくれた十六夜丸の治癒の力。
私はそれに期待して自分の血で薬を飲み込んだ。」
比古は緊張した目で武尊の話を聞いていた。
武尊は比古の目を見て、ふっと緊張感を抜いて言った。
「でもね、十六夜丸は出てこなかったの。十六夜丸が出てきたら『アヘンで不調なこの体を治せ』っていうつもりだったんだけど・・。
前から考えていたことだったんだけど、薬を命令したい人の血で混ぜて飲ませて十六夜丸を操れるのだったら、自分で飲んだら無敵じゃないかって・・。」
「そうだな。」
比古は相槌を打ちながら、そのことについて前から疑問を持っていた。
自分と張り合ったあの強さ。そして迷いなき暴力・・そして死ぬほどの傷を治す治癒力。まさに無敵。
自分で無敵になれるものならなぜ自ら服用しないのか。
いや、それよりも先程の十六夜丸。
あの時は自分と武尊の二人しかいなかった。
他の人間が武尊に薬を飲ますことは不可能だ。
だとすると、先程の十六夜丸は武尊の意思だったのか?
ならばいつ薬を飲んだ?
何故『自分を殺して』と言ったのか。
次から次へと湧き出る疑問。
しかし比古はその答えが想像できない。
武尊の話を最後まで聞くしかないと思いつつも、
(呪術者が最強になれる薬を飲まないのには何か理由があるはずだ。まあ、闇討ちが多かった幕末と違って今のご時世、顔バレしたら終わり、というのもあるんだろうが・・何かもっと根本的な理由が・・)
その理由をもう少しでひらめきそうだと思ったが武尊が話を始めたので比古はそのまま耳を傾けた。
武尊は心の中で「うん。」とうなずきながら話を続けた。
「操ちゃんも御庭番衆だからそれなりに強い思うんだけど、観柳は東京の屋敷内にガトリングガンを置くような奴だし、実際、蒼紫の部下もそれで殺されている。
だから今回も何か武器を隠しているんじゃないかという可能性があった。
他に仲間もいるはずだし・・操ちゃんが危ないから追いかけたかったんだけどアヘンのせいで体が全然いう事をきなかくて・・
そんな時、クナイを取り出す時に切った口から出る血を飲み込んだ時に閃いたのが”あの薬”を飲むこと。
神谷道場から奪還したただ1つの薬包を私は肌身離さず持っていた。
私はそれに期待して自分の血で薬を飲み込んだ。」
比古は緊張した目で武尊の話を聞いていた。
武尊は比古の目を見て、ふっと緊張感を抜いて言った。
「でもね、十六夜丸は出てこなかったの。十六夜丸が出てきたら『アヘンで不調なこの体を治せ』っていうつもりだったんだけど・・。
前から考えていたことだったんだけど、薬を命令したい人の血で混ぜて飲ませて十六夜丸を操れるのだったら、自分で飲んだら無敵じゃないかって・・。」
「そうだな。」
比古は相槌を打ちながら、そのことについて前から疑問を持っていた。
自分と張り合ったあの強さ。そして迷いなき暴力・・そして死ぬほどの傷を治す治癒力。まさに無敵。
自分で無敵になれるものならなぜ自ら服用しないのか。
いや、それよりも先程の十六夜丸。
あの時は自分と武尊の二人しかいなかった。
他の人間が武尊に薬を飲ますことは不可能だ。
だとすると、先程の十六夜丸は武尊の意思だったのか?
ならばいつ薬を飲んだ?
何故『自分を殺して』と言ったのか。
次から次へと湧き出る疑問。
しかし比古はその答えが想像できない。
武尊の話を最後まで聞くしかないと思いつつも、
(呪術者が最強になれる薬を飲まないのには何か理由があるはずだ。まあ、闇討ちが多かった幕末と違って今のご時世、顔バレしたら終わり、というのもあるんだろうが・・何かもっと根本的な理由が・・)
その理由をもう少しでひらめきそうだと思ったが武尊が話を始めたので比古はそのまま耳を傾けた。