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285.長い夜、長い物話(3)(比古・夢主)
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「その翌朝はまだ熱があったけど、自分は昨晩の当事者だし出勤しなくっちゃと思ったんだけど、斎藤さんに先手を打たれて私の制服は時尾さんが洗っちゃって、仕方なしに半日寝てました。午後、ようやく起き上がれるようになって時尾さんの買い物についていきました。
ほら私・・居候でしょ。野菜とか重たいしそれくらい持たなくっちゃと思って。そしたら陶器市があって少し寄ってみたら。比古さんの作ったのがあったよ。・・お金がなかったから買えなかったけど。」
「よく俺のだと分かったな。」
「京都の新進の陶芸家の作品だって言ってたし、そうでなくても何となく感じたよ、比古さんのじゃないかって。何か嬉しくってぽろっと涙がでた。私に頑張れって言ってると思って。」
比古は自分が作った物がまさか東京で武尊の心の助けになっていたとは思いもよらなかったが、その話は嬉しいものだった。
「その翌日はちゃんと出勤しました。でもなぜか夜会の事件の報告書は警備担当の警察ではなく、海軍の方で作るということになっていて、私の射撃のことも何も問われなくてうやむやに終わっていました。
少し時間が出来た斎藤さんと十六夜丸の話をしました。
そこで十六夜丸が人斬りだった緋村さんと殺りあったことを知り、緋村さんに会うのがとても憂鬱になりました。
斎藤さんを除いて、私が十六夜丸だと分かった人は蒼紫にしても、最初からとても分厚い壁を作ってこっちを見てくる。どう転ぶか分からないけれども比古さんが送り出してくれたからには一度は会いに行かなければと思いました。
斎藤さんが恐らく十六夜丸のことを沢山知っていると思って、過去に十六夜丸が何をしたかを聞きました。
でも斎藤さんは『誰の首が吹っ飛んだとか、胴からはらわたがはみ出たとか、そんなことが聞きたいのか。』って言うから『違う、そんなんじゃない。』と私は言った。
今までは最初は自分が殺してしまったり傷つけたりしたのだったらこの身に代えても償わなければと思っていた。
でも自分が人を殺した時、守れるのは自分だけだって思った時、私の最善はあれしかなかった。だから十六夜丸が何をしたか、ちゃんと聞いて自分で考えたい。良かったのか悪かったのか。
そう言った。
だけど、斎藤さんの返事は、『俺達新撰組の連中が十六夜丸に限らずそんなことで謝られたいとでも思うか。隊務で命を落とすことにいちいち相手が悪いという事自体士道に反する。』ということだった。
己の信念に基づいて闘った者達は皆覚悟の上で、その結果についてどうこういう者はない。
そう言われたことは驚きだったし大いに困惑することだった。
だから私は食い下がった。
『私さえいなければ新選組の皆さんも他の人もは死ななくてすんだ!』って。
そうしたら、
『思いあがるなよ。殺られた方が弱かっただけにすぎない。』って。
『思いあがるな』と言われて私には返す言葉がなかった。
それから色々諭されました。何が良くて何が悪いのかなど立場によって変わる、判断するのは己自身の正義だけということ。今の私に出来ることは二度と十六夜丸にされなないようにすることじゃないのかって。
正論を言われて納得しましたが今一つすっきりしていない私に彼はとっておきの・・馬車の中で答えてくれなかったことを教えてくれました・・
それは、十六夜丸が会津の山中で斎藤さん達の部隊に会って沢山の怪我人の怪我を十六夜丸の力で治して官軍から逃げられるようにしてくれたこと、それから、官軍の鉄砲から斎藤さんを庇って撃たれたこと。自分は十六夜丸に助けられたと言いました。
・・その話を聞いて、私は初めて十六夜丸に感謝をしました。」
2026.2.18
ほら私・・居候でしょ。野菜とか重たいしそれくらい持たなくっちゃと思って。そしたら陶器市があって少し寄ってみたら。比古さんの作ったのがあったよ。・・お金がなかったから買えなかったけど。」
「よく俺のだと分かったな。」
「京都の新進の陶芸家の作品だって言ってたし、そうでなくても何となく感じたよ、比古さんのじゃないかって。何か嬉しくってぽろっと涙がでた。私に頑張れって言ってると思って。」
比古は自分が作った物がまさか東京で武尊の心の助けになっていたとは思いもよらなかったが、その話は嬉しいものだった。
「その翌日はちゃんと出勤しました。でもなぜか夜会の事件の報告書は警備担当の警察ではなく、海軍の方で作るということになっていて、私の射撃のことも何も問われなくてうやむやに終わっていました。
少し時間が出来た斎藤さんと十六夜丸の話をしました。
そこで十六夜丸が人斬りだった緋村さんと殺りあったことを知り、緋村さんに会うのがとても憂鬱になりました。
斎藤さんを除いて、私が十六夜丸だと分かった人は蒼紫にしても、最初からとても分厚い壁を作ってこっちを見てくる。どう転ぶか分からないけれども比古さんが送り出してくれたからには一度は会いに行かなければと思いました。
斎藤さんが恐らく十六夜丸のことを沢山知っていると思って、過去に十六夜丸が何をしたかを聞きました。
でも斎藤さんは『誰の首が吹っ飛んだとか、胴からはらわたがはみ出たとか、そんなことが聞きたいのか。』って言うから『違う、そんなんじゃない。』と私は言った。
今までは最初は自分が殺してしまったり傷つけたりしたのだったらこの身に代えても償わなければと思っていた。
でも自分が人を殺した時、守れるのは自分だけだって思った時、私の最善はあれしかなかった。だから十六夜丸が何をしたか、ちゃんと聞いて自分で考えたい。良かったのか悪かったのか。
そう言った。
だけど、斎藤さんの返事は、『俺達新撰組の連中が十六夜丸に限らずそんなことで謝られたいとでも思うか。隊務で命を落とすことにいちいち相手が悪いという事自体士道に反する。』ということだった。
己の信念に基づいて闘った者達は皆覚悟の上で、その結果についてどうこういう者はない。
そう言われたことは驚きだったし大いに困惑することだった。
だから私は食い下がった。
『私さえいなければ新選組の皆さんも他の人もは死ななくてすんだ!』って。
そうしたら、
『思いあがるなよ。殺られた方が弱かっただけにすぎない。』って。
『思いあがるな』と言われて私には返す言葉がなかった。
それから色々諭されました。何が良くて何が悪いのかなど立場によって変わる、判断するのは己自身の正義だけということ。今の私に出来ることは二度と十六夜丸にされなないようにすることじゃないのかって。
正論を言われて納得しましたが今一つすっきりしていない私に彼はとっておきの・・馬車の中で答えてくれなかったことを教えてくれました・・
それは、十六夜丸が会津の山中で斎藤さん達の部隊に会って沢山の怪我人の怪我を十六夜丸の力で治して官軍から逃げられるようにしてくれたこと、それから、官軍の鉄砲から斎藤さんを庇って撃たれたこと。自分は十六夜丸に助けられたと言いました。
・・その話を聞いて、私は初めて十六夜丸に感謝をしました。」
2026.2.18